おもしろ飼育コラム

ペープサートやりましたー
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ペープサートやりましたー

こんにちは。 お盆が明けて、ちょっと涼しくなってきましたね。 お盆前に「ペープサートやりますよー」のブログをアップしましたが、 早いもので、もう終わっちゃいました。 9日間3回ずつ、全27講演無事に終了。 見にきてくださった方、ありがとうございました。 (1日目の初回は音声が小さく聞こえずらかったかと思います。すみませんでした。)     こんな感じでした。 登場するキャラクターがかわいいと人気でした! 「終わったら貼ってあるポスターをください」とまで言っていただけたので、 後半になり、急きょ配布用の資料を作りました。          終わってみて、写真を見たら、↓こんな風に終了と同時に  子どもさんたちが駆け寄ってきてくださる回もあったようで…。  やってよかったなぁとしみじみと感じました。ありがとうございます。       さて、どんなストーリーだったのかというと、 ・タンガニーカ湖にすむシクリッドたちはいろいろなものをエサとしているんです。 ・ひとくちに石についたコケを食べる魚と言っても、 食べるコケの種類や形状が魚によって違っているんですよ。 ・歯や口の形はエサを食べやすいように、 それぞれ独自の進化をとげて今があるのですよ。 などなど。 文章にすると、堅苦しくて読みづらくても、劇にしてみるとわかりやすいのでは? という試みでした。 こういう方法で、生き物を紹介できるって、 水族館の醍醐味のひとつなんじゃないかなぁと思います。 やれてよかったですし、またやりたいです。 それでは最後に 「わくわくシクリッド劇場」ノーカット映像を貼り付けておわりにします。 それではまた。       ツイート

おじいちゃんカワネズミの最後
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おじいちゃんカワネズミの最後

2015年7月13日、カワネズミNo.4が死亡しました。 2012年10月24日に当館に来てから993日、約2年9ヶ月目でした。       No.4は、2012年度に開催された企画展「渓流展」で、 渓流に棲む生き物を紹介するために、岐阜県内の川で捕獲されました。 カワネズミの飼育は非常に難しく、 同時期に捕獲された別の個体が死亡する中、 飼育側の力不足により痩せてしまったり、全身びしょ濡れになったりしながらも、 ここまで生き延びてくれました。 過去の野外での再捕獲記録によるカワネズミの最長生存記録は3年。 死因は感染症による衰弱でしたが、 解剖の結果、歯がボロボロで物を噛むのも難しいほどの状況が見られ、 一般にいう「老化」の特徴がみられるものでした。 (若かりし頃のNo.4)       渓流展終了後も展示が継続され、 超マイナー生物だった「カワネズミ」の存在を 多くの人に知ってもらうきっかけとなったNo.4。 しかし、展示のためにカワネズミを野外から連れ去ることは正しいことなのかと、 野生動物を扱う人間として、自問自答の日々です。 ともすれば私の飼育係生活の半分以上の時間を一緒に過ごしたNo.4。 空っぽになった水槽を眺めながら、       知識のなさ、技術のなさ、自身の怠惰を悔やみながら、 No.4が残してくれたことが次につながりますように。 と、強く願っています。 最後に、若かりし頃にNo.4が水中の魚を捕らえる映像を張り付けて終わります。 これまでNo.4を見守ってくれたみなさまに感謝申し上げると共に、 今後のカワネズミ飼育技術の発展および、 カワネズミという存在をより多くの人に知ってもらえることを祈って、 ブログを閉じます。   ありがとうNo.4。     ※哺乳類の捕獲には許可が必要です。 ※カワネズミの展示は現在も継続されています。       ツイート

