おもしろ飼育コラム

お見逃しなく!
  • アクア・トトの生き物

お見逃しなく!

先日の記事にもありました、「恋のトト♡loveチェック!」。  ぜひ皆さんにお勧めしたいスポットがあるんです! それがここ!     テッポウウオの水槽近くにある、洞窟です。   この場所に、「恋のトト♡loveチェック!」の 7番で紹介している「ベタ・スマラグディナ」を展示しています。        水槽はこんな感じ。        えっ、魚どこ!!? とスルーしてしまいそうになるかもしれませんが、 よーく探してみてください!   水槽の底や        水面近く        落ち葉の下にもぐりこんでいたりと       ひっそりひっそり、暮らしています。 一見地味でおとなしい魚のようにも思えますが、 実は意外と活動的で、見応えもあるんですよ♪   観察していると、こんな行動が見られるかもしれません。        オス同士の覇権争いです。 素早過ぎて、私の腕ではピントが合いませんでした… メスと比べて、体が鮮やかなのがオスの特徴です。 鰭と鰓を大きく広げて、 相手を威嚇します(フレアリングといいます)        体をひるがえした時のピッカピカボディ!! この様子を目撃したときは、 「なんてキレイなんだ…!」とつい水槽の前で長居してしまいます。   「恋のトト♡loveチェック!」カードでは、 このベタ・スマラグディナの恋愛テクニックを紹介しています! ぜひお手にとって、観察の参考にして頂ければと思います。   洞窟の中で、二人の距離も急接近!? なんてこともあるかもしれませんよ!   「水族館で♡冬デート」企画は3月16日(日)まで! ぜひぜひ、スマラグディナに会いに来てください♡   ツイート    

スズガエル
  • アクア・トトの生き物

スズガエル

こんにちは。 カエル好きの堀江(真)です。 今日は2Fで展示している チョウセンスズガエルの水槽を掃除しました。     水槽によって掃除のやり方はいろいろですが、   カエルのいる水槽を掃除するときは、   ほとんどの場合、カエルを全部移動させてからやります。   ふだん何事もなければ、   なるべく生き物には触らないようにしていますが、 掃除の時はここぞとばかりに触ります。 ついでに観察したり写真を撮ったりもします。 その時に撮った写真を少し紹介しますね。   後ろあしの水かきはなかなか立派です。     ゴーヤそっくりな背面です。イボには毒があります。       お腹は「毒持ってるぜ!!気をつけな!!」 というアピールの警告色で、ド派手です。       手のひらにも模様が。かっこいい!       指の先にも!おしゃれ。       ちなみに、背中はイボイボなのに 、   お腹はゆでたまごの殻をむいたみたいにつるつるぴかぴかなんですよ。     ところで、 「スズガエルは鈴のような声で鳴くことから、 スズガエルという名前がつきました」と、 本などには書かれています。     だから、飼育を始める頃は、   「それはそれは美しい声でリンリンリン…と鳴くんだろうなぁ」と、 鳴き声を聞けるのを楽しみにしていました。 でも、実際には「フィーフィー」とちっちゃーい声で、 なんとなく間の抜けた声でしか鳴きません。 まぁ、スズガエルの仲間は何種類かいるので、 ほかのスズガエルが鈴のような声で鳴くんでしょうね。   そんなことを考えながら、作業をしているうちに、 水槽はすっかりきれいになりました。   それでは、このへんで。   ツイート     

新しい仲間
  • アクア・トトの生き物
  • 新しい展示

新しい仲間

メコンオオナマズ水槽に新しい仲間が入りました メコン川水系に分布するコイの仲間たちです 上からブルーフィンカープ/タイガーバルブ/イエローフィンバルブの3種です。                                                         今回、展示したのは20~30㎝程度ですが、 自然界では1メートル近くにもなるものもいます   先輩のレッドフィンジャイアントバルブやパーカーホほどに大きく成長してほしいですね。 まだ水槽に慣れていないのか群れになって泳ぐ姿は見ていて飽きません。 メコンオオナマズたちはこの小さな魚たちが気になるようで、 先輩なのにどこか遠慮しがちです(笑)   新規展示の魚たちはバックヤードで11ヵ月もの間、大事に飼育して大きくしてきました。   成長を続け水槽が狭くなると、ちょっとしたことで暴れて水槽から飛び出すこともあり、 展示を決めたのですが、網ですくう際には今までにない暴れっぷりで、 数匹が床下にジャンプ・・・  幸い元気でよかったのですが、 私も冷汗が出て今日はかなり疲労しました・・・   ブログを作成していたら、21時になったのでもう帰ります・・・   長い期間をかけて展示にこぎつけた魚たちを是非見に来て下さいね!   ツイート     

