ゆらめくイトヨ
2011.12.20 (火)
田上
トゲウオ展ついにはじまりました。
先日のブログではオザキ氏が、長年恋焦がれていたハリヨから、あっさりとイトヨに心変わりしたと報告されていました。
この驚くほどの「女心と秋の空」っぷりに、我々は失笑を禁じえないわけですが、それはさておきイトヨ日本海型の展示水槽。
ちょっと雰囲気が違います。
その理由はここだけ海をイメージしており、ちょっとした造波装置をつけているからです。
(イトヨは海に下ります)
造波装置と偉そうに言っていますが、波を起こすというよりは、
乱流をおこすといった方がよいでしょうか。
まあ、水槽上部にいわゆる「ししおどし」を設置しています。
これは2008年8月のマンスリー水槽で、潮間帯の生物を展示した時に使用したもので、
90cm定格水槽とはいえ、少しでも雰囲気をだせないかと、適当に作ってみました。
すると、なかなかどうして、ケヤリムシとかゆらめいて非常に良い感じじゃない!
もう、テンション急上昇です。
「これ良くない?ねぇ、これ良くない?」と連呼する今夜はブギーバック状態の私を、
皆は「うん、良いね。ぜひ、今度使わせて。」と、
今思うと非常に軽い返事でかわされていました。
私はホントにみんなが使ってくれると思っていたんです。しかし結果は、3年4カ月の放置。
この悲しみをどうすりゃいいの?誰が僕を救ってくれるの?と打ちひしがれる私を、
トゲウオ展担当者、ハタノ・オザキ両名がようやく救ってくれたのでした。
ゆらめくイトヨ、カッコイイです。
次にこの装置が使われるのは、これまでの流れを踏襲すると計算上2014年。
ブラジルでのワールドカップが開催される年ですね。
それでは皆様「アテ ローゴ!」
※注:特別展は始まったばかりです。
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