おもしろ飼育コラム

新しい水生昆虫の水槽ができました!
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新しい水生昆虫の水槽ができました!

水生昆虫の水槽をリニューアルしました!     ちなみに以前の水生昆虫水槽はこんな感じだったのですが。。。   4つの水槽を並べただけの、 「後からおまけで展示を始めました」感が否めない、 いわば、かっこよくない展示でした。   そこで、 「もっと広い水槽でゲンゴロウを泳がせたい!」 「より生息環境を再現した水槽にしたい!」 など、担当者の強い思いからリニューアルをしたのでした。     簡単に紹介するとまずは標本展示。   岐阜県にもたくさんの種類の水生昆虫が生息しています。 水生昆虫は体長が1㎝以下の種類も多く、生体展示では観察しにくいため、 標本展示ブースをつくることに。 まだまだ種数は少ないですが、これから増やしていく予定です。   そして次に、田んぼや水路をイメージした小水槽です。   今はタガメ、コオイムシ、タイコウチ、ヒメゲンゴロウを展示していますが、 その季節にしか見られない生き物など、水生昆虫以外にも展示していく予定です。   そしてそして、こちらは山間のため池をイメージした水槽です。 ゲンゴロウ、クロゲンゴロウ、ガムシ、マツモムシを展示しています。   以前よりも遥かに高さがあるこちらの水槽。 サイズ感はこんな感じ。     水面にいるマツモムシが目線の高さで観察でき、     クロゲンゴロウやゲンゴロウは水面の酸素を求めて、スイスイ泳いでいます。     とてもいい感じです。   こちらも今は4種ですが、他の種類も展示していきたいと思います。   さて、この水生昆虫水槽ですがこれで完成というよりはここからがはじまりです。 よりリアルな展示を目指して、植物の育成を試みたり、標本展示の種類を増やしたりする予定です。 そのためには、より一層フィールドに出て、調査していく必要があります。   そして大きな水槽でもっとたくさんのゲンゴロウを泳がせるために、 バックヤードでは繁殖もより一層力を入れて取り組んでいきたいと思います。   「うっとりしてしまう、いつまでも見ていられる水槽」 を目指して、どんどん良くしていきたいと思いますので、 今後もアクア・トト ぎふの水生昆虫水槽をチェックしてくださいね!     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
続・ハマガニを育てる
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続・ハマガニを育てる

こんにちは。 先月、ハマガニのゾエア幼生を育ててみます。 というコラムを書きまして、今回はその続編です。   前回はゾエちゃんの1度目の脱皮完了までお伝えしたのですが、 それから8日ほどして2度目の脱皮が確認されました。   これでゾエアⅢ期になったんだな。と思ったのですが、どうも様子がおかしい…。ゾエアではなくてどう見てもメガロパ幼生になっているのです。   なぜ?   いくつかの論文をみてもハマガニはゾエアⅣ期まであり、各ステージのイラスト付きで掲載されているのです。 ってことは、もしかしたらハマガニじゃないのか? もしかしたら、ゾエアⅡ期までの時もあるのか? という疑問を抱きつつ、カニ幼生の育成は初めてで、わからないことだらけだったので、私の確認ミスなのかもしれないなということで…。   こちらがメガロパ幼生。メガかわいいメガちゃんです。   ただ浮遊していたゾエアとは異なり、 物にしがみついたり、エサをつかんで食べたり、 時に共食いしたりして、生活の様子もカニに近づいてきました。   ちゃんとハサミもある。   そして、3月31日ごろ、 脱皮をして、稚ガニになりました!   拡大してみると、なんだかふさふさです。 甲幅は約2mm。     今は共食いを避けるために、いくつかの容器に分けて飼育しています。 ずっと水中で生活していて、まだ陸上には出てきません。 管理に手間がかかるから、早く大きくなってほしいなと思う反面、 今がすっごくかわいらしいのでずっとこのままでいてほしいなとも思います。   1回だけではありますが、カニの幼生が育てられるということがわかったので、アシハラガニやアカテガニなどの幼生飼育にもチャレンジしてみます。 そして、ぜひ次の機会には展示してみなさまにお見せできるようにしますので、楽しみに待っていてください!     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
アシカのマリン
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アシカのマリン

