おもしろ飼育コラム

油膜取り装置にいた魚
  • アクア・トトの生き物

油膜取り装置にいた魚

2Fコンゴ川下流の魚の展示水槽には、定期的なフガフガでおなじみゴライアスタイガーフィッシュをはじめとして、木製バットみたいなポリプテルス・コンギクス、性格が超悪いクラウンテトラなど、いかつい大型魚が展示されています。   さらに最近、ナイルパーチの展示も復活しました。個人的激アツ水槽です。   これらの魚たちはいわゆる肉食魚。餌としてアジやサバを中心に与えています。 そのため、餌やり後は水面に油膜がはって見苦しい状態になります。それを防ぐ為、このような簡易的な油膜取り装置を水槽の奥に設置しています。   このバケツの中にはスポンジフィルターが設置されていて、油膜を除去します。   定期的に清掃しているのですが、一月ほど前にこのフィルターの中から小さな魚が発見されました。   こ、これは!!! オーネイトキャットの幼魚!!! (種名板は学名のオーケノグラニス・オキシデンタリスと書いてますが、言いにくいし書きにくいので一般的に使用されているオーネイトキャットでお許しを。)     オーネイトキャットはこの殺伐とした水槽の中で唯一、平和&友好的な感じの魚です。この異彩を放つ特徴的な口は、来館者の皆様の目を引く人気者でもあります。たぶん。   まさかこのオーネイトキャットが水槽内で繁殖していたとは驚きです…。孵化後、他の魚に襲われずに水面に上がった個体が、奇跡的に油膜取りに引っかかったと思われます。そんなミラクル魚が2匹もいました。   本種は砂底に1.2~3.8mもの大きな巣を作り、その中に卵を産みます。そしてオスが子育てをするとのことですが、そんなシーンは全く見かけませんでした。   いや、見かけないというか正直気にしていなかったというべきか。 今までオーネイトキャットのことを全く気にかけていなかったくせに、こういうことがあるとキャーキャー言ってしまうミーハーな私。 早速、巣の痕跡みたいなものや、他にも幼魚いないか、水槽に潜ってみました。     が、残念ながらオーネイトキャットは見つからず。   でもゴライアスタイガーフィッシュの歯を2本拾いました。これはこれで超うれしい。     ミラクルなオーネイトキャットたちは、現在全長3~4㎝まで成長しています。 ですが、親たちがいる水槽にデビューできるまでには何年かかるんでしょうか…。気長に育てていきたいと思います。     あとはどこでどんな風に産卵したのか、今後はちゃんとチェックしておきたいと思います。 今回は勝手に繁殖しただけで、飼育技術もへったくれもないのですが、まぁ、やっぱりうれしいですね。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));  
カタハガイ産まれのシロヒレタビラ
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  • 日本の淡水魚

