マユ、お待たせしました
2016.01.27 (水)
【お詫び】
この度展示を開始しましたハイギョのマユですが、
ハイギョが夏眠から覚醒する兆候がみられたため
一度バックヤードに収容いたしました。
展示の再開は未定ですが、
日程が決まり次第、改めてご案内させていただきます。
恐れ入りますが、ご了承くださいますようお願いいたします。
ハイギョ展、大人気です。
皆様、ご来館いただき、ありがとうございます。
で、いきなりなんですが、このハイギョ展、実はまだ未完成形なんです。
企画展のスタート部分にあるバックヤードに通じるドアを開けると、
狭い通路にハイギョ展のために作製された展示ケースが鎮座しています。
どーーーん
そう、このケースで展示されるはずだったもの…。
それは、
マユに包まれたハイギョ!!(う●こじゃないよ。)
アフリカのハイギョは乾季で水が干上がると、
自ら出した粘液でこのようなマユを作り、その中で乾燥に耐えることができるのです。
アップにしてみると、
このように、薄皮のようなマユがよくわかりますね。
指でつついたくらいでは破れませんが、ハイギョの弾力は感じられます。
展示を前に、乾燥した土を強引にはがそうとしたら、
ペリッと破れて湿ったハイギョのからだが見えましたので、
そっと、見て見ぬふりをして破れたマユを張り付けておきました。
まぁ、大丈夫でしょう…、大丈夫だよね…?大丈夫だよ…。
いやいや、とにかくハイギョファンの皆様、おまたせしました。
決して、決して出し惜しみしていたわけではありません。
ただ、間に合わなかったんです。
過去に何度か成功していただけに、余裕ぶっこいていたのは事実。
特別展が始まってからの1か月間、恥ずかしさと申し訳なさと肩身の狭さと で、
二言目には「スンマセン、スンマセン…。」とつぶやいていた日々よ、さようなら。
このハイギョ、間違いなく生きているんですが、展示を前に念のため最終チェックです。
そのチェック項目はズバリ「におい」。
死んでたら当然、くさいです。
長引く風邪で私の鼻はバカになっているので、中野さんにお願いしました。
スンスンスン…
やりました、OKいただきました!
でも、なんでしょうね。さわやかな感じがムカつきます。
風間さんが通りがかったので、ついでにスメルチェックをお願いしました。
ギギギギギ…
やりました、OKでました!
すごくどうでもいいことを長々と書いていますが、それだけウかれているんです。
それでは、皆様。ハイギョ展の完成形も観に来てください!
マユに包まれたハイギョとともに、お待ちしております。