子育て中のママにこそ、水族館を思い切り楽しんでほしい
2011.12.09 (金)
平日の昼、館内ではベビーカーを押すママの姿を多く見かけます。
育児や家事の合間に少しだけほっとしていただける時間でしょうか。
幼稚園や保育園に入園前の小さなお子さんたちは、
その小さな瞳をキラキラ輝かせながら
目の前でゆっくりと泳ぐ魚や生き物を見つめています。
お母さんは、そんなわが子の成長がうれしくて写真をパチリ。
このようなほんわかした光景に、私たちも嬉しくなってしまいます。
小さなお子さんたちは、歩くことや走ることが楽しくて、いろんなことに興味があって、
心やからだがどんどん発達していく時期です。
この時期だからこそ、いろんなものを見せてあげたり、教えてあげたり、
一緒になって遊んであげたりしたいですよね。
私たちは、子育て中のママにぜひ、お子さんと一緒に
水族館に来ていただきたいと思っています。
水族館のスタッフは、生き物の大切な命を預かる仕事。
来館してくださったお客様に、命の大切さや
生き物の不思議について、少しでも多くのことを伝えたいと考えています。
そんな私たちの思いは、水槽の設計にもあらわれています。
当館の水槽の高さは、お子さんにも見やすいように低い位置にあり、
水槽にはりついて間近に泳ぐ魚たちを見られるようになっています。
これらの展示はきっと、お子さんの好奇心や冒険心を大いにかきたて、
心や脳の発達にも良い影響があったり、
癒しの効果があったりするのではないかと考えています。
お子さんはもちろん、お母さんたちも。
でも、お子さんが何よりも嬉しいのはきっと、
優しいお母さんがいつも近くにいて一緒に笑ってくれること。
そんなささやかで幸せな時間を水族館が提供できれば、
水族館の生き物は皆、水そうの中で
いきいきと暮らしています。
その姿を見て、子どもさんたちは純粋な心で大切な何かを感じてくれるはずです。
そして、ここで育んだ「感受性」や「創造力」は、大人になっても色あせることはありません。
「心豊かな、好奇心あふれる子どもに育ってほしい」というお母さんの思いを、
アクア・トトぎふは応援していきたいと考えています。