カタハガイ産まれのシロヒレタビラ

こんにちは。 梅の花が咲いて、春まであと少し。 そろそろ、春に繁殖させる魚の様子が気になり始めています。   そういえば、ちょうど昨年の今頃に、こんな記事を書きました。   3階の岐阜県の希少淡水魚コーナーでは、 婚姻色に彩られたシロヒレタビラのオスがいて、 産卵母貝となるカタハガイの近くをうろうろしています。 ときどきメスと寄り添って泳いだりもします。     ここワンド水槽での出来事です。     それから、どうなったでしょう? じつは、夏から秋にかけて、5匹のシロヒレタビラの稚魚が誕生しました。   産卵母貝として、頑張ってくれたのはこちらのカタハガイ。   タナゴに卵を産みつけられるという災難?に合いながらも、 今でも元気そうです。   貝から浮上した稚魚は、2.5cmぐらいにまで育ちました。 警戒心が強いので、奥のほうに隠れていることが多いのですが、 人気のない時間には、稚魚同士かたまって泳いでいます。   こうして、私たち飼育スタッフが何も手助けしなくても、シロヒレタビラは貝に卵を産みつけ、産みつけられたカタハガイは衰弱もせず、稚魚の母貝を役目を果たしてくれました。   魚も元気。貝も元気。ということを示してくれたようで、なんだかうれしいですね。   これで、カタハガイが繁殖して幼生を放出してくれたら完璧なのですが…。 その時のために、幼生の宿主であるトウヨシノボリも同居させていますが、そんなに簡単には行きませんね。 (カタハガイの幼生はヨシノボリなどの魚のヒレなどに寄生して成長します。)     カタハガイなどの淡水二枚貝の長期飼育や繁殖はとても難しく、淡水生物の保全に関わるすべての人たちにとって大きな壁であり、課題となっています。 ですから、展示水槽での繁殖は無理だとは思いますが、せめて長く生きていてほしいなと毎日見守っています。     最後にひとつ、こちらのワンド水槽からお知らせです。   最近、ササノハガイの仲間の分類が見直され、ここ岐阜県に生息するトンガリササノハガイは「ササノハガイ」に改められました。     魚の名札も、ささっと修正いたしました。今後ともお見知りおきを。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));  
パンタナール旅行記  ボニートに着きました
  • アクア・トトの生き物
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パンタナール旅行記  ボニートに着きました

こんにちは パンタナールに行った河合です。   前回はブラジルに到着して驚きの連続というお話でした。 今回もその続き 長旅の目的地ボニートに到着してからのお話です。     最初に基礎知識として パンタナールは大きく北と南に分けられています。 ボニートという街は南パンタナールで有名な観光地です。 ボニートはポルトガル語で「美しい」という意味です。 サンパウロやリオ・デ・ジャネイロ、海外から長期休暇を利用して多くの観光客が訪れます。       我々がボニートに到着したのは夜 まずはホテルにチェックインし 荷物を置いてすぐに夕食のため街中のレストランへ移動しました。 今宵もまたブラジル料理が期待できるレストランです。   こちらがメニュー 一番上がピラルクー、2番目がパクー(コロソマ)、3番目がピンタード(タイガーショベルノーズキャット)の料理です。   ここで食べたのはピラルクー   ピンタード パクー ピラニア どれも白身で淡白な味、料理方法はだいたい揚げたものです。   一番美味かったのはパクーのスペアリブでした。淡白だけではなく、程よい脂ののりと旨味が口の中に広がり、あまりの美味さに感動しました。皆さんも機会があれば是非、ご賞味くださいね。     今回もまた胃袋でブラジルを味わい、レストランを後にして周辺を散策しながらホテルへも戻るわけですが ホテルに帰るまでも感動の連続!!!   まずはボニートの観光のシンボルになっているピラプタンガのモニュメント。 出発前にインターネットで検索して「見てみたいな~」と思っていたものにいきなり出会い大興奮!!   いくつか立ち寄ったお土産屋さんでは、パンタナールらしいお土産がたくさん売っているではないですか!   電話ボックスもいちいちパンタナール!! ジャガーとオオハシの電話ボックスです。   電話ボックスでこんなことをして遊んでいると   「デザート食べない?」とメンバーに誘われ僕の大好物 アイスクリーム屋さんへ   さすがフルーツ大国 いろんな果物のアイスがたくさん!!! メンバーみんなアイスクリーム大好きで気が合い、カンポグランデに到着してから毎日食事の後にアイスクリームを食べるのが日課で本当に幸せでした。 感動の連続でホテルに戻り、明日の調査の準備をして就寝しました。     翌朝、明るくなってからホテルの庭を改めて見ると、木彫りの生き物たちがたくさん。 毎日が新鮮で刺激的でした。     朝食を食べながらミーティングして 荷物を積んでいよいよプラタ川とその支流オーリョダグア川へ [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2020/02/プラタ川へ-2.mp4"][/video]   まだまだお話は続きます。 次回は川の中での出来事を予定しています。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));  
新しい命
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新しい命