不遇の金魚水槽
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不遇の金魚水槽

こんにちは、飼育の風間です。 今回は水族館の入り口に入ってすぐ。 無料で見られる唯一の水槽「テーマ水槽」の紹介です。 このテーマ水槽、季節によって展示内容が変わります。 この夏の担当は私、風間。 ということで、「金魚」を展示しております。 せっかく金魚を展示するのだから、キレイに見せたい! ということで、お財布と相談しながら光の演出をいろいろと考え・・・ このような水槽が完成いたしました!     金魚のヒラヒラに青や黄色の光が映って、なかなかいい感じ♪     な~んて、満足していたのですがッ!   がッッ!!! 展示内容の変更があると、大抵どこかのマスコミが紹介してくれるのですが、 今回は「ゼロ」 0なのです。 それもそのはず。 エントランス水槽の切り替わりと同時期に 「企画展 “アフリカ進化の湖” の開始」 「トト・ラボのオープン」 「中庭の “おさかなふれあいプール” のリニューアル」 という、一大企画が押し寄せ、そちらに全てもっていかれてしまったのです!   ナンテコッタ(°□°)! というわけで、ひっそりとブログで宣伝しようと、筆をとったわけであります。 更にこの水槽、8月8日からひっそりとリニューアル。   左側が黄色からピンクの演出に変わって、 展示している金魚も変更されているのです。     大きな企画に押され気味な金魚水槽ですが、見られるのは8月30日まで。 地味~ではありますが、 光の中を泳ぐ金魚たちの姿をぜひ見に来てくださいまし~。   ツイート

ピラニア水槽の模様替え
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ピラニア水槽の模様替え

6月8日は河川環境楽園がお休みということで、 水族館も休館日でした。 お休みといえど、やることはたくさん! 生き物の世話はもちろん、設備の点検や修理、 水槽の大掃除など、内容はモリモリです。 私は何をしていたかというと、 ピラニア水槽の模様替えをしていました!    こちらが手直しする前の水槽です。 作業中の写真を撮ったので、 その時の様子をお伝えします! まずやること!ピラニアたちを移動させます。  お互いの安全のためにも、 別の水槽に少しの間だけ、お引越ししてもらいます。 バケツで運ぶ途中、ピラニアたちの重さを感じて 「大きくなったなぁ…」としみじみ思いました。 次は底砂を取り出して、水槽の掃除をします!  ↑目線頂きました☆ 新しく流木を設置して     水草を植えて    この水槽に新しく加わる仲間をスタンバイ!   砂地をモフモフ進む愛らしい仕草から、 この魚を好きな方も多いのではないでしょうか? 種名板を作成し…    写真にチラっと名前が載っていますね! そうです!今回新しく展示に加わるのはコリドラスなんです!!! そんなコリドラスたちを展示水槽へお招きして、 ピラニアたちも元の水槽へ戻って…   模様替え終了です! 少し照明も工夫して、水がキラキラ揺らめくようになりましたよ!   コリドラスも、はじめは新しい環境に戸惑っているようでしたが、 しばらくすると砂地をモフモフ進み始めてくれました。   古株のピラニアたちとの相性はというと、 今のところお互いが干渉せず、良いかんじです! ぜひ、来館された際は水槽の底の方にもご注目ください! ピカピカになった水槽と共に、お待ちしていますね!         ツイート

つぼみ成長期4
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つぼみ成長期4

みなさん、こんにちは! 随分長いこと、「つぼみ成長期」を 更新していませんでしたので そろそろ・・・ 書きます!! さて、つぼみですが アクアトトへやってきてから 早いもので1年以上が経ちました。 やってきたばかりのころは    こんな感じでした。 まだ、体も小さくてかわいいですね。 体重は41.5㎏でした。 そして現在、 体は大きくなり、 体重は50.7㎏! 1年で約10㎏成長です! こんな感じです↓   おっきくなったでしょ!!! 来た頃よりも、私のことをちゃんと見てくれるようになりました!   え? あまり変わらない? 分かりづらいですかね? では、もう一枚違う写真をみてみましょう↓    どうですか? ちなみにこの体勢は 最近出来るようになりました。   近くでつぼみを見ている私は 「だいぶ、成長したなー!」 なんて、思ってはいたんですが 写真で見るとよくわかりませんね。。。 まあ、とりあえずですね、 元気に成長しています! できることも増えました! 魚もモリモリ食べてます! デビュー時期は、まだまだ先ですが トレーニングは 毎日10時、13時、16時ごろに 引き続き行っております! また、会いに来てあげてくださいね! つぼみも待ってます!         では!         ツイート

トウカイコガタスジシマドジョウの成長記
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トウカイコガタスジシマドジョウの成長記

