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里山再生プロジェクト 前編

2012.03.01 (木)

村山

こんにちは。今日は春らしい活動を紹介します。

 

「松森里山再生グループ」と、「岐阜・美濃生態系研究会」が中心になって行っている

里山再生プロジェクトがあります。



松森里山再生グループは、「地域の自然環境を再生し希少動植物を保護し、

子どもたちが自然観察できるような場所に整備したい」とのことから発足した、

建設会社の社長さんが代表を務める、ボランティア団体です。



それらの方々の呼びかけで、去る2月24日、

地元の美濃市立中有知小学校4年生の皆さんとともに、

ヤマアカガエルの産卵場所のゴミ拾いが行われました。


そして、私は、せんえつながら講師として招かれ

参加させていただきました。


とても、みなさん熱心で、

里山再生をなんとしても現実にするぞという思いが伝わり、

参加させていただいた私は、襟を正す思いでした。


この日のスケジュールは、下記の通り。



1、ヤマアカガエルの話(私が担当させて頂きました)

2、ゴミ拾い

3、干上がりそうな場所の卵を、別の水たまりに移動

4、看板の設置



では、まず、1、「ヤマアカガエルの話」からいきましょう。


ヤマアカガエルは、今の時期(初春というか感覚的には冬)に産卵するカエルです。

雨の降った温かい夜にいっせいに産卵場所に集まって卵を産みます。


まだまだ寒さがぶり返すこの時期ですから、

場合によっては卵が凍結し死んでしまうこともあります。

DSCN0074.jpgのサムネール画像写真中央の、黒っぽいもやもやっとしたのが卵塊です。ざっと10匹分ありそうです。


日当たりがよく、浅い水たまりに産卵することが多く、

これは、太陽光によって水温が少しでも上がり、

卵やオタマジャクシが速く成長するようにとの親ガエルの配慮と言われています。


と、こんな話感じの話をさせていただきました。

小学生のみなさんは熱心に聞いてくださいました。

画像 071.jpgのサムネール画像

さて、次は、班に分かれてみんなでゴミ拾いです。

 

 

車を走らせながら、心ない人がゴミを投げ捨てていくんですね。

信じられないというか、本当にあってはならないことだと思いますが、これが現実です…。

画像 079.jpgのサムネール画像

多かったのは、ビン、カン、長靴、それにタイヤ…、後はなぜか

ウエットスーツも捨てられていました。

 

1時間拾って軽トラックいっぱいのゴミを回収しました。

 

そして次は、・・・長くなったので、それは続編に。

 


 

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