アシカショーにデビューしました
2020.02.02 (日)
皆さんこんにちは。
ご挨拶が遅れまして、申し訳ありません。
私、去年の4月に入社しました、平出です。
入社してから、あっという間に1年が経とうとしています。
右も左もわからなかった私ですが、去年の12/25、アシカショーにデビューしました。
ショーデビューをするまでに約5か月間トレーニングや稽古をしました。
今回は、デビューをするまでについて書かせていただきます。
まず初めは、カリフォルニアアシカのマリンに給餌する(餌を与える)ことからはじめました。
アシカに給餌すること自体私には初めてのことだったので、給餌の仕方や注意することなど、基本的なことを一から先輩に教えてもらいました。
問題なく給餌することができるようになったら、次はマリンに指示を出すサインを覚えて、実際にマリンにサインを出してその通りにマリンが行動してくれるようにトレーニングをします。
初めてマリンにサインを出して、マリンが反応し行動してくれた時は、マリンと心が通じ合ったような気がして、嬉しくて感動したのを今でも覚えています。ですが感動し過ぎてしまい、マリンに「できているよ」と伝える為のホイッスルを吹き忘れるという失態をしてしまいました。
そんな心が通じ合えたサインですが、手の動きによる「ハンドサイン」や、声による「ボイスサイン」など50種類以上もあります。
これらのサインは、ショーで披露する種目(輪投げやフラフープなど)の他に、健康診断をするためのハズバンダリーを目的としたものまであり、トレーナーの意思を動物に伝える重要な「言葉」になっています。
マリンはこれを全て覚えてその通りに行動できるので賢いですよね。
毎回すごいなぁと感心します。
そしてサインや種目を全て覚えて問題なく出来ると、次はショーの練習です。
まずは、ショーの流れ(サインを出すタイミングなど)を一通り行いました。
それが問題なくできたら、ショーの台本の内容をスムーズに行えるようにマリン無しの立ち稽古をしました。
何日間もマリン無しの立ち稽古をし、先輩方からOKが出たら、次はステージ上でマリン有りの立ち稽古をしました。
これがとても苦戦しました。
上手く話せなかったり、アドリブが出てこなかったり、言葉の引き出しが少なく、思い通りにいかなくて、自信を無くしかけました。
しかし日々の稽古の中で先輩からのアドバイスやビデオを見て自分を客観的にみることで、改善し少しずつ前に進んで頑張っていきました。
そして、マリン有りの立ち稽古でもOKが出て、ドキドキのアシカショーのデビュー日を迎えることとなりました。
ショーデビューの日は、マイクの不具合などのハプニングもありましたが、笑顔で頑張りました。先輩方からも「よく頑張りました」と言ってもらい、嬉しかったです。マリンも私のサインに対してきちんと反応してくれて良かったですし、感謝です。
これからも、ショーの時間が来てくださった方々の素敵な時間となるよう、日々精進していきます。
まだまだ未熟な私ですが、どうぞ宜しくお願い致します。
そして、ぜひマリンに会いに遊びに来てくださいね。
お待ちしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。