トトベビー水槽にいる トウカイコガタスジシマドジョウの子どもたち。  実はこの子たち、去年の8月生まれなんです。 今でこそ一丁前に『ドジョウ』の形をしていますが、 その姿になるまでに面白い発見をさせてくれました。 これまでを振り返って、ご紹介します!    ふ化直前の卵はこんな感じ。   こちらふ化直後の赤ちゃん。   とにかくちっちゃいです!    ふ化した次の日、目を凝らしながら赤ちゃんを見ていると、 不思議な形をしていることに気付きました。    水槽にいるのはドジョウの仲間のはずですが、 どちらかというと、サンショウウオの幼生の形に似ているというか…   気になったので、顕微鏡でのぞいてみました!     赤い矢印で示した部分。何かがにょろっと出ていますよね。 調べてみると、シマドジョウ亜科の仔魚期にみられる 外鰓弁(がいさいべん)であることが分かりました。 大人ではエラの中に納まっている器官(鰓弁)が、 赤ちゃんの時だけ、体の外に飛び出ているんです! これは不思議!! この外鰓弁、なくなるのもあっという間で、 ふ化からわずか4、5日でエラぶたの中に隠れてしまいました。   その後、赤ちゃんは順調に長細くなっていき、         ふ化して約1か月経つと、やっとドジョウらしい顔つきに。     観察を続けて、トウカイコガタスジシマドジョウって こんな成長の仕方するんだな~と、しみじみ思いました。 身近な魚でも、その赤ちゃんに出会う機会はなかなかないですもんね。 感動です。 当時と比べればかなり大きくなった!とはいえ、 まだまだ小さなトウカイコガタスジシマドジョウたち。    ぜひ、トトベビー水槽に会いに来てくださいね。 長い名前ですがみなさんに覚えて頂けることを信じて、お待ちしています♪         ツイート

トトベビーデビュー!!!!!!!!!!!!
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トトベビーデビュー!!!!!!!!!!!!

さてさて、今年もついにGWがはじまりました! みなさんは、どこかへお出かけする予定はありますか? 私は、友達とBBQをする予定です!! あとは、GWの企画担当になっているので、イベントの運営を頑張らなくちゃ! て、とこですかね。 なので、ブログを書いて宣伝です!! 今回、入館してすぐのプレリュードに特別水槽を設置しました。 『トト・ベビーのトトデビュー』 ということで、アクア・トトでうまれた生き物を集めて展示しています。 まだまだ、小さい子供たちの展示です。 今回は、それぞれの生き物の見どころを教えちゃいます。 では、順番に紹介していきますね! ①ネオランプロローグスブリシャルディ 目元が鮮やかで、なんだかお化粧をしているような顔をしています。 ほっぺたが赤く染まっている!!なんて感じでとてもキュートです♡ ②ナガレヒキガエル   カエルの子供はご存じのとおり、オタマジャクシ! ナガレヒキガエルのオタマは、口が吸盤状なのが特徴で、 よく見ていると、葉や石についたコケなどを食べている姿を見られるかもです。 口がパクパクと動いていますよ!   ③トウカイコガタスジシマドジョウ  生まれてまもないこのドジョウには、外鰓弁(がいさいべん)というものがついていて、 成長と共になくなってていきます。 ブログをよく書いている飼育員Sさんが成長記録を 写真におさめていたのでこちらをご覧ください! よーーーーーーく見るとあるのがわかりますよね? 展示しているドジョウはそれがもうなくなっていますよ!   ④カスミサンショウウオ   うまれてから、バックヤードで毎日世話をしてここまで大きくなりました! 水中をゆらゆらと漂ったり、泳いている姿が 個人的にはとてもかわいらしくて好きです。     ⑤ライオンヘッドシクリッド この魚は、石の隙間や陰に隠れ家を作るので水槽内を見ても、なにもいない!! なんてことがあるかもしれません。 でも、よく見てみてください。 見ていると、石や草の隙間から、 ひょっこりと顔を出したり、泳いでくる姿が見れるでしょう! さて、 こんな感じでそれぞれとても魅力的で、かわいい子供たちを展示しています! ずっと見ていたくなっちゃうほどのかわいさですよ!!! 2015年のGWは、アクアトトで決まりですね! ちなみに、GWは予定が・・・ という方は、5月末までに来て頂いたら大丈夫です。 『トトベビー』の展示は、5月31日までとなっておりますので、 是非ともご覧になりに来て下さいね!! では、最後に 私は今回初めて、カスミサンショウウオの飼育に挑戦しました。 餌をあげたり、水を換えたり・・・ 日に日に、大きくなっていく姿がとても楽しく、うれしい気持ちになりました。 その時、成長記録として写真を何枚かとっていたので その中から、とっておきの1枚をみなさんにプレゼントです!! ドンッ!!         あ、でも こっちもすてがたいので・・・ ドドンッ!!!   では、みなさん この子達と一緒にお待ちしておりますね!       ツイート

