おもしろ飼育コラム

イロイロたまご
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イロイロたまご

  春が過ぎて、梅雨を迎える季節になりましたね。   春は多くの日本の淡水魚が産卵をする季節、 水族館でも多くの魚が産卵期を迎え、卵を産みました。   この3~5月は、そりゃ~もう~、卵や稚魚の世話に追われる日々でした。 ようやく一息ついたこの時期に当館でうまれた魚の卵の一部をご紹介。 今回はタナゴの仲間に絞りました。 タナゴは二枚貝の中に卵を産み付けるので、 卵を見る機会はなかなか少ないのではないでしょうか。   まずは、アブラボテ こんな魚です。     その卵は・・・。受精後5時間経った写真です。       次は、ニッポンバラタナゴ     その卵は・・・。受精後1日の写真です。       次は、スイゲンゼニタナゴ      その卵は・・・。受精後5時間経ったものです。       次は、イチモンジタナゴ     その卵は・・・。受精後5時間経ったものです。 他のタナゴの卵と比べると長細いのが特徴ですね。       最後は、韓国のタナゴ、チョウセンアブラボテ      その卵は・・・。受精後5時間経ったものです。 これまた他のタナゴの卵と比べると特徴的ですね。       タナゴも種類によって卵の形、イロイロなんです。     ツイート    
大雨で…
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大雨で…

 こんにちは。一昨日はたっぷり雨が降りましたね。   雨が降るとカエルがそわそわしているので、雨の日はけっこう好きなんです! でも、屋外で飼育している生き物はちょっと困った事態になることもしばしば…。 こちらアルダブラゾウガメのデコです。 雨が降って水たまりができて、そこに入ったデコがあしをとられて出られません! と見せかけて、好きで入っているのです。 ゾウガメは泳げません。というか重くて浮きませんから、 最初に見た時は本当にあせって、水たまりから救出したのですが、 すぐにまた同じ場所で同じ状況に…。 出られないのかどうか、試しにエサをちらつかせたら、 フツウに歩いて出てきたそうです。   というわけで、出られないのではなく、 好きで水たまりに浸かっているということが分かりました。 なにが楽しいんだい?   ツイート    
柄付きブラシ
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柄付きブラシ

突然ですが、私はオニテナガエビのモノマネが得意です。 ことあるごとにご披露しては、ひとり悦に入ることしきり。   どんなモノマネかというと、 1番目のハサミ(毛はえてます)でコシコシコシコシ体をこすっている行動です。 (青く大きなハサミは実は2番目の歩脚。細かい毛がびっしり!)       いやー、風呂入って体洗っている人みたい。 なんだか見てて飽きません。 結構頻繁にやってますので、ご来館の際はぜひ観察してください。     それでは、最後に私のモノマネを動画でご披露しようかと思い、 当直時にわざわざ三脚立ててビデオを撮ってみました・・・・が、 とてもご披露できる代物ではなかったわけで・・・。   その日の夜間巡回。 自信満々にモノマネしている自分を事あるごとに思い出しては、 あまりの恥ずかしさにもだえ苦しむ私。。   館内には幾度となく突然の奇声がこだましていたそうな。   ツイート    
カナヘビ産まれたよー!
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カナヘビ産まれたよー!

  わかりやすいタイトルをつけてみました。   飼育員2年目、カナヘビの母になった岩本です。 前々回の記事、前回の記事でご紹介させていただいたニホンカナヘビの卵ですが、 5月13日に採卵分の4個の卵全てが、無事にふ化しました。 見たいですか?見たいですよね。 というわけで、感動の瞬間をば!!!     HAHAHAHAHA! So cute!!!! 日本語で言うと、萌え!!! 大人のカナヘビですら、かわいさとカッコよさを兼ね備えた完璧な存在であるのに、 その子どもときたら・・・カッコかわいすぎます!!!!   産まれかけの赤ちゃんは、怪獣みたい。       小さいくせに、生意気にも爬虫類らしい鋭い目つきをしております。       産まれたときから、非常に長いシッポをお持ちでございます。       あぁ、小さい。小さいのね。萌え(*´∇`)       せっかくなので、このカナヘビ達の健やかな成長を願って、 7月8日まで開催中のトト短冊に思いをしたためました。     みんな元気に育ちますようにー。っとね。   しかし、あと14卵あるという現実が頭をもたげます。 ・・・・・(-_-)(-_-)(-_-)       家族計画は万全に!!! また定期的に、カナヘビ達の成長っぷりをご紹介したいと思いまーす!   おしまい♪     ツイート  
17児の母
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17児の母

