パンタナール旅行記 スクリ川
2020.03.20 (金)
こんにちは。
パンタナールに行った河合です。
我々は基本的にプラタ川の支流オーリョダグア川を調査していましたが、
6日目にはスクリ川、8日目にはミランダ川にも行きました。
第1章で少しだけスクリ川について展示をしましたが、あまり情報を公開していないのでここで紹介しますね。
スクリ川でシュノーケリングした時間は 1時間半から2時間弱だったかな?
とにかく短い時間でさーっと川の中を見ただけなので、多くを語ることはできないのですが、水の透明度や水温は、オーリョダグア川とそれほど変わらず、魚の数も多いという印象が残っています。
パイクカラシン(トーピードパイク)と呼ばれる魚に出会えたのはスクリ川で、第1章で展示しました。
https://aquatotto.com/blog-diary/detail.php?p=7365
さてさて、ではスクリ川ってどんなところだったのでしょうか?
スクリ川に行った前日の背景から紹介します。
オーリョダグア川とプラタ川の合流地点でキイロアナコンダに遭遇してテンションが上がったのが調査5日目、スクリ川に行く前日のことです。
そして、オリバーから「明日行くスクリ川は、アナコンダがたくさんいるらしいぞ!」と言われ、さらにテンションはが上がりました!
期待に胸を躍らせスクリ川に向かいました。
こちらがRio Sucuri ecoturismoの情報です。https://www.riosucuri.com.br/
これが施設のゲート付近です。
木製のコンゴウインコ、巨大アナコンダ、ジャガーが出迎えてくれました。
この川も観光客でいっぱいでした。
「スクリ」とは現地でのアナコンダの呼び名です。
つまりスクリ川を直訳すると「アナコンダ川」ということ!アナコンダがたくさんいるのかとすごく期待しますよね。
では川の様子です。
オーリョダグア川とは違い水深が深いので足をつくことはできません。
ただただ流れるのみです。水温は25℃くらいで、体温よりも低いので30分も入っていればやっぱり寒かったです。
とにかく寒くて震えながら川を下っていた記憶があります。
そしてスクリ川には、水草の種類や数がとても多かったです。
日本でジャンボタニシと呼ばれるリンゴガイの仲間も見つけました。
もちろん野生のリンゴガイです。ここでは在来種です。
そして気になるアナコンダはというと…。
「0」という結果に。
ワニに出会うことはできましたが…
おまけの話
途中で見たフォルモーゾ川です。
本来は透明度の高い川であるらしいのですが、周辺の農場から土砂や化学肥料・農薬などが河川に流れ込んで濁っていました。
そして、周辺には薬品のような臭いがしていました。よく見るとピラプタンガの姿は見えます。
オリバーの話では「ここにはコリドラスもいるよ」ということでしたが、川には入らなかったので大好きなコリドラスに出会うことはできませんでした。
次がパンタナール旅行記 最後の投稿予定です。
残念ながら、3月29日「カピバラのふるさとパンタナール」の講演会が中止となりました。また、どこかの機会でパンタナール大湿原の魅力を、生の声でお伝えしたいと思っています。