隠れ家、増量。
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隠れ家、増量。

2階、コンゴ川の水槽に大きな流木を追加しました!    矢印で示したのが追加した流木です!  ビフォー写真を撮っていなかったことを悔やんでおります。。   新しく変わった環境に、魚たちの反応はというと… トンネルを覗いてみたり (クテノポマ・オケラートゥム)    隙間に収まってみたり (ライオンヘッドシクリッド)      なかなか新鮮だったようで、物珍しそうに流木の周りを散策する様子が観察できました。     手前に隠れ家が出来たことで 魚たちの姿がより間近で見られるようになりましたよ! ぜひ!水槽の前で足を止め、 魚たちの表情豊かな行動に注目してみてくださいね♪ それではまた!   ツイート

ヒゲいろいろ
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ヒゲいろいろ

  アクア・トトでは様々なナマズのなかまを展示しています。   こちらは3階にいるナマズ。 チャームポイントはやっぱりヒゲです! このヒゲは味を感じることができ、 餌を探すのに重要な役割を持つといわれています。 ナマズのなかまといえば、長く立派な髭を持っているイメージがありますが、 こちらはどうでしょう!    2階にいる、メコンオオナマズです。 ヒゲがない!? と思いきや、アゴの先に注目してみてください!     お分かり頂けるでしょうか!?         体に対して、すごく短いんです! 例えるのであれば、 プッチンするプリンの容器の底にあるアレのような、 ツンとした形をしています! 最後にもうひとつ、とっておきのヒゲを… コンゴ川に生息するシノドンティス・ノタータです。      ちなみに2階のこの水槽にいます。       さてそのおヒゲは…      枝分かれしてる! まるで植物の根っこのようです! このヒゲを常にせわしなく動かしているため、 撮影するのになかなか苦労しました。 見ようと思ってのぞかないとなかなか気づきにくいナマズのたちのヒゲ。 ちょっとマニアックですが、オススメの観察ポイントです! ぜひ、注目してみてくださいね♪   ツイート

プンプン!
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プンプン!

カラシン展の裏側で作業をしていると、なにやら気配が…       タライロン が 怒っている !! エラ蓋を立てて、ゆっくりと近づいてきました。     もうプンプンです。 どうやら水槽の上でゴソゴソされるのに反応した模様…。 ごめん、ごめんて!と言いつつ、 あまりの気迫に見入ってしまいました。   明らかに自分より大きな相手(私)にも ひるまずに、この表情です。     裏側はこんな感じ。       ちなみに、通常時はシュッとしています↓     このタライロン、野生ではどんなところにすんでいるのでしょう! 実際にアマゾンに行き、出会ってきた国崎さんに聞いてみました。   出会った場所はアマゾン川に流れ込むナナイ川という支流。 中央に小さく見えるのが国崎さんです。  なんとも広大ですね!         そんなナナイ川で流し網をした際、 偶然にタライロンを捕獲したそうです。       いました!     国崎さん、タライロンに負けない気迫です!   水槽の中で見られたような威嚇も、 実際はこの広大な水中で行われているのでしょうか。 水槽にいる個体を目の前にして、妄想が掻き立てられます!   企画展の観覧側から覗いても タライロンが威嚇してくることはほとんどありませんが、 今回のことで、裏側でもタライロンの気に触れないよう 慎重に作業することを心掛けようと思いました…。   カラシン展で一際存在感を放つ、 タライロンにぜひ会いに来てくださいね!      それではまた!   ツイート

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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