こんにちは!   2020年はネズミ年ですね。(もう2月ですが・・・)   私はネズミ年なので今年は年女です。 何かいいことありますように! 幸せに暮らせますように!! 美味しいものをお腹いっぱい食べられますように!!! と願っている日々です・・・     そんな中、アクア・トトにいる日本で一番小さなネズミ、カヤネズミに幸せが訪れたようです。     カヤネズミはユーラシア大陸や日本などに生息しており、学名は「Micromys minutus」、ラテン語で小さいネズミという意味です。 雑食性で、当館ではリンゴやサツマイモ、ひまわりの種などを与えています。   現在当館のバックヤードには、繁殖をさせるためのケージが計9個あり、1つのケージに雄と雌のカヤネズミが1匹ずつ、ペアで飼育しています。     齧歯類が大好きな私は、毎年、増えないかな~とワクワクしていましたが、なかなか増えてくれません・・・     そこで、床材を厚く敷いてみたり、日照時間を調整するため照明を付けたりと、様々な飼育方法を試してみた結果、なんと!!     繁殖に成功しました!!     2019年11月18日、いつもより餌の減りが多いことに気付きました。 普段はストレスを与えないようにするため、なるべくケージの中は触らず管理をしていますが、この時はケージの中を覗いてみることにしました。 すると、なんと・・・少し成長した子供のカヤネズミが2匹、さらにまだ毛の生えていない生まれたばかりのカヤネズミが5匹もいました。   年に2回繁殖をするといわれていますが、1度産み、またその後にもう一度出産したようです。 子供のカヤネズミ2匹は、成長具合から離乳(生後約2週間で離乳します)も終えており、生後約20~30日ほどではないかと思います。 上の写真は親(右)と比較していますが、 まだ体も小さく、毛並みも親と比べてしんなりしています。     そして同時に見つけた5匹の赤ちゃんがこちら。     まだ毛は生えておらず、目も開いていません。必死に前あしを動かすのがやっとです。 正確にはわかりませんが、生後約3~5日ではないかと思われます。   初めて見つけたときは、可愛すぎて声を出してしまいました。   もう離乳していた2匹は雄、雌1匹ずつだったので、 雄はお嫁さんを、雌は旦那様をむかえ、新たなケージに引っ越しです。     そして、生まれたばかりの赤ちゃんは親に託してしばらく観察してみることに。     次の日、ケージの中を覗いてみると・・・   なんと毛がうっすらと生えてきました。 昨日はまっピンクだったのに対し、若干灰色がかっています。 体の形も少しはっきりしてきたように思えます。   まだ体のサイズは小さく、私の小指と比べてみるとこの通り。   小指の第一関節ほど(1.5~2㎝)です。   あまりの小ささと親が育児放棄しないか注意しながらすぐさまケージを閉めました。     そして、発見から3日後。   順調に育っているようで一安心。 しっかりと毛が生えているのがわかります。 ですが、この時点でまだ目は開いていません。       11月23日(発見から6日後)、ついに!! 目が開きました!!     次の日には、まだぎこちないながらも、もぞもぞと動いています。 [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2020/02/動画1.mp4"][/video]     4日前と大きさを比較すると・・・   少し大きくなり、3㎝ほどになっていますね。 成長の早さに驚きながらも、すくすくと育っていることに嬉しさを感じます。     そして発見から9日後には、元気に動き回るように!   [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2020/02/動画2.mp4"][/video] 昨日のぎこちなさは消え、一生懸命穴を掘ろうとしています。 顔は見せてもらえませんでしたが、この後、巣から出て少し歩いたりもしていました。 まだ体は小さくても、もう立派なカヤネズミですね。     そして無事大きく育った5匹は、新たなパートナーと共に暮らしています。   そのうちの1匹は2月6日より展示槽にデビューしました!   展示槽には計5匹のカヤネズミが暮らしていますが、その中でもまだ体は小さいのでご覧いただくとわかるかと思います。   すぐに成長して大きくなると思いますので、皆さんぜひ会いに来てあげてください。   今年もまた、新たな命が生まれますように・・・   そう願いながら、カヤネズミを愛でている毎日です。   皆さんに嬉しい報告ができるよう頑張りますので、小さなカヤネズミ達の応援、よろしくお願いします!     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));  
コサギの脚はどこいった?
  • アクア・トトの生き物

コサギの脚はどこいった?

