稚魚は幼魚に、成魚は老魚へ・・・
2013.01.22 (火)
みなさん、覚えていらっしゃいますか?
昨年の今頃、愛をこめてブログ記事を綴ったあのサツキマスの子供たち。
ご存じない方はこちら・・・
今年こそ・・・
その後・・・
その後のその後(そして魚は泳ぎ出す・・・)
成長は至って順調ですよ
1月15日の休館日に、ついにデヴューを果たしました。
水槽内をワラワラと泳ぎ廻っております。
生まれてから約1年。全長は15㎝ほどにまで成長しました。
パーマークも明瞭で、かわいらしい♡
うんうんホントに大きな病気もなく、ここまで成長してくれたもんだ・・・(泣)
今回は、とりあえず、30尾の展示です。
まだバックヤードの予備水槽には、まだまだいるんですが、とりあえず30尾です。
そして、それに加えて、今年も水槽内で産卵が見られておりましたので、
今年も受精卵をゲットすべく、水温13.5℃の水の中へダイビングしました。
しかし、昨年よりも成績が悪く、水底砂礫中5箇所に卵の埋設があったものの、
その大半が、白濁している状態でした。
つまり、卵が受精していなかったか、
埋設後の通水不良で発生途中で死んでしまったかが考えられますが、
いづれにせよ、来年は改善の余地アリってとこですね。
こちらが取り上げた、受精卵です。
数えてみると、117粒。昨年と比べると約半分の数に止まりました。
このうち、発眼しているもの(ピントが甘くてごめんなさい)もありましたので、
なんとかふ化に至ればと願う次第です。
展示水槽内では、産卵シーズンも終りに近づき、
その命もそろそろ終焉を迎えることになるでしょうが、
そこは、若い命で繋いでくれたら、本望です。
おじいちゃんシャツとヒートテックの二枚重ねを着込み、
ネオプレーン地のドライスーツ
(実は浸水しまくりで、ほぼウエットスーツ状態)を身に纏い、
頭にはフードをかぶり、
手にはウインターグローブという防寒対策万全の装備で臨んでの、この作業・・・
やはり我を突き動かすは「愛」。