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不思議な水ゾクッ館~展示生物紹介③~

2013.09.18 (水)

嶋津

 

こんにちは!

 

今回、登場する展示生物は「アオジタトカゲ」です!

 

9.18-1.jpg

 

 

アオジタトカゲの仲間は

インドネシア東部~オーストラリアにかけて分布している

雑食性のトカゲです。

名前の通り「青い舌」を持っています。

 

今回の企画展では

岐阜県のご当地妖怪「ツチノコ」にちなんで紹介しております!

「ツチノコって妖怪?」

と思う方々もたくさんいらっしゃると思いますし、

どちらかというと「未確認動物(UMA)」

としてのイメージが強いと思います。

 9.18-2.jpg

そこで妖怪の本(大人になって読むとこれが意外に面白い)を読んでみると、

「猛毒を持つ槌蛇(つちへび)」といった形で

様々な紹介がされておりました。

 

私が小学生だった

1980年代半ば~1990年代前半にかけては、

夏休みになると朝や昼間のワイドショーに加え、

ゴールデンタイムでも怪奇番組特集がよく放映されており、

その中でも時々「未確認生物特集」という形で

「雪男の足跡」や「河童のミイラ」といったコーナーがあり、

もちろん「ツチノコ目撃談」も紹介されていました。

 

ツチノコについては様々な伝説があり、

●未確認動物 説

●ヤマカガシやマムシといった蛇が

獲物を飲み込んで腹が膨れている状況を見間違えた 説

などがあります。

 

また、いくつかの番組の中では

「アオジタトカゲ誤認説」を取り上げていました。

写真の通り、見た目がツチノコの特徴とそっくりなので、

ペットとして飼育されていた個体が逃げ出して、

偶然発見して誤認したという説です。

 

今はもう無くなってしまいましたが、

1980年代半ばに家の近くにある某有名デパートの

屋上にあった総合ペットショップで、

この「アオジタトカゲ」が売られているの見たことがあります。

上の文章でも少し書きましたが、

日本各地で目撃情報があるのは当然だったのかもしれません。

全てが当てはまるとは言えませんが…。

 

「アオジタトカゲ誤認説」に関連して、

いつも私が皆様にお願いをしている事があります。

それは

「一度飼育した生物は最後まで責任を持って飼育すること」

です。

何らかの事情で飼育している生き物を手放す場合は

「責任を持って次の飼い主を捜すこと」です。

これが生き物を飼育する上での必要最低限のマナーです。

これ以上、全国各地で

「アオジタトカゲ誤認説」が出ないことを祈っています!

 

企画展「不思議な水ゾクッ館~妖怪たちに出会える夏~」

9月24日まで開催しておりますので、

みんなアクア・トトぎふに遊びに来て下さいね!



 

 

 

 

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カテゴリー  企画展・特別展示
キーワード 嶋津
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