世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

おもしろ飼育コラム一覧
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クリスマスイブの夜に

2019.12.25 (水)

堀江真

当直です。

 

みなさまこんばんわ。

今夜は雲一つない、星のきれいなクリスマスイブの夜です(これを書いている日)。

空を見上げたらサンタとトナカイも見れちゃいそうな澄んだ空。

 

私の目線の先には、カピバラです。

けっこう”ぽちゃり”なので、空を駆け上がっていくトナカイにはなれそうにありません。

 

当直は生き物や、水槽の設備などに異常がないか見回りをしつつ、スタッフの制服やタオル類などの洗濯、あとはこうしてパソコンに向かって何かしらやっています。

 

今日はブログを書く日!それでは、先ほど見回りをしながら生き物の様子をいろいろ撮ってきましたので、ご紹介していきます。

見回りの時も、生き物を驚かせないように、暗めの懐中電灯を使います。

間近でライトをあてないように注意を払っていますので、少し見えづらい画像ばかりになりますがお許しを…。

 

まずは長良川上流エリアから。

アカザです。

アカザのアルビノ(生まれつき黒色色素をもたない)個体。

1匹だけですが、2018年9月から展示しています。

昼間は石の下に隠れていて、尾だけとかヒゲだけしか見えないことが多いのですが、夜はご覧の通り全身丸見え。

この個体はエサ食いがとてもよく、1年ちょっとでずいぶん体格がよくなったような気がします。

 

 

隣の水槽には無防備なアジメドジョウたち。

昼間は砂にもぐっていることが多いのですが、夜はわらわらと地表にあらわれて、じっとしています。

光を当てても全く動じない。昼と夜とで、様子が全然ちがうアジメドジョウです。

 

 

続いて希少淡水魚コーナーです。

夜のホトケドジョウ。

こちらも夜は丸見えです。

ケガや病気をしている個体はいないかどうか、夜に観察するようにしています。

 

 

河口の水槽ではアシハラガニがお食事中。

石についたコケかなにかを器用にハサミあしでつまんで、口元に持っていきます。

アシハラガニは夜行性ですから、夜は堂々としていて活動的!魅力的!

 

 

こちらのアシハラガニは…何をしているのかな?

楽しそうですし、気持ちよさそうですね。

 

 

最後にバックヤードのビリンゴ繁殖水槽から。

現在はこんな感じです。あのかっこいい婚姻色(※1)はまだ出ていませんが、良い状態で真冬を迎えることができたので、春にはまた産卵がみられるかもしれません。期待できそうです。

(※1 かっこいい婚姻色)

 

 

みなさまいかがでしたか?夜の水族館は。

毎日見ているわたしでも、生き物の昼と夜のちがいはおもしろいので、この場で少しだけですが紹介できてよかったです。

 

さて、今年も残すところあとわずかとなりました。

1年間本当にありがとうございました。

来年も、清々しい雰囲気で、家族で楽しめて、生き物を尊く感じられる、そんな水族館を目指してがんばりますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

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カテゴリー  アクア・トトの生物バックヤード日本淡水魚
キーワード 堀江真
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