世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

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ハリヨ

2020.05.21 (木)

古田

みなさんこんにちは。

さて、今回はハリヨの稚魚を紹介したいと思います。

先日、当館の公式ツイッターでも紹介しましたが、もう少し成長したハリヨもいますので、ご覧ください。

 

まずはこちら。

 

 

婚姻色が出てギラギラしているのがオスです。

 

メスはお腹が膨らみます。

 

こうなったらウィローモスというコケが入った、繁殖用の水槽に移動させます。

 

オスはウィローモスを使って底に巣を作り、完成するとメスに向かって求愛を始め、メスはオスを気に入ると求愛に応じて産卵します。

 

こちらが巣で、その中に産みつけられているのが卵です。

 

産卵を終えるとメスはどこかへ行ってしまいますが、オスは卵やふ化した仔魚が成長し巣立つまで世話を続けます。

 

こちらがふ化して3週間くらいの稚魚です。

 

 

まだまだ小さいですが、うっすら親のハリヨと同じような模様が出ていますね。

餌の動物プランクトンを食べて、お腹がパンパンでオレンジ色に透けています。

 

 

こちらは1ヵ月半くらいの稚魚です。

模様もだいぶはっきりと出てきました。

 

今、バックヤードにはハリヨの稚魚が200匹くらいいます。

もう少し増やす予定です。

 

このブログを読んで「もっとハリヨの話を聞きたい!」思った方へ。

現在は新型コロナウイルス感染防止対策のため休止していますが、当館では毎日14時から、ポイントガイドも実施していました。

しかし、この時間にガイドに行っても、私は待っているお客様を見たことがない…泣

 

当館のポイントガイドはその日ガイドするスタッフによって内容が少しずつ違います。

コロナが落ち着いたら、それぞれのポイントガイドもお楽しみに!

 

 

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カテゴリー  日本の淡水魚
キーワード 古田
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