皆さん、こんにちは!   題名の通り、今回はカリフォルニアアシカ「マリン」の最近の様子をお届けします。   マリンですが、今年で26歳。 アシカの寿命が30年ほどと言われていますので、かなりの高齢です。   現在、前脚に関節炎を患っており、マリンの健康状態を考慮して、2月末で、一般公開のアシカトレーニングタイムを終了しました。   突然終了となり、「マリンは大丈夫ですか?」といった温かい声をお客様からいただき、マリンはたくさんの方に愛されているのだなとしみじみ実感しています。   さて、マリンですが、関節炎の様子を見ながら毎日トレーニングを行っています。   あまり動かさない方がいいのでは・・・?と思われるかもしれませんが、 健康を保つには適度な運動が必要不可欠です。   マリンがどの動きが痛いのかをしっかり把握し、患部に負担がかからないようトレーニングを行っています。   こちらが先日行ったマリンのトレーニングの様子です。 [video width="1920" height="1080" mp4="/wp-content/uploads/2023/03/bl2.mp4"][/video]   クルクル回ったり、首を上下させたり・・・ マリンなりに一生懸命体を動かしてくれています。   今後、できないことが増えるかもしれませんが、マリンの健康を維持できるよう、そして穏やかに過ごすことができるよう、全力でマリンの健康を支えていきます。   屋外ステージに入ってこれまでのようにトレーニングをご覧いただくことはできませんが、屋外ステージ横の館内通路(出口付近)の窓からご覧いただけることもあります。   トレーニングの時間は決まっておらず、できる日もできない日もあります。そのため、この時間にご覧いただけます!というのはないのですが、見かけたその時は、ぜひマリンを応援してあげてくださいね。   これからも時々、ブログでマリンの近況を発信していきますので、楽しみに待っていてください!     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
ハマガニを育てる
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ハマガニを育てる

こんにちは。 うららかな気候となりましたね。   昨年の10月に、ハマガニが「河口の生き物」水槽に仲間入りしましたとお知らせしましたが、その後、ハマガニはどうしているのでしょうか。 みなさま気になっているはず。と思いますので、近況をお伝えします。   まずは1匹のオスから展示をスタートして、   12月の初めごろには、2匹目(メス)が仲間に加わり…。   そして、年が明けた1月の終わりごろ、   メスがお腹に卵を抱いている!!!   わーどうしよ。 カニ幼生の育成といえば、じつは夏にベンケイガニで失敗しているのです。 1匹も育てられなかったという苦い経験をひきずっていて、正直まだ傷が癒えていない。   でも今回こそは!と再起を誓い、2月8日、お腹の大きなメスをバックヤードに移動させました。   卵を抱いたお腹は見る度に大きくなっていき、 私はといえば、月の満ち欠け🌕🌓🌒🌑が気になり…。というのも、ハマガニは満月や新月ちかくの大潮の日に、卵を孵化させて幼生を河口近くの水中に放出するからです。   🌓半月の時は平常心、🌕満月や🌑新月の時はハラハラしながら日々を過ごしていました。   そしてついに、無数に漂う幼生発見! [video width="1920" height="1080" mp4="/wp-content/uploads/2023/03/hp.mp4"][/video]   3月7日のことでした。 この日は満月で、月がとてもきれいな夜でした。 残念ながら幼生を放出する場面は見ることができませんでしたが、 元気そうなゾエア幼生(以下、ゾエちゃん)を手中におさめる事ができました。   ゾエちゃんのためにあらかじめ用意していた飼育ケースに収容し、 水流や塩分濃度、給餌量を探り探りしながら、現在育成中です。   このコラムを書いているのは孵化から1週間経過した3月14日なのですが、 なんとゾエちゃん、1回目の脱皮をしたんですねぇ~。   というわけで、今のところ元気に育っていると言えそうです。   ゾエア幼生は脱皮のたびに形を変えていき、 ゾエアⅠ期→ゾエアⅡ期→ゾエアⅢ期→ゾエアⅣ期→メガロパ幼生→稚ガニ と成長します。 まだまだここからが勝負ではありますが、1回目の脱皮を無事に終えて、ひとまずほっとしました。   稚ガニになるまでに1ヵ月以上かかるそうなので、 続きはまた、そのうちに。 よい報告ができるようにがんばります。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
展示更新!川でみられるゲンゴロウの仲間
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展示更新!川でみられるゲンゴロウの仲間