  こんにちは、飼育員2年目、   カナヘビの卵を集め続ける岩本です。   前回の記事で、カナヘビの卵を孵化させるべく別の場所で保管するのです! なんていうお話を書いたのですが、その後しばらく… 産むわ産むわの産卵ラッシュ。 気が付いたら、17個もの卵を集めておりました。 採取日も記入され、なんだか小学生の頃に育てたアサガオのようですね。 一番始めに採取したのは5月下旬なので、孵化まで約40日と考えると・・・ もうすぐです!   カナヘビの卵は必要な養分は卵の中にあるものの、水分は十分ではないそうで、 土から水分を吸うため、少しずつ卵自体が大きくなるそうです。 私の見守る卵達も、今のところ大きくなっていっているように思います。 (下の写真左手が6/4採取、右手が6/19採取) ここまでブログに載せてしまったのだから、みなさんの期待に応えるためにも、 必ず無事に産まれてくれー!と、切に願う日々です。   と、いうわけで、孵化したわけでもないのですが、ただの近況報告でした。 卵だけでは寂しいので、私の思う、これから産まれ来るカナヘビの赤ちゃんの絵を載せておきます。 画力がちょっとアレですが、まぁ、こんなもんでしょう!!! おしまい♪   ツイート    
脱ぎながら食べます。
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脱ぎながら食べます。

ヤマアカガエルです。   閉館後の見回り中に脱皮していました。   前あしの皮を口で引っ張っています。   脱皮中は、こんなふうに口を開いたり、目を閉じたりします。   脱皮の時の動作はかなりゆっくりです。前あしの付け根あたりまで来ました。     申し訳ありませんが、わたくしせっかちなもので、というか待つのが苦手な性分ですので、 しばらく見てても、脱皮が一向に進まず、この後を見ずに立ち去ってしまいました。   カエルが脱皮をすることにびっくりした方もいらっしゃるかもしれませんが、 わりと頻繁にカエルは脱皮をします。 何日おきとは断定できませんが…。 夕方の見回りの時に、全カエルをチェックするとたいてい1匹ぐらいは脱皮しているような気がします。   …そういえば、ヒキガエルの脱皮をしらべた論文があったなー。 …読んでまいりました。   それによると、 ① 気温が高いほどよく脱皮をする。 ② メスの方がオスよりも脱皮する ③ 若い個体の方がよく脱皮をする ④ 脱皮をする時間は15~21時が多い ⑤ 冬眠中も脱皮をする だそうです。知らなかったな~   脱皮の法則、調べてみたらおもしろそうです!   ツイート    
時は来た。
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時は来た。

お待たせしました。 ようやく展示することが出来ました。コガタブチサンショウウオの卵のう!       展示水槽も地下伏流水をイメージした、こじゃれたモノとなっています。   しかもタゴガエルの幼生とセットで展示という豪華さ。 どちらも当館で繁殖したのですよ。 この2種をセットで展示した理由。 それは両種の幼生(オタマジャクシ)とも、「餌を食べなくても卵黄の栄養だけで変態することができる」からです。 また、日のあたらないところで成長するわけですから、どちらの幼生も体色は薄く、なんとも儚く美しい。     コガタブチサンショウウオのほうは、卵のうの中でクリンクリン動くようになっており、 タゴガエルにいたってはもう後肢が生えてきました。 刻一刻と成長しています。 お早めに、そして何度も通って観察してもらえたら、おじさんとってもうれしいです。   写真はすべてコガタブチ。タゴガエルの紹介は堀江真子さんに任せます。 以前、サンショウウオファンにアツい展示をお届けするとの宣言し、 非常にプレッシャーを感じていたのですが、一応形になって一安心です。 当初思い描いていた展示内容はどうにも算段がつかず、 タゴガエル繁殖の知らせとともに進行方向を思いっきり変更したことは 絶対にバレない仕上がりに私は満足しています。   満足しています。   いや、ホントに。     ツイート  
産卵なう@ニホンカナヘビ
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産卵なう@ニホンカナヘビ

