ヒゲおじさんが選んだ変なヒゲなまず~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.8~
2015.08.25 (火)
こってり真田さんからバトンを受け継いだリレーブログ
ヒゲおじさん国崎でございます。
昨年、アマゾン展の準備でアマゾン川に出張してから、
これまでずっとヒゲが伸びております。
さて、近頃夜は涼しくなってきましたね。
窓を開けて寝ると翌朝は必ず鼻水が出て喉が痛くなるほどです。
風邪をひかないように、寝る前はきちんと腹巻をしています。
もちろんヒゲも整えてから寝ていますよ(笑)
少し脱線しましたが、アフリカ展好評です!
アフリカの湖にはシクリッド(カワスズメ科魚類)が大繁栄しており、
展示している魚類はシクリッドの仲間たちがほとんどです。
そのような展示の中で少しアクセントをつけるべく、
タンガニーカ湖のコーナーでシクリッド以外の
個性的な魚も展示することになっていました。
幼少時代からアクアリストで、熱帯魚図鑑ばかり見て育った私は、
ここぞとばかりにタンガニーカ湖の魚たちを思い浮かべました。
その時、ピンときたのがこのナマズです。
なんですかこの上アゴの長いヒゲ! なんか笑っているようですね。これは芸人の付けヒゲですよ! しかも先端部分はそうめんの様に平たくヒダ状に広がっていて、 おまけにカールして曲がってしまっています。 私がこのナマズと同じようなヒゲを伸ばすと どのくらいの時間と労力が掛かるのでしょうか? 名前はフェザーバーベルキャット ―羽(はね)のようなヒゲのナマズ― といいます。 餌を探す時や繁殖行動などで何か役に立っているのだと思います。 しかもナマズにしては珍しい口内保育(卵・稚魚を口の中で育てる)種です。 ふだんはシャイなので石の下に隠れていますが、 皆さん是非、探してみてください。 とても個性的なタンガニーカ湖の小型ナマズのご紹介でした。 最後に変なヒゲおじさんと変なヒゲなまずのツーショットでお別れしましょう!