先日、3階「里山の生き物水槽」の展示替えをしました。     今回は「川でみられるゲンゴロウの仲間」ということで モンキマメゲンゴロウとキベリマメゲンゴロウです。 [caption id="attachment_16126" align="aligncenter" width="525"] 野外で見かけたモンキマメゲンゴロウ[/caption]     ゲンゴロウの仲間は国内に150種ほど生息しており、田んぼや池、川など環境によってみられる種類が違います。   今回展示している2種は川などの流水環境に生息しており、岐阜県でも見られる種類です。   「模様がきれいでかわいらしいし、展示してみたいな」 と思い続け、ようやくこの水槽で展示することができました。     さて、この2種ですが、1㎝に満たない小さいゲンゴロウです。 ピンぼけですが、サイズ感はこんな感じ。   この小さいゲンゴロウを展示するとなると、水草や流木で複雑なレイアウトにしてしまっては確実に隠れて見えません。   「枝だけを使ったすっきりした感じのレイアウトにすれば見えるでしょ!」 と安易に考えていましたが、思った以上に隠れてしまいます。   そこで、水場を狭くし、太めの枝をなくしたり、水温を調整したりと 毎日レイアウトなどを修正し、ようやく、見えるようになりました。   この2種は、小さいですが翅の模様ですぐに見分けがつきます。   黄色の斑紋があるのが「モンキマメゲンゴロウ」、     翅が黄色く縁どられているのが「キベリマメゲンゴロウ」。       名前にも入っているようにマメみたいでかわいらしいです。   小さいのでぜひ水槽をのぞきこんで探してみてください。   枝に上って翅を乾かすことも…     この展示は春ごろまでを予定しています。 ぜひ見に来てくださいね。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
スナヤツメ展示再開!
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スナヤツメ展示再開!

みなさまこんにちは。 朝晩はかなり冷え込み、布団から出るのがつらい季節になりましたね。本コラムの主役も、普段砂にもぐってなかなか出てこない生き物です。   さて、12月5日より当館3階「岐阜県の希少淡水魚」コーナーにて、スナヤツメ北方種の展示を開始しました! 開館当初はスナヤツメとして常設展示していました。 その後、スナヤツメには北方種と南方種がいることが明らかにされ、岐阜県にはそのどちらも分布していることが報告されました。今回はスナヤツメ北方種として常設展示にカムバック。じつに10年以上の歳月を経てお客様に再びご覧いただける運びとなりました。   ところで、本題のスナヤツメという生き物。あまり馴染みがないかもしれませんが、みなさまはご存知でしょうか。それでは、こちらの写真をご覧ください。   なんだこの生き物は!? 本当に魚なのか!?……というのが、素直な感想でしょうか。それもそのはず、スナヤツメはほかの多くの魚類(硬骨魚類や軟骨魚類)と系統的に大きく離れた、原始的な脊椎動物の特徴を残す生き物なのです。   簡易な脊椎動物の系統樹を書いてみました(絶滅した分類群を省いたり、多系統群を一本の枝で表したりしている点をご了承ください)。     この図の通り、スナヤツメは私たちの祖先にあたる生物がアゴの骨を獲得する以前に分岐した生き物です。そのため、アゴがなく、「無顎類」や「円口類」と呼ばれることがあります。   こちらがスナヤツメの口もとを拡大した写真です。私たちのような上下に開く口ではなく、左右に開く頭巾状の口をもっています。   上に掲載した写真はスナヤツメの幼体です。砂の中にもぐり、有機物を食べて成長します。約3年間の幼生期を経て、変態し成体となります。それでは、成体の写真もご覧ください。   成体は目が発達し、ヒレが伸長してよく泳げるようになります。口は吸盤状になり、岩などにくっつくことができるようになります。しかし、消化管を失うため一切食事をとらず、産卵して一生を終えます。 目の後ろに、七つの鰓孔が開いているのがお分かりいただけるでしょうか。名前の「ヤツメ」とは、本当の目を入れて八つの目を持っているように見えることに由来しています。   ほかの魚とはちょっと変わった特徴をもつスナヤツメ。ぜひ当館へお越しいただき、直接観察してみてくださいね。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
魚たちのはじめまして
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魚たちのはじめまして

