アフリカの淡水魚 時々 日本の淡水魚。~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.4~
2015.08.08 (土)
さてさて、魚卵・魚糞が大好きな須田さんからバトンを引き継いで、
第4弾を担当するのは野口です。
いつも須田さんとは机を並べて隣同士で仕事をしていますが、
隣から魚卵や魚糞の香りが漂って・・・・・はきません!!
気のせいです。
種類は関係なく、とにかく魚卵・魚糞が大好きで、見つけるとそれに一直線!
写真も撮りまくります!!パパラッチ須田です。
だいたいはこの魚が好き!とかありますけど・・・
かなり偏ってますよね(笑)
ところで、皆さんはどんな魚が好きでしょうか?
自分の好きな魚はこんな感じのです。
タナゴの仲間やシマドジョウの仲間です。
タナゴの仲間はなんといっても婚姻色!
そして、二枚貝の鰓の中に卵を産むという
不思議な生態を持っていることも魅力的。
タナゴの仲間は結構好きな方も多いですけど、
シマドジョウの仲間はかなりマニアックな世界なので
好きな人という以前に知らない人も多いかもしれません。
シマドジョウの仲間も色々いますが、とにかく見た目がそっくり。
なかなか見分けることが難しいです。
今まで同じ種類だと思われていたものを改めてしっかりと調べてみると、
実は別の種類のものでしたということで、
最近でもタンゴスジシマドジョウやオオヨドシマドジョウなどが
新たに発見されています。
下の写真はタンゴスジシマドジョウです。
見た目がそっくりということで同じだと思うことは、
魚からしたら結構失礼な話でしょう。
個人的に思い入れの強い魚の話をしてしまいましたが、
水族館ではこの夏からスタートした「アフリカ 進化の湖」ということで、
アフリカの湖に生息するシクリッドを展示しています。
このシクリッドもさまざまな環境に適応して進化してきた
多種多様なものがいます。
タナゴの仲間のように変わった生態をもつものや、
シマドジョウの仲間のように、
見た目がそっくりでも全く別の種類のものもいます。
全部の種類を見つけることができるでしょうか?
私は自信ないですね…(笑)
魚の見た目がカッコイイ、カワイイっていうのもヨシ!
一歩踏み込んで生態や進化的に面白いって思うのもヨシ!
シクリッドはそのどちらも満たしてくれる
この暑い夏にふさわしい熱い魚たちです。
タナゴやシマドジョウは
その辺の川に行って自分で採って楽しむこともできますが、
アフリカのシクリッドはそうはいきませんよね。
去年は車で行ける「アマゾン」をお楽しみいただきましたが、
今年は「アフリカの湖」にも車で行けるということで、
この暑い夏は涼しい水族館で大小さまざまな水槽で泳ぐ
多種多様なシクリッドを思う存分お楽しみください。
(でも、日本の淡水魚もお忘れなく…)
次回のリレーブログは、今月の10日からスタートする
ペープサート(紙人形劇)について
この水族館のNo.1ペープサーター堀江(真)さんがお届してくれます。
乞うご期待!