おもしろ飼育コラム

賑やかで愛らしい!コツメカワウソ大家族
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賑やかで愛らしい!コツメカワウソ大家族

皆さま、こんにちは 3月15日から展示を開始したコツメカワウソのミヤマとサクラたち家族は総勢8頭にまで増えて、ますます賑やかな大家族になりました。     野生のコツメカワウソは、15頭以上の群れを作って生活することもある社会性の高い動物です。家族で協力しながらごはんを探したり、子育てしたりするカワウソ本来の群れでの暮らしの再現は目指している一つの形であり、群れで展示できたことを大変嬉しく思います。   さらに、親子の関係だけでなく、兄弟姉妹同士の交流も観察できるようになり、想像以上に賑やかです。 元気に遊びまわったあとは、かたまりになって昼寝するカワウソたち、親と戯れたり、兄姉に甘えたりする様子はどれも愛らしいです。その一つ一つの仕草は、きっと見る人に癒しを与えてくれているだろうなと感じます。     また、これだけの数がいると、それぞれの個性が分かってくるのも面白いところです。   お父さんのミヤマは優しく、家族を見守る姿が素敵です。 お母さんのサクラは強くてパワフルな母で、子どもたちを温かく時に厳しくサポートします。     兄姉(ゴヘイ、モナカ、ホオバ)は、好奇心旺盛なことはいつもですが、弟妹の成長を優しくサポートしてくれます。     今回初めて展示にデビューした、弟妹たち、実は少しドキドキでした。     水辺で生活する泳ぎの得意なコツメカワウソでも、初めは水に入ることが怖いようで、なかなか入ろうとしてくれなかったのです。     それでも少しずつ慣れてきて兄姉や両親の泳ぐ姿を見て学びながら、今ではすっかり水の中をスイスイ泳げるように!これまでの行動を見ていて、家族の絆を感じました。     しかし、まだ長い間泳いだり、水の底に落ちたものを拾ったりするような泳ぎは習得できていませんので、今後の成長が楽しみですね。   さて、現在、この昨年10月5日に生まれた3頭の弟妹(オス1頭、メス2頭)の名前を募集しています。 素敵な名前が思いつきましたら応募して下さると嬉しいです。 詳細はこちらからご覧ください!     これからもカワウソ大家族の様子をお届けしていきますので、 温かい応援をよろしくお願いします!    

コツメカワウソの見分け方、教えちゃいます!
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コツメカワウソの見分け方、教えちゃいます!

