開催中の企画展「ブラジルパンタナール大湿原~第2章残された森~」には、大きなハイギョ「レピドシレン・パラドクサ」を展示しています。 ハイギョは、足のように細長く伸びた胸びれと腹びれが特徴です。 ある日このレピドシレンを眺めていたところ、右の腹びれの後ろにピンクのおへそのようなものを発見しました。 これは総排泄口、つまりお尻の穴です。 人間はおしっことウンチが別々の穴から出ますが、魚類や鳥類などでは同じ一つの穴から出ます。この穴が総排泄口です。 それにしても普通、お尻の穴というものは、生き物の体の正中線(真ん中)上にあるものですが、このレピドシレンのは右に偏っていますね。 調べてみると、ハイギョはオスもメスも、写真のように総排泄口が左右どちらかにかたよっているのだそうです。 しかも聞くところによると、右に寄るか左に寄るかは、1匹ずつ違うのだとか! ものすごく気になったので、バックヤードにいる別のレピドシレン・パラドクサを見てみました。 するとこちらは左寄りでした! 右と左、割合は半々なのか? それとも右が多いとかあるのか?? 地域によって割合に差があったりとかするのか??? もっとたくさん調べてみたくなりました。 本当に個体によって違うのですね。面白いなあ・・・。 みなさんもどこかでハイギョをご覧になったら、お尻の穴をチェックしてみてくださいね。 そして、「どこそこのハイギョの総排泄口は右だった」と私に教えてください。 Tweet