おもしろ飼育コラム

センターポジション
  • アクア・トトの生き物

センターポジション

みなさんこんにちは。 じめじめとした梅雨が終わり、セミの鳴き声が聞こえ始め、真夏の匂いがし始めました。   今回はよくよく考えると少し変わった行動なのに、飼育スタッフとしてはナイス!と思う行動をする、そんな個体をご紹介します。     それはこちら   2F「コンゴ川下流の魚」水槽にて展示しているテトラオドン・ムブです!     アフリカのコンゴ川やタンガニーカ湖などにすんでいるフグの仲間で、淡水のフグの仲間としては、特に大きい種類で最大67cmという記載があります。   まず目につくのは体の模様でしょうか。   「体にある網目模様で、迷路をしてしまうよね」とお子様たちと話したこともあります。     この個体ならではの行動が、   良く見えるポジションにいつもいる!です。   それは(もうここのセンターポジションはゆずらないぞ)と言わんばかりです。   こちらの水槽は奥行きがある形をしているので、奥側にはかなりのスペースがあるのですがそちらへ移動することは全くないんです。     砂の中にずっと潜ってしまって見えないという飼育スタッフ泣かせの生き物たちがいる一方で、常によく見える位置にいるムブには、ついついナイス!と思ってしまいます。   さらに、このムブのいるガラス面はほとんど毎日潜水清掃を行うので、どちらかというと居座り辛いはずなのですが、ムブはこのポジションから離れません。   奥側にムブが嫌がる何かがあるということはなく、ムブを追いかけて攻撃するような魚もいないので不思議です。   このセンターポジションをキープしつつ、まだまだ大きく成長して様に存在をアピールしていって欲しいですね!   Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
ニューフェイス
  • アクア・トトの生き物

ニューフェイス

みなさん こんにちは。     さて、実はちょっと前に3階にある『下流の魚』水槽に カルガモ2羽が仲間入りしました!     カルガモは、国内で繁殖しているカモの仲間で、以前から展示はしていましたが、この度、大阪市の天王寺動物園から2羽を新たに搬入しました。 その搬入の様子、ちらっとお見せしますね!     受け取り当日、朝から車を走らせ大阪へ。   道中、土砂降りの雨に降られながらも大阪に到着し、カルガモを受け取って岐阜に帰ってきました。   着いてまず、体重測定や、健康状態のチェックなどを行います。     ひと通り確認も終えて、いよいよ展示水槽にデビュー!!・・・と言いたいところですが、新しい場所に来てまだ慣れていないので、展示水槽には出さず、一晩、展示水槽内にある隔離小屋にて過ごしました。     そして翌朝、正式に展示水槽デビューです! 初めは、植栽の茂みに隠れていましたが、最近では、前に出てくることも多くなってきました。   ちなみに、それぞれ黄色と黄緑色のバンドを足につけていますので、ぜひこの水槽の前を通った際には探してみてくださいね!   では!     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
水生昆虫の卵
  • アクア・トトの生き物

水生昆虫の卵

現在、当館ではゲンゴロウ、コオイムシ、タガメ、タイコウチの4種の水生昆虫を展示飼育しています。 今年も繁殖期をむかえ、5月1日にゲンゴロウが、5月5日にコオイムシ、6月7日にタガメ、6月8日にタイコウチがそれぞれ産卵しました。 今回は、その中でもカメムシ目に分類されるコオイムシ、タガメ、タイコウチの繁殖に注目してみたいと思います。       まずはコオイムシ(子負虫)ですが、名前が示すように、コオイムシのメスが、オスの背中に卵を産みつけます。 写真のように卵は長径2mm、短径1.3mmほどの楕円形で、これを背負い、保護するのはオスの役割です。オスが積極的にアピールし、1匹のオスに複数のメスが卵を産みつけるのが一般的です。 オスは卵を背負うと酸素を供給するため、水面から卵が出るようにしてじっとしていることが多いようです。 卵は成長に伴い水分を吸収しながら大きくなります。1~2週間ほどで最初の1.5倍くらいの大きさになると、幼虫がふ化します。         次にタガメですが、写真のように水面から出た木の杭や水草の茎などに卵を産みつけます。 受精した卵は白地に黒い縞が入った長径5mm、短径2.5mmほどの大きなもので、1回の産卵でおよそ80~90個が産みつけられます。 タガメのオスはふ化するまで、この卵の世話をします。直射日光が当たるときは自分の体で卵の上に覆いかぶさって日陰にしたり、定期的に口に含んだ水分を卵に補給して乾燥するのを防ぎます。また、外敵が襲ってきたときは、威嚇して追い払うこともあります。 1~2週間で卵が1.5倍くらいの大きさになると幼虫のふ化が始まります。ふ化はほぼ同時で一斉にたくさんの幼虫が産まれてきます。しばらくはオスが幼虫を外敵から守ります。     最後にタイコウチの卵は湿った土やコケの中に産みつけられます。 当館では生け花などで使う吸水スポンジを産卵床として使っています。 長径3.7mm、短径1.5mmほどの楕円形の卵に呼吸糸というひげのようなものが生えています。この呼吸糸は卵に酸素を送ることができ、卵が水没しても呼吸糸を通して呼吸することができます。 下の写真では呼吸糸だけが出ていて、卵はスポンジ内に埋め込まれています。   1回の産卵で10~12個ほど産卵します。 ふ化直前になると卵の中の幼虫が透けてきて、卵自体が赤っぽくなります。           このように産卵場所や子育てに違いがあるというのは、面白いですよね。       Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk')); ;
お父さんが頑張る昆虫
  • アクア・トトの生き物

