主役は誰だ
2015.11.16 (月)
当館には様々な生き物の水槽があります。
圧倒的に魚の水槽が多いですが、そのなかにカニをメインとした水槽があります。
カニといえば、海のカニを想像することが多いですが、川にもカニはいます。
サワガニやモクズガニなどが有名ですが、
この水槽で展示しているのは、
ベンケイガニやクロベンケイガニというカニの仲間です。
このたび、このカニたちが入っている水槽をリニューアルしました。
以前の水槽は上の写真のような感じでした。
この状態から、水を抜きながら、泥や砂や生物を取り除いていきました。
ここまで大がかりな作業になると、
水槽の中の汚れもしっかりと掃除できます。
中にある擬岩も新しくするために、全部取り除きました。
何もない状態にしてから、新しい擬岩を設置するために、
数日間「調整中」という札を張らせていただいておりました。
もしかしたら、ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんね。
完成が待ち遠しかったかと思います。
中の擬岩の設置が終わってから、再び泥や砂や生物を戻していきました。
以前のものと比べると、カニ穴があったり、植生が充実しました。
さらには、生物もよく見えるようになりました。
テナガエビは改修前からいましたが、
前のほうにでてきて、よく観察できるようになりました。
また、以前はいなかったマハゼも新しく入りました。
新しくなった水槽の雰囲気、中にいる生物をみると、
まさに長良川の下流域を思い出させるような水槽になりました。
カニの水槽ですけど、テナガエビもいい!マハゼもいい!
ということで、これはうれしい誤算ですかね。
当直時に夜見回りしていると、また違った様子をみることができたりします。
お世辞抜きでこの水槽いいですよ。
新しくなったこの水槽をぜひ見に来てください。
そして、見れば見るほど色々な発見があってハマること間違いないです。