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不思議な水ゾクッ館~展示生物紹介②~

2013.08.28 (水)

嶋津

こんにちは!

少し期間が空いてしまいましたが、

不思議な水ゾクッ館の展示生物を紹介したいと思います!

 

みなさんは「妖怪 土蜘蛛」ってご存知ですか?

8.26-0.jpg

日本の怪談に登場する、巨大なクモの妖怪です。

 

そこで、

この「妖怪 土蜘蛛」をイメージして展示しているのがこちら↓

8.26-2.jpg

チリアン・コモンというタランチュラの仲間で、

別名を「ローズヘアータランチュラ」といいます。

主にチリからアルゼンチンにかけて分布しています。

  

タランチュラの仲間は毒を持っていますが、

このチリアン・コモンは、比較的毒が弱いとされています。

 

びっくりするかもしれませんが、実はこのタランチュラは

2006年11月のマンスリー水槽「ハロウィン」で登場した

同一個体なのです。

今現在は2013年9月前半…

トトに来てから7年目に突入しております!

 

「クモなのにそんなに長生きするの?」

と思う方たくさんいらっしゃると思いますが、

タランチュラの仲間は比較的寿命が長く、

種類にもよりますがオスは5年くらい、

メスは数10年も生きる個体がいます。

 

圧倒的にメスが長生きします。

当館のタランチュラはメス(♀)です!

 

さらにアクア・トトに来てからは

大きさがほとんど変わっていないので、

推定ですが10年以上生きていると思います。

日本に生息しているジョロウグモの仲間の寿命は約1年なので、

それと比較すると寿命が長いのも不思議ですが、

もっと不思議なことが突然やって来る「絶食」です。

 

チリアン・コモン(ローズヘアータランチュラ)の

生息している場所は気温が高く、

とても乾燥している厳しい環境です。

そういった環境に生息しているので、

長期の絶食や乾燥に耐えられるように適応していると思われます。 

絶食すると1~3ヶ月は食べません。

 

容器に水を入れてありますが、

飲んでいるかどうかも分かりません。

この絶食が年に数回突然やってきます。

しかもお腹はパンパンな上に、見た目も健康体ですし、

特に弱っている気配もありません。

いつ餌を食べ始めるか全く分かりませんので、

最初の内はとても戸惑いました。

 

今でも絶食が終わった後に

餌を食べ始める様子を見ると、安心します。 

 

余談ではありますが、個人的には

水族館でのタランチュラ長期飼育記録レコードを目指しています!

 

夏休みも終わってしまいましたが、

皆さんアクア・トトぎふに遊びに来て下さいね! 

 

 

 


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カテゴリー  企画展・特別展示
キーワード 嶋津
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