  こんにちは、飼育員2年目、岩本です。   先日、カナヘビ水槽の前を通りすぎたところ、ある異変に気がつきました。     あの丸の中に何かがあるのです。 アップで見ると、こんな感じ↓       そう、卵です。 流木の下にひっそりと卵がうみつけられていたのです。   そこで早速、裏側へ行って流木に手を伸ばし・・・       流木どけると・・・       大量!!!     7個もの卵がありました。   そして更に視線を下に落とすと…     産卵なう!        まさに今、カナヘビ母さんが産卵中でございました。 しばらく見ていると、無事に3つの卵を産み終え、そそくさとその場から去って行きました。       しかし、残念なことに水槽という限られたスペースの中では、この卵は他の個体に蹴飛ばされたりしてしまいます。 そこで、24歳の母、岩本の登場。 産卵された卵を別の容器に移して管理することにしました。         果たして、無事に孵化してくれるでしょうか!? またの機会に結果をご報告したく思っておりますので、楽しみにしていて下さいね★ (孵化しなかったらごめんなさい。)   おしまい♪   ツイート  
Gの季節
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Gの季節

  こんにちは。   飼育員2年目、岩本です。 先日まで、春めいてきました。なんて言っていたのに、もう夏の気配ですね。 夏と言えば、「G」すなはち、ゴキブリの季節。 …だけではなく、虫達がたくさん現れる季節です。 というわけで、今日は、ゾウガメ舎周辺に出没する虫についてのお話です。   昨年の秋口、ゾウガメ舎の掃除をしていると不意にどこからか視線を感じました。 気になって見てみると、そこにはアノ有名な虫さんがいらっしゃいました。 通称「こっちみんなの虫」     正しくは、クロウリハムシというそうです。 本当に、こっち見んな!と言っているかのような顔つきをしていますね。   秋口に幾度となくお目にかかったこの虫、冬になるとめっきり姿を見ることがなくなり、 そしてここ最近、またゾウガメ舎周辺に姿を現し始めました。 しかも、大量に。  クロウリハムシは、土の中や木の隙間などで集団で越冬するとのことなので、 きっとゾウガメ舎の近くに越冬場所があるのでしょう。   残念ながらクロウリハムシの集団越冬の写真は撮れなかったのですが、 同じく集団越冬するナミテントウの、越冬のために集まってきた際の写真を掲載しておきます。 ※虫が苦手な方はご遠慮下さい。               キモチワルイ(゜レ゜)   けれど、これがすべてクロウリハムシだったら、 きっといくつものあの視線が並び、さぞかし素敵な光景が広がるのだろうと心躍りますね♪♪   というわけで、来年はぜひともクロウリハムシの越冬場所を見つけ出し ブログにUPしたいなぁと思っておりますので、 「こっち見んなの虫」ファンになってしまった方々、来年までしばらくお待ちくださいませ。   そして、アクア・トトぎふにご来館の際は、 ぜひともゾウガメ舎付近でクロウリハムシを探してみて下さい★    おしまい♪♪   ツイート  
オタマジャクシだらけ…
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オタマジャクシだらけ…

こんにちは。先日のタゴガエルとモリアオガエルの産卵から、その後どうなったのかといいますと…。ちゃんと無事にふ化しました。こちらはタゴガエル。卵の中で成長しているのが観察でき、球状の卵がだんだんとオタマジャクシの形に変わっていく様子が見れました。ひとつ目の卵は5月3日に、あとに産み付けられたもうひとつは5月5日にふ化しました。 オタマジャクシのお腹がぼんぽんに膨らんでいますが、これは栄養がつまっているから。 なんと、タゴガエルのオタマジャクシはこの卵黄の栄養だけで成長し、カエルになるのです! とはいえ、エサを与えれば食べるので、与えておりますが…。 ふ化したオタマジャクシは、2つの卵塊をあわせると、223匹でした。   そして、モリアオガエルの方はというと…、こちらもふ化しました。 ふ化日は5月10日です。ちょうどその日、読売新聞さんが取材に来てくれました。     泡がもろくなり、オタマジャクシが泡とともに水面に落下しました。 オタマジャクシの数は129匹でした。 5月13日から、館内でオタマジャクシの展示をしています。   タゴガエル、モリアオガエルのオタマジャクシと、 4月に産まれたナガレヒキガエルとアズマヒキガエルのオタマジャクシ。 あわせると何匹???とにかくたくさんいます。 あっちにいってもこっちにいってもオタマジャクシがいます…。 ・・・がんばります。   ツイート  
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本日の開館時間

9:30-17:00

最終入館 16:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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