世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

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水族館の困りごと・・・落ち葉の巻

2020.02.06 (木)

廣瀬

アクア・トト ぎふの館内ではいろんな植物が見られますが、3階、4階には本物の植物が植えてあります。

 

ホウノキやイタヤカエデ、ミズナラ、トキノキ等いろんな種類があるのですが、秋から冬にかけて落葉樹は、枯れた葉を落とします。

はらはらと落ちてくる落ち葉は季節を感じ風情があるのですが、この時期は量が半端ではありません。

 

特に水槽内に落ち葉がたまると、ろ過循環の配管にはりついたり、オーバーフローに詰まったりと設備的な事故につながる恐れがあります。その為、スタッフは開館準備の時間にできる限り回収しています。

 

 

これはコツメカワウソの水槽の写真。

大量の落ち葉が浮いていますね。

 

ここまでたまると開館作業時の落ち葉回収がとても大変になり、通常の3倍以上の時間がかかるのです。というのも浮いている落ち葉はササッと掬うだけで終わるのですが、水槽の底に沈んでいるものや、流木や擬岩の下に入り込んだ落ち葉はベタッと張り付いてなかなか取るのが難しいです。

 

 

これはアズマヒキガエルの水槽。

ここは植物や石の間に落ち葉が入り込んで、取っても取っても終わらない・・・

 

 

これはコイの水槽。

落ち葉は底に沈んで、端の方に固まっていますね。この水槽はウェーダーを履いて水槽の落ち葉を回収します。ウェーダーを履いていると、動きにくく落ち葉回収の難易度が上がります。うまく取れない落ち葉は潜水掃除の際に回収することもあります。

落ち葉は季節を感じることができる、アクア・トト ぎふには無くてはならないものですが、事故を未然に防ぐためにも日々落ち葉と格闘しながら回収しています。

そんな私たちもこの作業をすることで季節を感じています。

 

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カテゴリー  アクア・トトの生き物
キーワード 廣瀬
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