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ぬか喜び

2020.05.14 (木)

田上

春は様々な生物の繁殖期にあたります。館内でも展示水槽やバックヤードでは、多くの新しい命が生まれています。

下の写真はヒダサンショウウオ。今年は繁殖させる予定はなかったのですが、展示水槽内でポコポコ産卵しています。

輝く卵嚢は非常に美しいです。休館中ということで、皆様に見ていただくことができないのが非常に残念。

飼育生物の繁殖はいつも心躍る出来事なのですが、その中でもこの春、一番テンションが上がったのがこちら。

ヒラタコモリガエルです。

現在は常設展示していないのですが、企画展などで何度も展示したことがあります。3月下旬から抱接がみられ、オスが盛んに鳴いているのも確認できました。

もはや鳴き声といっていいのかわかりませんが、このクリック音がそう。

これはいよいよか!と楽しみにしていましたが、抱接をやめてしまったりとなかなか進展しません。

と思いきや4月20日の朝、メスの背中に卵があるのを発見しました!

うわー!

映像や画像では見たことがありましたが、目の前で見るとこれはすごいインパクト!

ヒラタコモリガエルの産卵は水面近くで抱接した雌雄がひっくり返ったポーズで行われます。ジャーマンスープレックスみたいな感じでしょうか。

そして出てきた卵を下にいるオスが腹で広げて、メスの背中に張り付けます。その後、メスの背中の皮膚が膨らんで卵を包みこみます。

写真は産みたてなので、卵は半分くらいしか埋まっていません。これからどのようにメスの背中が変化していくのか、、、ワクワクがとまらない!

2日後はこの通り。

かなり埋まってきています!

 

4日後。

 

 

なんということでしょう…。

卵が全部背中から落ちてしまっています…。もしかすると未授精卵だったりしたのでしょうか。理由はわかりませんが、孵化した子ガエルがメスの背中から発射されるシーンを見ることは、次回にお預けとなって今いました。

卵が落ちた後もメスの背中はこの通り。

 

 

 

穴はすぐには塞がらないようです。

今回は残念な結果になりましたが、来年こそ!できたらジャーマンスープレックスな産卵シーンなども動画撮影できればなと思っています。

 

 

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カテゴリー  両生類
キーワード 田上
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