こんにちは。 気付けば今年もあと1か月とちょっと。 当館では、恒例のデンキウナギのクリスマスツリーや、クリスマス限定スタンプラリーを開催しています。今年まだアクア・トトに行ってないなぁ~という方はぜひぜひお越しください!   さて、先日Twitterでお知らせしたとおり、メコン川エリアにオオウナギが仲間入りしました。 日本にも分布しているのに、なぜメコン川エリア?と思われるかもしれませんが、オオウナギは分布域が広くメコン川にもいるんです。 (※念のためですが、オオウナギはニホンウナギの大型個体というわけではありません。オオウナギとニホンウナギは別の種類の魚です。)   オオウナギを展示水槽に移動すると、最初の数分間は水槽の隅に身を潜めていました。   それに気づいたのは大型のスネークヘッド、チャンナ・アウロフラメア(以下チャンナ)でした。   オオウナギをぴったりマークして、全身をすみからすみまで、なめるように観察していたチャンナ。   どちらかが本気で噛みついたら、結構な傷になりそう…。 結局、噛みつくことはなく、気が済んだチャンナは離れていきました。 ほっとしたのも束の間、今度はオスフロネムスに囲まれたオオウナギ。   流木の奥に身を隠し、オスフロネムスをやり過ごしました。 チャンナとオスフロネムスのはじめましてのご挨拶はここまで。   自由になったオオウナギは自分の居場所をもとめてうろうろして、 ここ数日はこんなかんじで、土管がお気に入りです。   尾部が収まりきってないですね。笑   しかし、土管に入ってばっかりじゃオオウナギがどんな姿をしているのかわかりません。オオウナギの立派な姿をみなさまに見ていただけるよう、ちょっとずつレイアウトを変えてみようと思っています。 新しい仲間が加わって、見どころの増えた「メコン川中流の魚」水槽。ぜひ見に来てくださいね。   Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
ハマガニとアシハラガニ
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ハマガニとアシハラガニ

こんにちは。涼しくなりましたね。 そして、今年も残すところあと3ヵ月。びっくりです。   現在、開催中の企画展「ココがちがうんです!~生き物の見分けは難しい!?~」はご覧いただけましたでしょうか? 今日は、企画展で紹介しているのとは、またべつの2種のカニの見分けかた(と、そのかっこよさ)をご紹介します。   こちらは河口のヨシ原にすむカニ、左:アシハラガニ 右:ハマガニ です。     アシハラガニは、河口にいけばたいてい出会う身近なカニです。   行くところに行けばめちゃくちゃたくさんいます。 色はブルーグレーで甲は四角く幅3.5cmぐらいです。   対するハマガニは、甲に丸みがあり、前縁はオレンジ色に縁取られます。 アシハラガニよりも大きくなり甲幅5cmぐらいです。 そして、ハサミあしはきれいな紫色をしています。   大型の個体であれば、色や大きさで違いが分かりやすいですが、 小型・中型だとなかなか見分けるのは難しそう…。   そんな時、見分けるポイントとなるのは、眼の下にあるつぶつぶです。 こちらハマガニのオス ↓   メスも同じようなかんじのつぶつぶ具合です。   そして、こちらがアシハラガニのオス ↓   いかがでしょう?つぶつぶの数が全然違います。 これさえ知っていれば簡単に見分けられます。   ちなみにアシハラガニのメスは、さらにつぶつぶがいっぱい。     以前から、アシハラガニは「河口の生き物」水槽で展示していましたが、 なんと!この度ハマガニも、同じ「河口の生き物」水槽に仲間入りを果たしましたvi  iv   いかがでしょう?このいかにも強そうな風貌。   同じ水槽にいる、トビハゼやアシハラガニを、この大きいハサミあしで捕まえて食べちゃうんじゃないの!?って心配になります。でも、意外なことに、ハマガニはヨシなどの植物をおもに食べるんだそう。だから大丈夫なんです。 でもやっぱりひょっとしたら…ってこともありますので、現在の展示は1匹のみにして様子を見ています。   穴に潜ったりして見えない時間もあるとは思いますが、ぜひぜひ探してみてくださいね。存在感ありますよー!       Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
北海道で出会ったエゾハナカジカ
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北海道で出会ったエゾハナカジカ

