今回は「アマゾンの魚Ⅰ」水槽に新しく展示した魚を紹介します。 名前はブリコンといいます ぶり大根とは違いますよ 夏から第1章、12月からは第2章とロングランで開催中のパンタナールの企画展の中で、映像や写真にも登場してきた、ピラプタンガという魚がいますが、ピラプタンガは現地名であり、ブリコン属(Brycon)というグループになります。 ブリコンの仲間は40種ほどが確認されているようです。けっこう種類がいますね。 今回は、アマゾン川水系のコロンビア産のピラプタンガが仲間入りしました。 実はこの魚、数か月も前からバックヤードで養生してきたのです。 予備水槽に搬入されてからというもの餌をまったく食べず、驚いて水槽の壁面に突進することもありました。 遊泳力がとても強く、水槽内の空間把握などができていないようです・・・ 人影に驚かないよう黒いシートを貼り、突進の衝撃を抑えるために水槽の隅を柔らかい板で覆い、飼育を続けました。 このような環境で光や音、人影にも少しずつ馴れ、摂餌もするようになってきたのです・・・。 いよいよ展示水槽にお目見えの日・・アロワナのいる1階「アマゾンの魚Ⅰ」水槽にデビューです。 網から放たれると戸惑いを感じながらも徐々に馴れ隅々まで遊泳します。 バックヤードの300リットルの水槽から30トンの水槽に放たれた姿はまさに水を得た魚であります。 是非、見に来てくださいね! Tweet