先日、お客様からご質問をいただきました。   「コサギが片脚で立っているんですが、怪我とかしてるんですか?」 [caption id="attachment_8227" align="alignnone" width="525"] 片足立ちのコサギ[/caption] これは、不思議ですね。あるはずの右脚が全く見当たりません。 でも、これは怪我をしているわけではなく、ましてや無くなってしまったわけでもありません。   では、どこへいってしまったのかというと、お腹の羽毛の中に入れているのです。 羽毛のない脚をお腹の羽毛の中に入れることによって、脚から熱が逃げていかないようにしていると考えられています。 体温維持の目的以外にも、片脚ずつ休ませている場合もあるようです。   さて、脚以外にも羽毛のないところがあります。 それは、くちばしです。 [caption id="attachment_8325" align="alignnone" width="525"] 首を曲げて休むカルガモ[/caption]   こちらはカルガモですが、首を180℃曲げて背中の羽毛の中にくちばしを入れて休んでいます。 熱(体温)を逃がさないようにいろいろ工夫しているんですね。   確かに羽毛布団って暖かいですもんね。 Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
水族館の困りごと・・・落ち葉の巻
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水族館の困りごと・・・落ち葉の巻

アクア・トト ぎふの館内ではいろんな植物が見られますが、3階、4階には本物の植物が植えてあります。   ホウノキやイタヤカエデ、ミズナラ、トキノキ等いろんな種類があるのですが、秋から冬にかけて落葉樹は、枯れた葉を落とします。 はらはらと落ちてくる落ち葉は季節を感じ風情があるのですが、この時期は量が半端ではありません。   特に水槽内に落ち葉がたまると、ろ過循環の配管にはりついたり、オーバーフローに詰まったりと設備的な事故につながる恐れがあります。その為、スタッフは開館準備の時間にできる限り回収しています。     これはコツメカワウソの水槽の写真。 大量の落ち葉が浮いていますね。   ここまでたまると開館作業時の落ち葉回収がとても大変になり、通常の3倍以上の時間がかかるのです。というのも浮いている落ち葉はササッと掬うだけで終わるのですが、水槽の底に沈んでいるものや、流木や擬岩の下に入り込んだ落ち葉はベタッと張り付いてなかなか取るのが難しいです。     これはアズマヒキガエルの水槽。 ここは植物や石の間に落ち葉が入り込んで、取っても取っても終わらない・・・     これはコイの水槽。 落ち葉は底に沈んで、端の方に固まっていますね。この水槽はウェーダーを履いて水槽の落ち葉を回収します。ウェーダーを履いていると、動きにくく落ち葉回収の難易度が上がります。うまく取れない落ち葉は潜水掃除の際に回収することもあります。 落ち葉は季節を感じることができる、アクア・トト ぎふには無くてはならないものですが、事故を未然に防ぐためにも日々落ち葉と格闘しながら回収しています。 そんな私たちもこの作業をすることで季節を感じています。   Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
子育てする魚
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子育てする魚

