2階「コンゴ川 河口の魚」水槽で展示しているレッドジュエルフィッシュ。 バックヤードで飼育している個体が産卵しました。 産卵から3日ほど経ち、ふ化したばかりの稚魚です。 レッドジュエルフィッシュはオスとメスで卵や稚魚を守ります。 今はふ化して3週間ほど経ちましたが、まだ1㎝に満たないくらいの大きさです。 育ててみて気づいたのですが、レッドジュエルフィッシュは 稚魚の時期には体に黒色のラインが入るようです。 頭はずんぐりしています。 お腹のあたりがオレンジ色になっているのはエサの ブラインシュリンプをたくさん食べているからです。 この先、どのくらいの大きさで黒いラインが消えるのか、 体に赤みが出てくるのかなど、成長が楽しみです。 様子をみていると、どうもオスとメスが交互に、 時々交代しながら世話をしているようにみえます。 どちらかが世話、もう片方が敵を追い払うというような役目なのかもしれません。 近縁種のHemichromis fasciatusでは、4~8週間稚魚を守る、 と書いてありましたので、もう少しの間はこの様子が見られるかもしれません。 レッドジュエルフィッシュはなわばり争いなのか、 強い個体が弱い個体を攻撃する気性の荒い性質です。 特別気になる魚ではなかったのですが、 稚魚のかわいらしい姿や、オスとメスが交互に世話をする様子をみて、 レッドジュエルフィッシュが好きになりました。 今後もレッドジュエルフィッシュの成長の様子は、Xなどでお知らせしていきたいと思います! Tweet