水探訪
  • アクア・トトの生き物

水探訪

今日は立春。 昨日までの冬はどうだっかと振り返ると、 今年は雪がほとんど降らず、積もることもありませんでした。   そのわずかに雪が降った日、  ギンブナたちがエサと勘違いしているのか、 水面で口をパクパクしていました。       ところで、 みなさんの水族館が好きな理由は何ですか?  私はなんといっても水の存在です。   色、透明度、泡(あぶく)、流れ、音、におい、全てが好きですし、 さらに氷や雪、そして雲も大好きです。     ということで、 当館が再現している、川の元となる「水」を探してみました。 まずは、雨や雪を降らせるのは雲ということでこちら。 「乳房雲」   雲が下に向かって垂れ下がっていて、 今にも雨が降ってきそうです。  そしてこの時も直後に大雨となりました。     山に登ってみました。 岩には雪が積もっています。   暖かくなったら溶けて川を潤すのでしょうね。    山頂に着きました。 一面真っ白。 この雪も春になったら雪解け水として川に流れ込むのでしょう。   次はアイスクライミングです。 夏は水滴が滴っているだけの場所が今ではこの通り、 大きな氷柱ができています。   氷柱を登ってふと近づいて見てみると、 陽が当たるところでは、氷柱から水滴が。     そして生き物も雪、や氷に埋もれながら生きています。 コケはつららで凍りつつも、 ウバユリは雪に覆われつつも、 ともに春を待っていました。         ここに載せた光景は全て岐阜県内で撮影しています。 いいところですね岐阜県。   そんな冬の水探訪でした。   たちかわ           ツイート     

よく見てみると・・・
  • アクア・トトの生き物

よく見てみると・・・

はじめまして! 昨年の12月に入社した新人の須田です! 担当は魚類チームということで、 これから担当する生き物たちの情報をお届けしていきたいな! と意気込んでいます。みなさんよろしくお願いします!   さてさっそくですが… 飼育員の仕事は様々ありますが、 そのうちの一つとして「メコンオオナマズの個体識別」があります。  アクア・トトにいるメコンオオナマズは全部で6個体! それぞれに愛称がついています。 愛称はタイの言葉で1~6の数字を表しており、 1.ヌン 2.ソン 3.サム 4.シー 5.ハー 6.ホク  と、なかなかオシャレな名前がついているんですよ!   毎日の餌の時間には、「どの個体が、どれだけ食べたか」をチェックするため、 個体識別が必要になります。  “えっ、みんな同じ顔じゃないの?” と思っていた時期が私にもありました…    あるんです、個性が!   お恥ずかしいですが私が彼らを見分けるためのポイントを まとめたノートをお見せしますと… こんな感じで、 それぞれの顔の形、ほくろ(黒点)の位置、体の大きさなどで見分けています。 「ヌンと似てる」というメモが多いのは、私の彼らを見分ける基準としているのがヌンちゃんだからです…   写真で見てみると、こちらがヌンちゃん。   こちらはシーちゃんです。   それぞれの顔つきの違いがお分かり頂けるでしょうか? みなさんもぜひ、アクアトトにお越しの際は、 メコンオオナマズたちの個性を観察してみてくださいね!   それではまた!       ツイート       

いつもは
  • アクア・トトの生き物
  • アマゾンの生き物

いつもは

  いつもは離れているけれど、      今日は少しだけ寄り添ってみました。 こんな微笑ましいタイガーショベルノーズキャットは、 水族館1階のアマゾン川の水槽でご覧頂けます。     ツイート       

水族館で魚釣り?
  • アクア・トトの生き物

水族館で魚釣り?

こんにちは、   風間です。 モグラの記事かと思いきや、それは飛ばして担当違いの魚の話です。   ある朝出勤すると、 1Fの水草水槽に、不思議な物体が投げ込まれていました。         ん?           んんー???       これは…   お魚キラー(※)ではありませんか!!! (※)魚を捕る網のこと        しかも、 けっこう大漁!!!          そりゃそうですよね。 外敵のいない環境で、 しかも餌も上から降ってきて、ぬくぬくと過ごす毎日。 そんな守られた暮らしの中に突如として舞い降りるお魚キラー。 危険を察知できるわけがない。 むしろ、餌と勘違いして入る魚が続出すること必須です。   水族館で魚釣りかー!!!その発想はなかったなー。 と、思わず感心。   魚類担当のスタッフにお魚キラーが入っている理由を尋ねると、 「違う水槽に移動したい魚を捕まえたい」だそうな。 ちなみに、お目当てのお魚は、「ブラックテトラ@体長約5cm」        移動先は、シルバーアロワナとかの大型魚がウヨウヨいる水槽↓       大丈夫かいな!?   と思って見に行ったら、意外と上手いこと共存していましたー。        というわけで、そんなほのぼのしたお話でした。 モグラはまた今度ということで。 ではー。   ツイート       

