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おもしろ飼育コラム一覧
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ハコネサンショウウオ幼生

2013.03.06 (水)

田上


3.7-1.jpg

あと少しで渓流展も終了となります。

 

このハコネサンショウウオ幼生達も特別展終了後はバックヤードに移動させます。

ハコネサンショウウオといえば、先月、筑波山地に生息しているものが、

新たにツクバハコネサンショウウオ Onychodactylus tsukubaensis として新種記載されました。

そんな、今アツいサンショウウオであるハコネサンショウウオの幼生、今後の展示は未定です。

じゃあ、いつ見るか?

今でしょ!

 

話を展示にもどします。

卵嚢からまだでてきていない個体もいるので、見比べても面白いです。

また、ハコネサンショウウオの卵嚢は、非常にしっかりとしていて、

ちょっとやそっとじゃ破れそうにないシロモノです。

どうやって出てくるかと言うと、

幼生は孵化酵素を分泌して、頑丈な卵嚢をいわばよわーくして出てきます。

3.7-2.jpg

幼生が出た後の卵嚢は、こんな風に出てきたところだけ穴があいた状態です。

こんなのも、今ならみれます。

 

ハコネサンショウウオの幼生は姿形も特徴的。

3.7-3.jpg

このように黒いツメや、あしに膜ヒレをもっています。

 

バックヤードに今年生まれのカスミサンショウウオの幼生がいますので、

ぜひ比較して展示したいところですが、

特別展のコンセプトとずれるのでまたの機会に。

それでは皆様、

ハコネだけにやくコネーとみれませんとだけお伝えして、筆を置きたいと思います。

 

ごきげんよう。

 

●例の脱出した幼生

3.7-4.jpg

まだココにいます…。

 

 

 

 

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カテゴリー  企画展・特別展示日本の両生類
キーワード 田上
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