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2012.09.16 (日)
波多野
脇役と言えば脇役か。
ココロの中では主役級。
水族館では、魚、鳥、カエルやサンショウウオなど様々な生きものを展示しています。
でもそれ以外にも水槽の中には水草などの植物も入っています。
この水草などがないと水槽として殺風景で見栄えがしっくりこないのです。
普段はあまり気にとめられることの少ない水草たちですが、
とても良いんです(と個人的には思っています)。
緑を見ていると癒される感じありませんか?
水族館では展示水槽を潤すようなこの水草も育てて、時折、植込みをしています。
なかでも、水草に付いた気泡、これがまたステキです。
水草が光合成をしたり、水槽の水を交換した時など、
葉に気泡を付けてキラキラと輝く姿はなんとも癒されます。
どうでしたか?
水草と気泡のコラボ。
なかでも気泡が次々と水上へ上がっていく様子は、見ていて心地よく感じてしまいます。
生きものは一定のリズムをもって生命を維持し生活を送っていますが、
実はこのような周期的なリズムだけではなく、生きものは「ゆらぎ」と呼ばれる
明確なリズムのない変動をも持って生きているのです。
ろうそくの炎の揺らめきやホタルが光る間隔、川のせせらぎの音などには
「1/f ゆらぎ」と呼ばれる成分があり、ヒトに心地よさを与えているとも言われています。
私たちもこの水草の気泡が浮き上がる姿に「1/f ゆらぎ」を感じているのでしょうか。
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
カテゴリー アクア・トトの生き物
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