パンタナール展の気になる魚
2019.08.02 (金)
国崎
パンタナール展がスタートしています。連日大賑わいです。
展示されている魚種で個人的に好きな魚をピックアップします。
プラタ川の砂地で確認したとされる「かわいい小さな魚たち」水槽
その中で砂地にたたずむ細長い魚—それはロリカリアです。
現地名はカスクードハパカノーアというそうです。
以前、10周年企画展での調査でペルーアマゾンに出向いた時
たくさんのロリカリアに出会うことができました
アマゾン川の本流から支流まで、砂地や砂泥底がある場所では
必ず生息していました。吻先の丸いタイプから尖っているものまで
種類が豊富だったことを覚えています。
扁平な体で砂地に身を潜めたり、餌を砂ごと飲み込んで鰓から砂を吐き出したり
観察していて飽きることのない魚です。同じ企画展で展示しているプレコやファロウェラに似ていますが、口の形状を見ると食性が少し違うようです。小動物やデトリタスなどの腐食性の物質を好んで摂取しているようなので、飼料に配慮しながら飼育していきます。
常設展示にもロリカリアの仲間がいますよ。1階水草水槽の上・中段の水槽です。
中段にいるロリカリアは普段なかなか姿をみせてくれません。
捜してみてください!
カテゴリー 企画展・特別展示
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