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水族館での困りごと・・・巻貝駆除

2019.12.06 (金)

廣瀬

時として、展示水槽内に巻貝が爆発的に増えることがあります。

写真のように1匹、2匹ならまだ気にならないのですが、増えすぎるとアクリル全面についています。すると、展示生物が見えにくくなってしまいます。

 

そこで登場するのが、皆さんご存知の「コイ」です。

「コイ」って巻貝を食べるの?と思うでしょう。

コイは雑食性で水草、貝類、甲殻類、昆虫類、ミミズなどいろいろなものを食べています。コイの口に歯はないですが、喉の奥に咽頭歯という歯があり、硬い貝の殻もこの歯で砕いて食べることができます。

 

そこで、巻貝を食べてもらうために、巻貝が増えすぎた水槽にコイを投入することにしました。

現在は3階のハリヨの水槽と、2階の草地水溜まりの魚(雨季)、雲南省の魚Ⅱの水槽にコイが入っています。

 

 

何度も来館されているお客様には、「この水槽にコイが入っているのはなぜですか?」と質問を受けることもありますので、「巻貝駆除用です」と答えて納得していただいています。

通常これらの水槽にはコイはいないため、「今だけですよ。」の説明ポップもつけています。

 

 

この写真のように底砂に口を突っ込んで、底砂の中の巻貝を捕食する姿が見られるかもしれません。そんなコイに注目して観察してみてください。

コイを入れると2~3日で、水槽のアクリル面に巻貝が付くことはなくなります。コイの食欲おそるべしです。巻貝がコイに食べられているのもありますが、コイを避けるように巻貝たちも底砂の中に潜って出てこなくなります。

増えた巻貝を手作業で駆除していたことを考えると、コイの巻貝駆除効果は絶大で、コイ1尾入れただけで水槽から巻貝の姿が無くなります。

今後も巻貝が増えている水槽に、コイを順次移動して駆除していきますので、いつもはいないコイが水槽に入っていたら、「巻貝駆除中!」と思ってください。

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カテゴリー  アクア・トトの生き物
キーワード 廣瀬
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