お父さんが頑張る昆虫

さて、6月は父の日がありましたね。 今回は「お父さんが頑張る生き物」を紹介したいと思います。   人気の水生昆虫、タガメです。     タガメのオスは卵を保護し、ふ化まで世話をするという習性があります。 このような習性はタガメやコオイムシなどの、コオイムシ科の仲間でみられます。     当館で産卵が確認されたのは6月7日、この日からふ化するまで卵を守るのがオスの役目です。 水面から出ている木に産み付けられた卵が乾燥をしないように、体表に付いている水や飲みこんできた水を与えたりします。   また、当館では室内で飼育をしていますが、野性下で直射日光がさす場所に卵がある場合には、オスは何時間も卵にかぶさり、命がけで卵の乾燥を防ぐそうです。   こちらが実際に卵を保護している写真です。   ちょっと近づいたからか、前脚を大きく広げて威嚇しているようにも見えます。   タガメの習性とはいえ、一生懸命卵を守ったり、世話をしている姿をみると健気だなあなんて思います。     そしてオスが頑張って世話した卵は、無事に6月17日にふ化しました。 ふ化した1令幼虫はこちら。   この後、5回脱皮をし、成虫になります。 ちなみにこのしましま模様は1令幼虫だけにみられます。 これは水底にいることが多い1令幼虫が、泥の上で少しでも目立たないような色になっているのではないかと考えられています。   こうしてオスが頑張って世話をして生まれてきた幼虫たちを、次は私たちが立派な成虫に育てていきたいと思います。   Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
カワニナのハンズオンパネル
  • アクア・トトの生き物

カワニナのハンズオンパネル

今回は、3階の「清流近くの生き物」水槽横に設置してある、カワニナの仲間の貝殻のハンズオンパネルをご紹介します。   ハンズオンとは、実際に手で触れ体験することで、学習効果をより高める展示のことです。   こちらのパネルは、本物のカワニナの貝殻が埋め込まれていて、巻貝の形や質感、内部構造を学ぶことができるものです。   パネルの左半分は貝殻のを切断したものを、右半分は貝殻を直接埋め込んであります。 これまでたくさんのお客様に触れられたおかげで、貝殻が割れたり、外れたりしてしまいました。(赤線の枠の部分) そこで、これからもハンズオンパネルに活躍してもらうために、リニューアルすることにしました。     リニューアルにあたり、早速カワニナの貝殻の調達を開始です。 当館でもカワニナを飼育しているのですが、パネルに使うには小さかったので、川へ採集に向かいました。   写真左から当館のカワニナ貝殻、川で採集したカワニナ貝殻、貝殻を次亜塩素酸ナトリウムに漬けたものです。   貝殻だけでは、長く展示しているうちに割れてしまうことが分かったので、今回は殻の強度を上げるために内部に樹脂を注入しました。     カワニナは川にいる蜷(にな・巻貝の総称)という意味です。止水や流れのあまりない田んぼなどに生息しているタニシ【田にいる螺(にし・巻貝の総称)】に対して、流れのある川に生息することから、この名がついたようです。       新型コロナウイルス感染防止対策のため、現在ハンズオンの使用は中止していますが、パネルが新しくなるのを楽しみにしていてくださいね。 (ちなみにサツキマスのハンズオンパネルもリニューアルしました。)   ※投稿後、一部表記を修正いたしました。   Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
救世主になるのか?ならないのか?ハゼの紹介
  • アクア・トトの生き物