みなさん、こんにちは。 当館で飼育しているカワウソですが、昨年10月にミヤマとサクラの子どもが産まれ、現在の飼育頭数が11頭となりました。     産まれた子どもたちも、離乳をし、大人と同じごはんを食べてくれるようになってきて、体もすくすく成長しています。体毛も大人と同じ濃い茶色になり、動き回れるようになってきました。一緒に部屋の中を動き回っていると、どこにいるのかわからなくなる時があります。 元気に成長してくれて、私たち飼育スタッフもうれしい限りです。     ところで、先ほど載せた写真ですが、3頭の見分けはつきますか? 同じ顔に見える!という方もいると思いますが、カワウソも1頭1頭、違う顔をしています。今回のコラムでは、みなさんにもカワウソを見分けていただけるように、それぞれの特徴を紹介します。     では早速、今回産まれた子どもから紹介します。 左側に写っていたのはメス。子どもの中では体が一番大きく、口の右下に黒い色素(ほくろみたいな)が1か所あります。顔が丸くて、鼻が黒いのも特徴ですね。     中央に写っていたのはオス。口下のピンク部分が大きく、ギョロっとした目をしているように見えます。メス②と、たまに間違えることがありますが、食べる速度がメス②よりも早いので、ごはんの時間は、顔と行動を見て、見分けています。     右側に写っていたもう1頭のメスは、体が一番小さいです。頭部が平らにも見えますね。そして、ごはんを食べるときは、両手でつかんでから口に魚を持っていくので、行動からも見分けることができます。     こちらの3頭は、まだまだ成長途中です。今は、見分けがつかなくても大丈夫です!これからどんどん個性が出てきて、さらに見分けやすくなっていくと思われます。 今後の成長が楽しみです!     では次に、子ども3頭の親兄姉の紹介です。 左から、モナカ・サクラ・ミヤマ・ゴヘイ・ホオバです。   では、1頭ずつ紹介していきます。   まずは、ホオバです。個人的には、一番わかりやすいと思っています。 吻先の色が、ピンクっぽい色をしていて、口の下に黒色の色素がたくさんあります。顔、体が、一番小柄なのも特徴です。     ゴヘイは、吻先の上が白色です。ホオバほどではありませんが、口の下に黒色の色素は入っています。そして、顔が一番横長です。     モナカは、ホオバやゴヘイのように口の下に黒色の色素が入っていません。吻先が黒く、上の部分がまっすぐになっています。     そして、お父さんのミヤマは、ヒゲが短く、顔の白い部分が全体的に茶色みがかっています。一番落ち着いていて、ごはんの時、他の個体に魚をあげているのを待っていてくれます。     お母さんのサクラは、顔がまん丸で、目鼻口が真ん中にキュッと寄っています。口下がピンク色で、黒色の色素がところどころ入っています。     1頭ずつは、見分けられても全頭一気に見分けるのはとても難しいです。常に動いているので、難易度はさらに上がります。     そして現在、巣穴で展示しているカシワ。 カシワは、現在1頭で飼育しているので、すぐにわかります。 体格が、がっしりとしていて、鋭い目つきをしています。毛並みもとても良いです。     最後は、ヒダ・アサヒの紹介です。 まずは、ヒダ。 ギョロっとした目が特徴的で、顔も体も大きいです。   そして、アサヒ。 顔が小さく、頬が丸みを帯びています。吻先の下に黒色の色素が入っているのも特徴です。   こちらの2頭は、現在ペアリングしており、常に一緒に生活をしています。 アサヒは、体格が小さく、ヒダの方が大きいです。また、一番わかりやすいのは、ヒゲの長さです。ヒダは、短いヒゲをしていますが、アサヒは、とても長いです。 2頭を見比べてみると、どちらかすぐにわかるかと思います。       さて、全11頭の見分け方を紹介しましたが、みなさん違いがわかったでしょうか? よく観察することで、見分けられるようになってきますので、ぜひチャレンジして見て下さいね。   現在は、ヒダ・アサヒペアとカシワの展示をしておりますが、もう少ししたら、産まれた子どもたちも展示デビューをする予定です。その際には、またお知らせしますので、楽しみに待っていてくださいね!  

コツメカワウソの子ども3頭の名前が決まりました!!
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コツメカワウソの子ども3頭の名前が決まりました!!

2023年11月21日に生まれた3頭のコツメカワウソの子どもの名前を募集し、応募総数1595通の中から、岐阜にちなんだ名前を付けさせていただきました。 多くのご応募、ありがとうございました。   さて、早速ですが名前を紹介します。   オスのゴヘイ。 飛騨地方の名産品「五平餅」から名付けました。 甘く香ばしい匂いは食欲をそそり、食いしん坊の性格にぴったりです。     メスのモナカ。 柳ケ瀬発祥といわれる銘菓「起き上がり最中」から名付けました。 織田信長が稲葉山城(現岐阜城)攻略の際に言ったとされる「我、まさに起き上がり最中也」がその由来だとか。おてんばで強気な性格にぴったりです。     メスのホオバ。 飛騨地方の郷土料理「朴葉味噌」から名付けました。 やわらかい葉で食材を包む朴葉は、おっとりとした優しい性格にぴったりです。     4月27日(土)には命名者の方々にもご参加いただき、命名式を行いました。 それぞれの名前をお考えになられた思いを聞き、コツメカワウソの子どもたちのことをよく考えてくださったのが伝わりました。   命名式の様子はInstagramライブ配信を行いましたので、アーカイブでご覧いただけます。 それぞれの個体の性格に合わせた名前となり、とても良かったと思います。 これからもゴヘイ、モナカ、ホオバを末永く応援していただけましたら幸いです。   さて、当の3兄妹は命名式の最中、緊張しているスタッフを横目にいつもと変わらず遊んでいました。元気いっぱいで何よりです。     そんな3兄妹そろった写真入りキーホルダーが、来館記念写真撮影のフォトコーナーにて販売中です。 撮影したスタッフは、元気に動きまわるカワウソたちの撮影にとても苦労したようです。

コツメカワウソ3兄妹が泳ぐ練習を始めました!
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コツメカワウソ3兄妹が泳ぐ練習を始めました!

