プロ野球開幕~パート4~
2012.04.11 (水)
こんにちは。
飼育員2年目、岩本です。
4月のマンスリー水槽の生き物たちを紹介するこのコーナーも残りわずか。
今日は、中日VS巨人!
というわけで、とってもジャイアントなこの生物をご紹介したいと思います!
「スポッテッド・ジャイアント・ハチェット」
約6センチて!
小さッ!!!
なんて、言わないで下さい。
割と大きいんです。
ハチェットと呼ばれる魚の中ではね。
ん?ハチェット???
ハチェットとは何ぞや?
と思われた方、まずはその形をご覧ください。
ハチェットとは、英語で手斧の意。
う~ん、言われてみれば、斧のような不思議な形。
ハチェットとは、ハチェットフィッシュとも呼ばれる、ガステレクス科に分類される魚の総称です。
もーーーっと簡単に言うと、上の写真のような、斧みたいな形をした魚の総称というわけです。
そしてこのハチェット達、水面付近、すなはち水槽の上層部を泳ぐことで有名な魚なのですが、
もう一つ、有名な点があります。
それは・・・
飛び出死すること。
飛び出死(とびだし)とは、水槽から水のない外部へ飛び出してしまい死んでしまうこと。
ピョーンと跳ねた勢いでそのまま飛び出して、そして死んでしまうのです。
写真には残せませんでしたが、私も実際にハチェットが跳ねている姿を目撃しました。
というわけで、今回のマンスリー水槽でも「飛び出死対策」は万全。
少しわかりにくいかもしれませんが、水槽のフタの上にさらに重りを乗せて、飛び出さないようにしています。
おかげで、展示されている2匹のハチェットは今日も元気に過ごしているというわけです。
飼育員2年目、ハチェットから学んだフタの重要性でした。
おしまい♪
おまけ
ハチェットの正面からの胸ビレを見たら、飛び出死の理由もわからんでもない!?