パンタナール展の気になる魚 その②
2019.10.06 (日)
国崎
10月に入り涼しくなってきました。パンタナール展は連日賑わっております。
展示されている魚種で、個人的に好きな魚をピックアップしています。
今回はプラタ川での小枝や流木を再現した水槽
ここでの主役はタイトルの通り、枝にそっくりな魚ファロウェラですが、私のお気に入りは流木や枝の間を縫うように泳ぐ丸っこい魚・・・、それはシルバーダラーです。
日本で使われているこの名前は、ーアメリカ1ドル貨幣のような銀色に輝く丸っぽい魚からーきています。
開館10周年企画展での調査でペルーアマゾンに出向いた時、アマゾン川の支流でこの魚に出会うことができました。
体高のある丸っぽいカラシンは、常設展示のミロソマやメチニスなどのパクーの仲間と同様に、私のお気に入りの魚のひとつであります。カラシン類はアゴや歯が発達しています。
シルバーダラーも丈夫なアゴと歯を持っていて、植物の葉や茎など植物質のものも食べることができます。
常設展示にもなんとシルバーダラーがいますよ!ご存知でしたか?
1階アマゾン川の魚Ⅰ シルバーアロワナのいる水槽です。
大型のパクーたちの影に隠れている感じはありますが、水槽の一番奥側、浮いている流木が集まっている場所の下に、数尾ですがいつも群れています。
もう何年も飼育していますから、大きい個体は全長15㎝位にはなっているでしょうか。
是非、探してみてくださいね!
画像が粗くてすいません。中央にいるのがシルバーダラーです。
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