世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

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コツメカワウソのナガラ

2013.01.17 (木)

堀江(真)

こんにちは。

秋にイベントでアクア・トトの1日館長を務めてくれたお友達との約束…

 「コツメカワウソの個体識別のしかたをブログにアップする!!」

というもの。年が明けちゃって本当にすみません。

 

アクア・トトに来てくれるたびに、個体識別に挑戦しているけど、

ぜんぜんわからないんだそう。

わたしもカワウソを担当するまでは、毎日眺めててもまったく見分けがつきませんでした。

それが、カワウソを担当することになり、見分けられないんじゃ仕事にならんので、

当時カワウソを担当していたスタッフに絵を描いてもらいました。

 

その時の絵がこちら。

1.16-1.jpg 6年ぐらい前のものなので今とはメンバーがちがっていますが、ナガラとミナミは今も元気です

というわけで、今回はやや気性のあらいナガラから紹介することにします。

 

 <ナガラのプロフィール>

 出生日:2000年12月22日産まれ(12才)

 出生場所:オランダの動物園

 性別:オス

1.16-2.jpg

 ←のところにある黒い点がナガラの特徴です。(上のイラストでも同じ目印です)

アクア・トトには2004年のオープン直前にやってきました。

 前にいたサツキとの間に、全部で9頭の子どもを産み育てたビックダディです。

 

今はミナミと2頭でなかよく暮らしています。 

1.16-3.jpg 寝てるとかわいいんだけどなー…。

 

 やや気性があらい。これが子育て中ともなるとちょー気性があらいに変わります。

そこにいるだけで、怒って向かってきます。

こんなかんじで。

 1.16-4.jpg

 目つきもちょっとけわしいです。

 

でも、スタッフにはテキビシいナガラですが、 ミナミにはメロメロで頭が上がらないようです。

エサを食べるときは、遠慮して「最初の一切れはミナミがたべなよ」といった感じで待ってるし、

自分がお腹いっぱいになっると、「コレあげる」ってミナミにエサをあげるし、

プールに入る時も陸地に上がる時も、夜、寝室に入る時も、

「ミナミが行くならオレも行く」と言わんばかりに、行動を共にしています。

 

コツメカワウソの寿命は一般的に10~15才と言われています。

ナガラも気付けばそんな年です。

昔と比べると寝てる時間が増えたし、怒って向かってくることも少なくなりました。

1年でも1ヶ月でもミナミと一緒に元気でいてほしいなぁと、思っています。

つぎは、ミナミを紹介したいと思うのですが、

ミナミは動いてばっかりでぜんぜん写真を撮らせてくれません。困った。

 

 

 

 

 

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カテゴリー  コツメカワウソ
キーワード 堀江(真)
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