救世主になるのか?ならないのか?ハゼの紹介

こんにちは 河合です。   パンタナールの企画展をご覧いただきありがとうございました。 新型コロナウイルス(COVID-19)の関係で予定よりも早く終了することになり、とても残念でしたがパンタナールのことは多くの方に伝わったと思っています。     現在も新型コロナウイルスが猛威を振るい、世界中で多くの人が苦しみ、日本国内でも大変な事態になっています。   そんな中、インターネット上で「アマビエ」という妖怪にまつわる言い伝えが話題になっています。ご存じでしょうか? ※甘エビではありません。   このアマビエのイラストが、厚生労働省のホームページ上でも若者に向けた新型コロナウイルスの感染拡大防止のアイコンとして使用されています。 話の本筋は「アマビエ」の話ではないので、詳細については検索していただくことにして...     このヒゲもじゃのハゼなんですがご存じですか?   名前は、ショウキハゼ 漢字では「鍾馗沙魚」と書きます。   このハゼは、主に有明海や八代海の汽水域に分布するとされていますが、詳細は不明で伊勢湾でも確認されています。   さて「鍾馗(しょうき)」と難しい漢字ですが、「鍾馗」とは中国に伝わる神様のことです。鍾馗様はヒゲ面で怖い顔をしてるのですが、そのヒゲ面から名づけられたと言われています。   「鍾馗様」の伝承は云々ありますが、疫鬼を追い払う神として信じられていて、それが日本にも伝わりました。端午の節句では子どもを病魔から守り、頭が良くなるよう、受験の守り神として飾るようになったそうです。   こんな素敵な神様の名前が付けられたハゼ。 新型コロナウイルスの感染拡大に「勝機(しょうき)」が見出せればという思いを込めて   そして   このショウキハゼもアマビエのようにコロナの終息に一役買ってくれるといいな~という思いも込めて紹介しました。   残念ながら当館では展示しておりませんが、この機会に普段あまり注目されることが少ないマニアックなハゼの存在を知っていただければと思います。   この写真を携帯電話の待ち受けやアイコンなどにも使用していただければ幸いです。       Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));  
アジメのヒストリー
  • アクア・トトの生き物
  • 日本の淡水魚

アジメのヒストリー

みなさん、こんにちは~! 去年の10月に入社した新人の平井です! コロナウイルスの影響で館内はとても寂しくなっていますが、魚たちは毎日エサをモリモリ食べて変わらず元気にしています。   個人的な話ですが、私は魚のお食事タイムを見るのが至福のひと時でして…特にドジョウがエサを食べる様子は、私流に表現するなら「ツマツマ食べている」感じです。この様子がたまらなく好きで見とれてしまいます…♪   ひょい! 暗がりの中からこんばんは~♪ こちらのドジョウの名前はアジメドジョウと言います。   他のドジョウより全体的に細いフォルムと、頭に細かいブチの模様がたくさんあるのが特徴です。     生息している環境も泥や砂地ではなく、川の流れが強めで、なおかつ礫がごろごろしている場所にいて、礫についた藻類などを食べて暮らしています。     今回はそんなアジメドジョウの豆知識~!なお話を、みなさんに2つご紹介したいと思います。     ➀神の使い!?   岐阜県高山市にある飛騨一ノ宮水無神社ではアジメドジョウが神の使いとして知られています。 その昔、社殿の前を流れる宮川を挟んで対岸にある大幢寺では、川のせせらぎの音が読経の妨げとなっていました。そこで、水無神社の祭神がアジメドジョウに命じて川の水を地下に潜らせて読経の邪魔にならないようにさせたという伝説があり、アジメドジョウが神の使いとされています。(こんな伝説を秘めているとは凄いですよね…)       ②味がうまい珍味である♪   アジメドジョウは味が良いことから「味女」をその名の由来とし、美味な魚として知られています。こちら岐阜県の飛騨地方や美濃地方などでは昔から食用として珍重されており、メニューとしては、天ぷらや唐揚げ、下呂市では甘辛く煮付けたものを飯に乗せホオノキの葉で包み「朴葉寿司」にするなど、アジメドジョウの食文化はとても奥が深かったりもするんですね。(生きてるうちに私は絶対食べてみたい…)     以上が2つのお話でした~♪ アジメドジョウを見たときに「そう言えば…」と思い出してもらえたら嬉しいです♪ 是非ひとつの豆知識に…♪   また皆さんに魚たちのディープなお話を配信していきますね~ ではでは♪         Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));  
カメのあたま
  • アクア・トトの生き物
  • 爬虫類

