時は来た。
2012.06.05 (火)
田上
お待たせしました。
ようやく展示することが出来ました。コガタブチサンショウウオの卵のう!
展示水槽も地下伏流水をイメージした、こじゃれたモノとなっています。
しかもタゴガエルの幼生とセットで展示という豪華さ。
どちらも当館で繁殖したのですよ。
この2種をセットで展示した理由。
それは両種の幼生(オタマジャクシ)とも、「餌を食べなくても卵黄の栄養だけで変態することができる」からです。
また、日のあたらないところで成長するわけですから、どちらの幼生も体色は薄く、なんとも儚く美しい。
コガタブチサンショウウオのほうは、卵のうの中でクリンクリン動くようになっており、
タゴガエルにいたってはもう後肢が生えてきました。
刻一刻と成長しています。
お早めに、そして何度も通って観察してもらえたら、おじさんとってもうれしいです。
写真はすべてコガタブチ。タゴガエルの紹介は堀江真子さんに任せます。
以前、サンショウウオファンにアツい展示をお届けするとの宣言し、
非常にプレッシャーを感じていたのですが、一応形になって一安心です。
当初思い描いていた展示内容はどうにも算段がつかず、
タゴガエル繁殖の知らせとともに進行方向を思いっきり変更したことは
絶対にバレない仕上がりに私は満足しています。
満足しています。
いや、ホントに。
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