水族館2階、最後にある「タンガニーカ湖の魚」の水槽。 1/13の古田さんのブログでも紹介されていますが、ここに展示されている魚の中には、親が子供を保護する、つまり子育てする種類が多くいます。   卵を口の中に入れて守る魚や、貝殻の中に卵を産み、ずっと付き添って敵から守る魚など、その方法はさまざま。少しでも多くの子孫を残すため、それぞれ知恵をしぼっています。     「へえ、魚が子育てするんだ。見てみたいかも・・・でもそんな簡単には見られないよね?」 と思われたあなた。 ちょっと気を付けて観察するだけで、その望みは割とすぐ叶います。 画面上部に写っているベージュの魚。これはネオランプロローグス・ブリチャージといい、子育て真っ最中のペアです。 岩に卵を産みつけ、生まれてきた稚魚たちを守っているところです!   とはいえ、稚魚たちはまだ2ミリほど。一応写ってるんですが、ちょっと分かりにくいですね・・・。     では、こちらの動画を見てみましょう。 [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2020/01/neo.mp4"][/video] お分かりいただけたでしょうか? 小さな白い点のようなものが親のまわりをうろちょろしていますよね。これが稚魚たちです。 こんなに小さいのに自力で泳いでいます。そしてちゃんと親の近くにいて、どっか行っちゃったりしないところがとても可愛い!     この動画は1/10に撮影したものなので、この子たちは成長して巣立ってしまい、今はもうここにはいません。   でも、気を付けて水槽を観察すれば、こうやって稚魚を守っている様子や、口いっぱいに卵を入れてもごもごしているところ、卵を産むための穴を掘っているところなど、育児行動を見られることも多いですよ。     今度アクア・トトにいらっしゃったときにはぜひ、タンガニーカ湖の水槽に注目してくださいね。   Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
パンタナール展~第2章~いきもの『ドラード』
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パンタナール展~第2章~いきもの『ドラード』

みなさん、こんにちは。   パンタナール展~第2章~のいきもの『アルマジロ』 に続きまして、今回ご紹介するいきものはこちら 「ドラード」です!       ドラードだけは第1章に続いて登場しています。(↓第1章の展示の様子)   ドラードファンにはたまらないことでしょう。   ですが今回のテーマは「森」なので、ちょっと変化をつけたいですよね。     <展示開始時>       <ちょっと前>     <現在> そうです。フェイクグリーン(擬草)を付けて足してみました。 これで森のイメージや水中の水草のイメージが、より伝わるのではないでしょうか?   普段なら水槽のレイアウトを変えるところ、今回は水槽の外側をセンス抜群の先輩にいい感じにアレンジしてもらいました。       更に予想外の出来事が起こりました。   なんと水槽の外側を変えたことで、ドラードの行動に変化があらわれました。     以前は、水槽をぐるぐる泳ぐ単調な行動が比較的多かったのですが、設置した植物の影に止まったり、水槽の中央に堂々と止まったりと、行動に明確な緩急がついてきたように感じます。   じっとしてくれる時間があるので、ドラードの写真が撮りやすくなりましたよ。 こんな感じ     水槽の中の石や木などを変えることで魚の行動が変わることはよくありますが、こんなにもはっきり変化があるとは・・・・・・・・・・・・。   現地にいった河合に聞いてみると、野生のドラードはゆっくり泳いでいる姿もありましたが、水草が群生している草陰や大きな流木の陰でとどまっているドラードもいたとのこと。     この動画は現地の泳ぐドラードです。 [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2020/01/ドラード現地-1.mp4"][/video]   ドラードもよく周りの景色を見ているんですね。     さらに!企画展ブース内の変化は、フェイクグリーンだけでおしまいではないですよ(予定) 只今、こんな感じで企み中です。       さらに、トトラボの映像も増やす予定です。 まだまだ少しずつ付け足しをしていきますのでお楽しみに!       おまけで 餌をあげるとどうなのか?と思ったので、動画を撮影したのが、こちらです。 [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2020/01/ドラード展示.mp4"][/video]   さすがドラード、かっこいいの一言につきますね。 このかっこよさもありドラードは釣り人の憧れと言われます。 それ以外の理由の一つとして、針にかかると驚くべきジャンプを繰り返し必死に逃げようとする、それを制して釣りあげることがとても楽しいと聞きます。   飼育する側としては、そのジャンプはとても恐ろしく、何かの拍子に驚きジャンプしたり水槽内を暴れまわったりしないか、常に不安でした。     しかしこのドラードは今のところ全くジャンプすることなく、壁などにぶつかったりすることもなく、むしろ驚いたことあるのか?というほど、堂々としています。     草陰に息をひそめる「川の虎」ドラード、かっこいいです。 Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
新しく仲間入り!
  • アクア・トトの生き物
  • アマゾンの生き物

新しく仲間入り!

