企画展 世界のハイギョ~アフリカに生息するハイギョ編~
2016.04.01 (金)
みなさんこんにちは。
早速ですが、前回に引き続き魅力あるハイギョを紹介していきます!
今回の主役はこちら。
アフリカに生息するハイギョの一種
「プロトプテルス・ドロイ」です。 この種の特徴は、 ハイギョの中でも特に細長い体型をしていることや 独特な顔の模様をしていることです。 また幼魚はこのように全身が真っ黒で、
外鰓(がいさい)が目立つくらい残っています。 体長20cm程度の個体だと 体色が茶色っぽくなっていき、外鰓も目立たなくなってきます。
体長30cm程度の個体ですと、 体色は更に明るくなってきます。
体長70㎝程の個体だと、 体色は明るみを増して腹側はオレンジっぽくなりますが 体型は細長いままです。
こういった体の特徴のほかにも このハイギョについてご紹介したいこと、 いや、発見したことがあります! それはある日の朝のこと...。 水槽を覗いてみると
なぜか底に敷いてある砂が 手前側に盛られてることに気が付きました。
心なしかドヤ顔だったのが気になったので撮影しましたが。 このままだとレイアウトとしてはかっこ悪いので、 また砂を平らにならしてみるものの・・・ 次の日にも、また砂が盛られてることが続きました・・・。 基本的に日中は動かず砂を掘る素振りなど見せないハイギョ。 せめてやるなら お客さんが見に来る日中にしてほしいなと思いつつ、 もしかしたらこのハイギョは 夜活発に動いているのかなと考え観察してみた所、 発見しました!
めっちゃ砂を掘ってる! 植えた水草も掘り返されてるし!
どうやら夜な夜な動きだし、 砂を口に含んでは鰓から“パフッ”と出してを繰り返しているようで、 その結果砂がこんもりと盛られてしまうようです。 まあ、こんなやんちゃなハイギョ「ドロイ」ですが この種には少し想い入れがあります。 実は過去にコンゴ川の常設展示で展示されたのですが、 あまりに動いてくれなくて出番を降ろされてしまったことがあります。 そして今回の企画展で再び出番がきた「ドロイ」。
こんな、自ら目隠しした状態でじっとしていたりと なかなかおちゃめなハイギョ 「ドロイ」。
企画展が終わると なかなか見られなくなるかもしれませんので、 みなさま是非ドロイに会いに来てくださいね。