驚きの赤さ!
2019.10.31 (木)
中野
みなさん、こんにちは。
7月より始まりました企画展も、終了まで残り1か月ちょっとになりました。
企画展では、実際にパンタナールで様々な種類の魚を発見した環境を再現し、展示していますので、水槽一つ一つにテーマを設けています。
そのテーマごとに違った種類の魚を展示しているのですが、実は1種類だけ2つの水槽に展示している魚がいます。
それがこちらの真っ赤な魚
「マトグロッソ」です!
なぜ2つの水槽に展示しているのかといいますと、水槽のテーマにあります。
水草が生い茂った場所で発見したこと。
小枝などがたまっているところでも発見したこと。
とても色が派手で綺麗なのですが、飼育展示して初めて、同じ種類の魚なのに違う点がでてきました。
それがこちらで、
水草で明るめの水槽のマトグロッソ。
小枝がたまっている、少し暗めな水槽のマトグロッソ。
体の色が全然違うのです。
水草水槽の方は、驚きの赤さです!
アップにして比べてみると
こんなにも違います。
オスとメスの違いではないようです。また、同じ餌を与えているので餌の違いでもありません。
この2つの水槽の水質や照明の明るさなど飼育環境が違うので、その影響が大きいことが考えられますが、それでも同じ種類の魚で、ここまではっきり変わってしまうとは驚きです!
ちなみに、どのくらいの時間で色が変わるのかと試してみたところ、個体を入れ替えると半日もしないうちに、他の個体と見分けがつかなくなるので、更に驚きです!
残りの期間内に、もう少しこの種について調べてみますので、結果が得られたら報告したいと思います。
ぜひ、この2つの水槽にいるマトグロッソを、見比べてみてくださいね。
カテゴリー 企画展・特別展示
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