アジメのヒストリー
2020.04.27 (月)
みなさん、こんにちは~!
去年の10月に入社した新人の平井です!
コロナウイルスの影響で館内はとても寂しくなっていますが、魚たちは毎日エサをモリモリ食べて変わらず元気にしています。
個人的な話ですが、私は魚のお食事タイムを見るのが至福のひと時でして…特にドジョウがエサを食べる様子は、私流に表現するなら「ツマツマ食べている」感じです。この様子がたまらなく好きで見とれてしまいます…♪
ひょい!
暗がりの中からこんばんは~♪
こちらのドジョウの名前はアジメドジョウと言います。
他のドジョウより全体的に細いフォルムと、頭に細かいブチの模様がたくさんあるのが特徴です。
生息している環境も泥や砂地ではなく、川の流れが強めで、なおかつ礫がごろごろしている場所にいて、礫についた藻類などを食べて暮らしています。
今回はそんなアジメドジョウの豆知識~!なお話を、みなさんに2つご紹介したいと思います。
➀神の使い!?
岐阜県高山市にある飛騨一ノ宮水無神社ではアジメドジョウが神の使いとして知られています。
その昔、社殿の前を流れる宮川を挟んで対岸にある大幢寺では、川のせせらぎの音が読経の妨げとなっていました。そこで、水無神社の祭神がアジメドジョウに命じて川の水を地下に潜らせて読経の邪魔にならないようにさせたという伝説があり、アジメドジョウが神の使いとされています。(こんな伝説を秘めているとは凄いですよね…)
②味がうまい珍味である♪
アジメドジョウは味が良いことから「味女」をその名の由来とし、美味な魚として知られています。こちら岐阜県の飛騨地方や美濃地方などでは昔から食用として珍重されており、メニューとしては、天ぷらや唐揚げ、下呂市では甘辛く煮付けたものを飯に乗せホオノキの葉で包み「朴葉寿司」にするなど、アジメドジョウの食文化はとても奥が深かったりもするんですね。(生きてるうちに私は絶対食べてみたい…)
以上が2つのお話でした~♪
アジメドジョウを見たときに「そう言えば…」と思い出してもらえたら嬉しいです♪
是非ひとつの豆知識に…♪
また皆さんに魚たちのディープなお話を配信していきますね~
ではでは♪