冬限定メニュー
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冬限定メニュー

こんにちは。 やっぱり12月は寒いですね。   バックヤードのカエルたち、落ち葉にもぐってみんな寝てますよ。 ちょっと落ち葉をかき分けると…? トノサマガエルが冷たーくなって、じっとしています。   ほかに、モリアオガエルやナガレヒキガエル、 カジカガエルもこんな感じですごしています。   いつも火曜日と金曜日がカエルにエサを与える日なんですが、 みんなこんな感じなので、もちろんエサは食べません。     となると…、ふだん通りにコオロギを養殖していると、 ご覧の通り!!!     コオロギが大量に余っています。 カエルが活発な季節は、どんなに頑張ってコオロギを育てても、 いつも足りなくてヒーヒー言ってるのに…。   「コオロギせっかく殖やしてるんだから、だれか食べておくれよ~! あ、そうだ、コサギにあげよう。毎年あげてるんだった。忘れてた。」  ということで…   逃げないように、コオロギのあしを切って、容器に入れておくと、 3羽のコサギがかわるがわるやってきて、うれしそうに?食べてくれました。 育てたコオロギが無駄にならずにすんで、私もうれしいっす。 今日は以上です。   たわいもない内容で恐縮です。 それではまた。   ツイート       

モグラ、展示します。
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モグラ、展示します。

こんにちは、 お久しぶりーの………風間です!!!   今日は、ビックニュースがあります。 タイトルにもありますが、11月のマンスリー水槽にて、 「モグラ」を展示します!!!     アクア・トトぎふには、マンスリー水槽と言って、 月ごとに変わる4つの水槽があり、 それぞれの月にちなんだ生き物を展示しています。   担当者が月ごとに一人決まっており、 カタツムリを展示してみたり、 淡水の水族館なのに海水魚を展示してみたりと、 担当者の個性あふれる展示を行っています。     そして、11月の担当はこのワタクシです。 というわけで、モグラを展示しようと!!! 水族館なのにモグラ? SO、モグラです。 コウベモグラです。     誰もがその名を知っている地下生活者。 童話の中に登場したり、 工事現場の看板に登場したり… でも実際、見たことありますか? 生きてる姿、見た事ありますか? どんな大きさか知っていますか? その手がどんなか、目がどんなか、 何を食べているのか、知っていますか?   名前だけは有名で、 実際の姿を見たことのある人は非常に少ないモグラ。 11月は、そんなモグラの仲間で、 岐阜周辺の田畑にも普通に生息する コウベモグラを展示します。   ちなみに、マンスリー水槽なので、1カ月限定です。 ちなみに、コウベモグラは 中部地区ではココでしか見られません。 いつ見るの? ・・・・・っ!!!!!   解説板に書ききれないモグラに関する情報は、 このブログにて随時更新していく「予定」です。 それでは、11月を楽しみに、お待ちください。 ちなみに、水槽は全部で4本なので、 もちろん残りの3本も、何かしら展示します。   ※モグラの捕獲・飼育には許可が必要です。 ※生き物の体調などにより、展示を中止することもございます。あらかじめご了承ください。       ツイート     

2種類の毒
  • アクア・トトの生き物

2種類の毒

こんにちは。 先日、本巣市根尾あたりで車を運転していたら、 車と並行してニョロニョロっと進んでるやつが。 降りて確かめると、ヤマカガシでした。           (※ 頭部は写真右側です)             (※ 頭部は写真手前です)    どちらの写真もいまいちでスミマセン m(_ _;)m 頸部(首)が黄色くて、 体には赤と黒の斑紋があるのが特徴です。 このヤマカガシは毒のあるヘビです。 そして、わりと身近でよく出会うヘビです。 だから、特徴を覚えておいたほうがよろしいかと。   毒について少し説明しますと、 ヤマカガシの毒腺は、頸部(首)と、 上あごの奥の2か所にあり、 それぞれの毒腺から、ちがう種類の毒が出されます。 ということは、なんと2種類の毒をもっているってわけです。   頸部の方はブフォトキシンという毒で、 もともとはヒキガエルが持っている毒です。 ヤマカガシは、ヒキガエルを好んで食べるらしいのですが、 食べる際、ヒキガエルが身を守るために出した毒を、 自分の毒腺にためておきます。 そして、いざという時に使うのです。 なのでヒキガエルの分布状況によって、 ヤマカガシの持つ毒の濃度や、 化学組成に違いがあることが分かっています。   いや~、ものすごい特殊機能ですよね。 実に効率的で頭が下がります。   もうひとつ、上あごにあるほうの毒は、猛毒です。 「噛まれた直後は大したことはないが、 じわじわと血小板を破壊するので、血が固まらず、 やがてあらゆるところから出血する。」 と本には書いてありました。 ただし、よっぽど深く、長時間噛まれない限り、 毒は注入されず大丈夫なんだそうです。 それに、ヤマカガシはこちらから手を出さない限り、 噛んで来ることはほとんどありません。 ヤマカガシの研究してる方たちも、 ガンガン手で捕まえて調査してるようですし…。 (でも、やっぱり素人が真似しないほうがいいですね。やめときましょ。)    さて、今回出会ったヤマカガシも、特に攻撃するようなことはなく、 首をグーンと持ち上げて、壁をよじ登り、 森の中へ帰って行きました。 もう秋だし、来年の春まで見おさめかな。   では、わたくしも、このへんで…。 さよならー。      ツイート   

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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