冬こそ採集
2016.01.30 (土)
野口
毎日寒い日が続き、家の中で過ごす時間が多くなりますが、
そんな時こそ外に出て採集です。
これだけ寒いと水も冷たく、
川に行っても生命反応はないように思います。
しかし、川に入って魚を探してみると、やっぱりいるんですよね。
水温が高い夏は色々な場所に散っている魚が、水温が低い冬は
少しでも周りより水温が高い場所に集まっていることがあります。
ということで、今回は冬の河口の様子とその魚たちを少しだけご紹介します。
数日前に雪が降ったこともあり、普段よりも水温が下がっていましたが、
ワンド状になっているところは、落ち葉などが堆積し、
水温が少しだけ高くなっていました。
本川ではほとんど採れませんでしたが、
このワンドではしっかりと採集を楽しむことができました。
ビリンゴ(Gymnogobius breunigii)
シモフリシマハゼ(Tridentiger bifasciatus)
アベハゼ(Mugilogobius abei)
ウロハゼ(Glossogobius olivaceus)
などなど、ハゼの仲間を見つけることができました。 また、違う日、違う時間帯、違う季節にいけば、 他の魚と出会うことができるでしょう。 春夏秋冬、いろいろな変化を実際に目で見たり、 体で感じたりした経験を 水族館の展示や飼育に活かすことができるので、 フィールドに行くことはやっぱり大切ですよね。
カテゴリー 日本の淡水魚
キーワード
野口