企画展 ふしぎな水ゾクッ館 【展示生物紹介①】
2013.07.21 (日)
こんにちは!
今年の夏季特別展「ふしぎな水ゾクッ館 ~妖怪たちに出会う夏~」が
ついに始まりました!
そこで皆様に今回の企画展をより楽しんでいただけるよう、
展示生物や展示内容を、ご紹介したいと思います!
記念すべき第一回の登場生物は、前回のブログで少し登場した
テングカワハギです!
見た目の通りそのまんま「天狗」です!
口(吻:ふん)が管のように吐出しているのが大きな特徴です。
容姿が鮮やかで動きもとても可愛らしいので、
海水魚を飼育する人には大変人気がありますが、
自然界では主にサンゴのポリプを食べているので、
餌付けが難しく飼育難易度が高い魚としても知られています。
私自身、この魚を知った時の衝撃を今でも覚えています!
本来は琉球列島~西大西洋までの暖かい海に生息していますが、
本州沿岸では黒潮などの海流によって、運ばれてきた個体が
本州の冬の寒さに耐えきれずに死んでしまう
「死滅回遊魚」としても知られています。
話は変わりますが、
今回の妖怪展に合わせてテングカワハギはこのような感じで展示しております!
見た目「海水」ではなく「淡水」のような感じですが…
予備槽から展示槽に移動した時に、餌を食べてくれるかどうか心配でしたが
移動してから直ぐに冷凍餌料を食べてくれたので一安心です!
口が小さいので、一日に3~5回程に分けて給餌を行っています。
餌にふらふらと近付いて、餌を吸いこむ様子はとても興味深いですよ。
タイミングが合えば給餌風景をご覧頂けるかもしれません!
今回の特別展で一番気を使っている生き物は間違いなく、
この「テングカワハギ」です。
今のところ、とても状態が良いので気は楽になりましたが、
それでも休みの日や夜寝る前にはこの魚が頭の中に必ず出てきます。
「病気になってないかな…」「餌食べてるかな?」等々…
出勤した時はこの魚から見るのが日課となっております!
特別展期間中無事に展示出来るように頑張っていきたいと思いますので、
みんなでアクア・トトぎふに見に来てくださいね!