ハコネサンショウウオ幼生
2013.03.06 (水)
田上
あと少しで渓流展も終了となります。
このハコネサンショウウオ幼生達も特別展終了後はバックヤードに移動させます。
ハコネサンショウウオといえば、先月、筑波山地に生息しているものが、
新たにツクバハコネサンショウウオ Onychodactylus tsukubaensis として新種記載されました。
そんな、今アツいサンショウウオであるハコネサンショウウオの幼生、今後の展示は未定です。
じゃあ、いつ見るか?
今でしょ!
話を展示にもどします。
卵嚢からまだでてきていない個体もいるので、見比べても面白いです。
また、ハコネサンショウウオの卵嚢は、非常にしっかりとしていて、
ちょっとやそっとじゃ破れそうにないシロモノです。
どうやって出てくるかと言うと、
幼生は孵化酵素を分泌して、頑丈な卵嚢をいわばよわーくして出てきます。
幼生が出た後の卵嚢は、こんな風に出てきたところだけ穴があいた状態です。
こんなのも、今ならみれます。
ハコネサンショウウオの幼生は姿形も特徴的。
このように黒いツメや、あしに膜ヒレをもっています。
バックヤードに今年生まれのカスミサンショウウオの幼生がいますので、
ぜひ比較して展示したいところですが、
特別展のコンセプトとずれるのでまたの機会に。
それでは皆様、
ハコネだけにハやくコネーとみれませんとだけお伝えして、筆を置きたいと思います。
ごきげんよう。
●例の脱出した幼生
まだココにいます…。
カテゴリー 企画展・特別展示日本の両生類
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