みなさんこんにちは。 季節はあっという間に変わり、暑い日から寒い日が多くなってきましたね。寒いのが苦手で水の冷たさに震え始めている永井です。 そんな冷たい水の中にいる魚たちの様子ですがまだまだ元気いっぱいのようです。さて、少し本題から逸れてしまいましたが、2回目のおすすめの水槽の紹介です! 最初の場所は、この水槽からです。 こちらは水族館3階にある3段の水槽で、長良川の上流から中流を再現した「瀬と淵の魚」水槽になります。 この1段目は、タカハヤとアブラハヤのいる水槽になります。この中で紹介したいのはタカハヤです。 タカハヤはアブラハヤが生息する川ではそれよりも上流に棲み分けています。見分け方としては鱗の形状や色味から、タカハヤのほうが粗く見えます。水槽内には大きな成魚から幼魚まで、色々なサイズがいて、幼魚は今年の3月に生まれた個体です。 給餌をすると我先にと食べに来ます。しばらくしてそのお腹を見てみると… ふっくらとお腹が膨らんでいます。たくさん食べて早く大きくなってほしい気持ちと、こんなに膨らんで大丈夫なのかと不安になることもあります。 そんな食欲旺盛なタカハヤを見た次はその隣の水槽です。 ここにはオイカワとカワムツ、ナガレカマツカの三種類がメインの水槽です。その中でも注目してもらいたいのは…ナガレカマツカです! ナガレカマツカは上流から中流の流れのある底の方に生息する魚です。 私はこのナガレカマツカについて話し出したら30分以上は話してしまうほど特に思い入れの強い魚です。その内容はまた別のコラムでより深掘りしてお話ししようと思います。 ナガレカマツカをよく観察していると、底の方でじっとしていることが多いものの、時々中層付近をふよふよと泳いでいたり、石の上にバランス良く乗っていたりと色々な行動を見せてくれます。 中でも私が見ていて一番面白いと感じる行動は、砂利の中に頭を入れてエサを探している姿です。口の大きさと同じくらいの砂利をひょいひょいとどかす様子は観察していて飽きません。 まだまだお話したいことはありますが、それはまたの機会にしようと思います。 次はその隣のアユのいる水槽です。 アユに注目が集まりやすいですが、今回紹介するのはこのニシシマドジョウです! ニシシマドジョウは中流の小石交じりの砂底に生息しています。ここにも大きな成魚から小さな幼魚までがとてもたくさんいます。 よく観察できるのは右下の大き目の石がたくさんある辺りです。砂利の表面にいる個体から砂利に潜り頭だけ出している個体、石の隙間からこちらを見ているような個体などがいますので是非探してみてください。 ナガレカマツカだけ少し長くなってしまいましたが、どの生き物も色々面白いところがありますので是非じっくり観察してみてください! まだまだ紹介したい生き物はたくさんいますので、次回のコラムで紹介をしたいと思います!それではまた!