2月9日は休館日でしたが、館内の住人たち(展示生物)の命を守る電気設備を停電させて点検する年に一度の大切な日となりました。点検作業が始まると、館内は非常燈を除いて真っ暗闇です。水槽の水を綺麗にする濾過循環ポンプを始め、水を温めたり冷やしたりする冷凍機やボイラーの電気を自家発電機に切り替えながら、設備に異常がないか点検していきます。一度に全部できると良いのですが自家発電機の電気容量には限りがあるのでブロックごとに分けて切り替えながら調べて行きます。点検が終了するごとにそれぞれの機械が通常通りに機能するかバルブや圧力計を見ながら調整し元通りにします。仮の電線を引きまわして繋ぐ場所もあって、一日中、気の抜けない忙しさでした。御蔭さまで全ての電気設備に異常がなく安全である診断が下され、来年の点検まで、安心して水族館の住人達の命が守れることとなりました。