幸せの青いカエル?
2014.01.05 (日)
あけましておめでとうございます!!
新しい年のスタートに、ふさわしいネタは何かなぁ…と考えた結果、
「幸せの青いカエル」が思い浮かびました。
昨年の11月末に、沖縄で発見された青いオキナワアオガエルが、
ニュースになり、ネット上でちょっとした話題となっていました。
(こちらの写真は青いニホンアマガエルです。ニュースとは関係ありません)
そんな一方で、わたしにとっては青いカエルは悩みの種でもあります。 こちらの2匹のカエル…。 2匹ともモリアオガエルです。左側の個体、青いですよね? モリアオガエルを繁殖させて育てると、子どもたちはなぜか全部青くなっちゃうんです。 オタマジャクシの時はふつうに黒っぽい色をしていますが、 カエルに変態したとたん青いんです。 本来のモリアオガエルは濃い緑色のはずなんですが…。 エサが原因か、太陽光を浴びてないのがいけないのか…。 それ以外に何か原因があるのか…。 繁殖した個体と野外で捕ってきたオタマジャクシやカエルを、 いろんな条件で飼育して比べた結果、 やっぱり太陽光だなぁ。しかも幼体の頃が重要なんじゃないのかなぁ、 という仮説にたどり着いたので、 昨年の夏に変態した個体を、せっせせっせと日光浴をさせてみることにしました。
多少寒かろうが、日のあたる場所をみつけて。
その結果…。 というわけで半分成功です。 この違いは、日光浴を開始した日にあるのではないかと思っています(たぶん)。 変態直後から日光浴した個体は深緑色で(たぶん)、 変態後、数日たってから日光浴を開始した個体は青くなってしまった(たぶん)… そんな気がします。 まだ、現段階では試しに日光浴させてみたというレベルですので、 本当に太陽光がモリアオガエルの体色に影響をおよぼすとは断定できません。 今年はしっかりデータをとって、実験としてやってみたいなと思っているところです。 ただ、もし、本当に太陽光の影響を受けるのだとすれば、 夜行性で暗いといころが好きなカエルでも、 人知れず太陽光を浴びて生きてるんだなぁとちょっとした感動を覚えますね。 新しい年のスタートに、幸運に関連したネタを書こうと思って書き始めたこのブログですが、 ただのマニアックなカエル記事になってしまいました。 こんなわたくしではありますが、みなさま今年もどうぞよろしくお願いします。
ニュースのなかで、インドネシアのバリ島では
青いカエルを「幸せの青いカエル」と言うと紹介していました。
たしかに、野外で青いカエルに出会ったら、うれしいだろう。
「幸せの…」なんて言われるのもよくわかります。
わたしもなんとかして見つけたい。
これ、青くなっちゃったんです。
1日30分でもいいから、雨の日以外は、ほぼ毎日。
青い個体と深緑色の個体が育ちました。