カメのあたま

みなさん、こんにちは   春のポカポカ陽気が多くなり、もっと陽が長くなれーっと日々思うようになってきました中野です。   水族館の生き物たちも、春の訪れを感じて、活発的になってきました。   特にゾウガメたちは、小屋から外に出られる日が多くなり、日なたを目指してよく動いていますよ。       企画展にて展示中のアカアシガメも、紫外線ライトの下でよく日光浴をしています。   カメたちがだらーっとした姿で日なたぼっこしているのを見ると、とても癒されます。この癒し効果のおかげか、お客様が和んだ様子でご覧になっている姿も見かけます。     基本的にカメは臆病な性格なので、首や足をだらんと出しているときはリラックスしている状態ですが、飼育下のカメは危険が無いためか、リラックスしすぎだよと思うときもあります。 ブロックの上に乗ったスッポンが、だらんとしているところです。       カメたちが頭を引っ込める状況は、何か自分の身に危機を察知したときですので、自然下と比べて危険が少ない水族館の中では、逆に頭を引っ込めている姿の方が少ないかもしれません。     カメたちは種類によって色々な頭の引っ込め方をしており、そこが特徴的で面白いという一面もありますので、今回は少しだけご紹介します。 まずはイシガメです。 身近な種類ですので、知っている方が多いかと思いますが、頭や手はすっぽりと甲羅の中へ入ってしまいます。 リクガメの仲間のアカアシガメも同じように頭はすっぽり入るのですが、硬く丈夫な鱗のついた前足でフタをするようにしまいます。 (写真撮影では、そこまで危機を感じていないのでフタをしてくれませんでした。)     甲羅が比較的小さく、頭の大きいオオアタマガメはこの通り   頭は入りきらないです。 この仲間は性格も荒い傾向があり、頭を入れて防御!というよりも 頭は入れず口を大きく開けて威嚇してきます。       食用で有名なスッポンも頭を入れて防御というより、長い首が柔軟に曲がり噛みついて攻撃しながら防御するようで、性格も荒い傾向があります。       最後にこちら ヨコクビガメの仲間で、日本にはいない種類です。 名前の通り、首を横にして甲羅にすっぽりと頭を引っ込めます。 そして、頭を引っ込めた後は片目でじーーと観察してくるのが特徴的で、甲羅にこもってじっとしているのではなく、常に片目で観察をし、隙をみてダッシュで逃げ出す隙をうかがっているのではないかと感じます。     ユニークなカメたちの頭の引っ込め方、世界にはまだまだ色々な種類のカメがいますので、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));  
食欲の春
  • アクア・トトの生き物

食欲の春

さて、最近では暖かい日も増えてきましたね。   暖かい日にはこんな感じでゾウガメたちも外に出ています。 タイミングがよければ食事姿が見られるかもしれません。 牧草をほおばるチョコ     暖かくなって生き物たちはよく動き、エサもよく食べるようになります。 やはりよく食べてくれると、与えている私たちも嬉しいものです。     さて、今回紹介する生き物はこちら。 お久しぶりのゲンゴロウです。   先日エサを与えていたところ、むしゃむしゃとよく食べてくれました。     そういえば、私が初めて「ゲンゴロウってかわいいじゃん!」と思ったのもエサを食べているところでした。 今回はその魅力をたっぷりとご紹介したいと思います。     まず、ゲンゴロウは何を食べているのか。   ゲンゴロウは肉食で、当館では主にコオロギを与えています。たまに魚の切り身なんかも与えます。   これはコオロギを食べているところです。     ゲンゴロウは、生きた大きな獲物を捕らえることはできません。 自然界では、水面に落ちてきた虫や弱った魚など、エサのにおいを感じると、遠くからでも集まってきて食べます。     ゲンゴロウはあごの力がとても強く、口から吐き出した消化液でエサを溶かしながら、むしゃむしゃと食べます。 噛まれるとなかなか痛いですよ。笑   そして、こんな感じで前足でしっかり持って食べるのです。 動画を用意したのでぜひご覧ください。 [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2020/03/お断りとロゴ入り.mp4"][/video]   いかがですか。 しっかり手で持って、むしゃむしゃしている姿。 私はとてもかわいいと感じています。   共感してくれる方はいらっしゃいますか!?     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));  
ここの魚たちは今
  • アクア・トトの生き物
  • 日本の淡水魚

ここの魚たちは今

新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、皆様の感染リスクや安全面を考慮し、一部イベントを中止しております。   その1つに「ふれあいプールのエサやり」があります。       通常だとお客様がエサやりをしながら、魚たちとふれあいを楽しめる水槽で、お客様からいただくエサで健康に育ち、元気にしていますが... それではエサやりが中止になってからは、魚たちはどうなっているのでしょうか?     ご安心ください。 毎日スタッフが面倒を見ているから大丈夫ですよ。   エサも毎日このように与えています。 では元気な姿をご覧ください。 [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2020/03/清流.mp4"][/video]   はーい 今日も摂餌良好です。 早く再開できる日がくることを願っています。 再開したら、また魚たちと触れあってくださいね。 では       Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));  
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本日の開館時間

9:30-17:00

最終入館 16:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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