去る5月下旬、研究者と協力して北海道へ生き物調査へ行って参りました。   調査場所は北海道東部、日程は4泊5日。   飛行機から降り立つと本州で見たことがない、広大な大地が広がっていました。   5月下旬でもまだまだ寒く、昼間でも上着を着て、夜間はネックウォーマー着用という気候…   そんな寒さの中、カヌーで移動したり、   潜って生き物を観察したりと いろいろ経験できました。     そして岐阜県ではみられない生き物もたくさん見られました。 [caption id="attachment_15488" align="alignnone" width="525"] ニホンザリガニ[/caption]   [caption id="attachment_15489" align="alignnone" width="525"] ヌマガレイ[/caption]       そこで出会った生き物のうちの1種「エゾハナカジカ」     水族館で展示しているカジカ大卵型とカジカ小卵型に見た目は似ていますが、 このエゾハナカジカは国内では北海道のみに分布する種で、私は見るのも初めてでした。   「これはぜひ『釧路湿原の生き物』水槽のニューフェイスとして展示したい!」 というわけで少しだけ連れて帰ることにしました。   すぐに常設展示する予定でしたが、9月のテーマ水槽を考えているときに 「魚へんに秋で鰍(カジカ)」だし、カジカを展示しよう! というわけで常設デビューの前にテーマ水槽で皆さまに見ていただくことになりました。   いかがでしょうか?   毎日見やすいところにいてくれて良い感じです。     石のすきまから顔を出す感じや、 ちょっと見上げている感じもかわいらしいです。   今回のテーマ水槽は10月3日までです。 ぜひ見に来てくださいね。       Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
ワラゴ・ミクロポゴンの歯
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ワラゴ・ミクロポゴンの歯

先日、メコン川エリアの水槽で展示していたワラゴ・ミクロポゴンが残念ながら死亡しました。 いつものように担当スタッフと獣医師が体長などの測定と、解剖をして病気の有無などを調べたあと、体験学習班スタッフに魚体が引き渡されました。 貴重なサンプルですので、耳石や歯を調べ、標本にすることにしました。   これがワラゴ・ミクロポゴンの上あごの歯です。 鋭い歯がたくさん密集していて、おろし金のようですね。ワラゴ・ミクロポゴンは魚食性で、大きな口で他の魚をバクリと食べるのですが、歯はすべて喉の方向に曲がっていて、くわえた獲物を逃がさない作りになっています。   いかにも痛そうな歯なので、おそるおそる触ってみたところ・・・あれ、意外と弾力があります。歯の向きにそってなでると、ゴムのような手触りです。 居合わせた他のスタッフにも触ってもらったところ、 「犬用のブラシみたい」とのこと。   これなら噛まれても大丈夫?と歯を逆なでしてみると、痛い痛い!!鋭い歯の先がガリガリとひっかかって結構痛いです。魚食性の魚の歯を甘く見てはいけませんでした。     生きている間は、なかなか歯を見ることはできませんが、こうして調べてみると意外な発見がたくさんあります。 またおもしろい観察ができましたら、このブログで皆様にもお伝えしますね。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
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本日の開館時間

9:30-17:00

最終入館 16:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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