みなさん、こんにちは。 段々と寒くなってきましたね。 インフルエンザや風邪の対策はばっちりでしょうか? さて、今回の主役はこちらの「アマゾン川の魚Ⅱ」水槽で展示している、一番大きな魚ピラルクーです。 最近、こちらの水槽のピラルクーの数が増えたのはお気付きになりましたでしょうか? なんと!合計4匹を展示しています!!     とても大きいピラルクーが1匹、少し前に仲間入りした中くらいのピラルクーが1匹、そして、最近仲間入りした小さいピラルクーが2匹の計4匹です。 写真で大きさを比較してみましょう!   大きさはおおよそ、大きいピラルクーは2m弱、中くらいのピラルクーが90cm、小さいピラルクーが60cmでしょうか。   日々、少しずつ成長していますので、今後に注目してくださいね! 毎日11時30分からはこの「アマゾン川の魚Ⅱ」水槽にてフィーディングウォッチも開催していますので、そちらもぜひ、ご覧くださいね!       Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
あこがれのオヤニラミ
  • アクア・トトの生き物
  • 新しい展示
  • 日本の淡水魚

あこがれのオヤニラミ

こんにちは。   ニッタン(日本産淡水魚)好きの方に絶大な人気のあるオヤニラミ。 京都以西の本州、九州北部、四国東北部が自然分布域です。 きりっとした顔立ち 鮮やかな色彩 これぞ魚!という体形 肉食性の名ハンター そのくせ、卵に寄り添い見守る姿は、まさにギャップ。キュンとなりますよね。 ところが水槽で飼育してみると、オヤニラミ同士の闘争が絶えず、お互いをぼろぼろにしてしまいます。 1匹だけでは、全長10cmぐらいとあまり大きくない上に、水槽の角にかくれたり、木に寄り添うように立ち泳ぎして、見えないことも多い。じつに飼育係泣かせのオヤニラミです。 ところで、日本にオヤニラミの仲間はこの1種類だけですが、 海を渡った大陸(朝鮮半島・中国・ベトナム)には、4種類が生息しています。     1つは以前、当館でも展示していたコウライオヤニラミ。 最大で全長18cmと日本のオヤニラミよりもかなり大きいです。 さらに中国には、20cmオーバーの大型のオヤニラミも生息しています。 ナンシオヤニラミという種類なんですが…。   う~~ん、見てみたい。かっこよさそうだなぁ。   というわけで…。   展示スタートしました!   今はまだ20cm未満ですが、貫禄は十分。 気分によってなのか分かりませんが、体の斑紋もしま模様だったり、複雑なまだら模様だったりと変わる様子。   小っちゃかったころは、こんな様子でした。 小さくても、エサを食べる時はいっぱしの名ハンター。 [video width="1920" height="1080" mp4="/wp-content/uploads/2020/01/blog-1.mp4"][/video]     なかには、生きたエビや小魚しか食べてくれない個体もいて、野性味を失わないところも、また魅力的です。   大きくなった今の写真は、ここでは貼るのをやめておきます。 どんな魚か楽しみに来館してくださる方もきっといらっしゃると思いますので。   じつは、アクア・トトのこのエリア(釧路湿原から中国・メコン川)には「日本の魚はどこからやってきたの?」というテーマがありまして…。 「日本には、大陸の魚と同じ仲間の魚がいるんだよ。」ということもそのテーマの一部です。 まさにオヤニラミもそう。太古の日本列島が本当に大陸とつながっていたんだなぁ…ということが、オヤニラミの仲間の分布域からも分かります。   「いつか絶対に展示してやるぞ!」と長年思い続けた魚ですので、 展示をスタートすることができて、本当にワクワクしています。   展示場所は2Fの「雲南省の魚Ⅱ」という名前の水槽です。見つけてくださいね。           Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
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本日の開館時間

9:30-17:00

最終入館 16:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

年間パスポート
のご案内