ニホンウナギ
2015.05.08 (金)
GWも無事終了。
今さらではありますが、
4月18日からは新しい企画展「ニホンウナギ」がはじまっています。
ウナギって誰でも知っている魚ですが、まだまだ分からないことばかりです。
この特別展の設営中にも、
ニホンウナギの成魚が産卵回遊時、昼と夜で遊泳深度を
規則的に変えていることが発見され、
ニュースで大きく取り上げられました。
→ https://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr27/20150416/index.html
ウナギの親が産卵場所であるマリアナ海域までたどるルートは
まだわかっていないんですね。
この発見は産卵回遊ルート解明を大きく前進させることと思われます。
一生を通じて数千キロも旅する魚ですから、
その生態を調べることはとてつもなく大変なことです。
また、海だけでなく川でのくらしについても、
まだわかっていないことが多いのです。
今回の特別展では、ふしぎな生態だけではなく
体の秘密、養殖など人との関わりなどについて、
狭いスペースですが、できる限り紹介しました。
(解説パネルが多くなってしまいましたが、省くわけにはいきません!)
貴重な標本なども多く展示しておりますので、ぜひ見に来てください!
さて、ウナギといえば、やっぱり食べることが頭をよぎりますよね…。
私も大大大大好きなのですが、
数年前からウナギを食べることをやめてます。たぶん…(※)
ニホンウナギは絶滅危惧種であり、その資源は本当に危険な状況です。
いつでもどこでも安価に食べることができるような利用の仕方は
かなり問題があると思います。
ウナギは古くから愛されてきた魚で、これからの未来もそうあってほしいです。
ウナギとの付き合い方へのメッセージを込めた、今回の企画展。
ぜひごらんください。
※某県に行った際、かなり酔っぱらった状況で、人に勧められた白焼きを一切れ食べた!
と妻が言うのです。覚えてないのです(涙)