コツメカワウソの子どもたちは大きくなり、生後4カ月で体重は約1.5㎏にまで成長しました。 毎日3頭仲良く、遊びまわっています。   水辺にすむコツメカワウソですから、泳げるようにならないといけませんよね。 今後、大きいプールのある展示槽に行くためにも、泳ぎを習得してもらおうと思い、おぼれない程度に水を入れたプールを設置することにしました。   最初は親が水に入り、泳ぎ回ってお手本となっていましたが、子どもたちはそれを眺め、入ってはすぐに出ての繰り返しでした。   まだ難しいのかなと思っていた時、子どもの一頭がぎこちないながらも泳ぎ始めました。 そして、それを見守る兄妹たち。   30分後、再び様子を見に行ってみると、なんと3兄妹が水に入りじゃれあっていました。   この調子で上手に泳げるようになることを期待して、少しずつ水深を深くしていこうと思います。 大きいプールのある展示槽デビューまで、頑張って特訓してもらいます。  

コツメカワウソ3兄妹の展示を開始しました!
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コツメカワウソ3兄妹の展示を開始しました!

みなさまこんにちは   おかげさまで、コツメカワウソの子どもたちはすくすくと成長しています。 生まれてからの様子は、コチラをご覧ください。     1月中旬ごろの様子   2月に入ったあたりから離乳が少しずつ始まり、中旬には3頭の離乳を確認することができました。安定してごはんを食べてくれるようになりましたので、2月22日より「3Fコツメカワウソの巣穴」にて展示を開始しています。         父親のミヤマと母親のサクラは、初めての子育てにも関わらず、慣れたように子どもを扱っていて、子育てしている自身としては、非常に感心しながら接しています。         時々、子どものごはんを奪ってしまったり、子どもがサクラのごはんに近づくと怒ったりすることもあり、その時は大人げないなとも思ったりしますが・・・。       成長を見守ってくださっていたお客さまへカワウソ親子の元気な姿をお見せすることができ、嬉しい気持ちと、熱心に子育てしてくれたミヤマとサクラへ感謝の気持ちでいっぱいです。   さて、お披露目することができて、一安心しているところですが、じつはまだ大事なことが決まっていません・・・ それは名前です。   呼び名が現在オス、メスとかなんです・・・   7年ぶりの誕生!せっかくなので、みなさまに素敵な名前を考えてもらいたい! ということで、名前を募集中です。     命名者に選ばれた方には、「オリジナル命名書」や「カワウソグッズ」のプレゼントもありますので、みなさまのご応募お待ちしています。 応募方法について、詳しくはこちらをご覧ください。   さあ、では名前を考えてもらう子どもたちの顔を見比べてみましょう。     似すぎている!みんなそっくりです。同じ子どもの写真じゃありませんよ。   よーく見比べると、目や鼻のあたりがミヤマに似ていたり、サクラに似ていたりするのですが、まだまだ顔つきに個性ができてくるのはこれからですね。   顔だけでなく父親のミヤマはおっとりした性格で、母親のサクラはおてんばな性格なので、その子どもたちがどのように成長していくか楽しみです。   また、成長の様子などSNS等で発信していきますので、 これからもミヤマサクラファミリーの応援よろしくお願いします。     ではまた。      

コツメカワウソの赤ちゃんが産まれました!
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コツメカワウソの赤ちゃんが産まれました!

11月21日にコツメカワウソの「ミヤマ♂」「サクラ♀」ペアの赤ちゃんが産まれました。 当館ではじつに7年ぶりの繁殖です。   10月下旬に母獣のサクラの体重が増えはじめ、11月上旬にはお腹のふくらみが目立つようになりました。 妊娠期間は約2カ月間ですが、過去の経験では妊娠の兆候を確認してから約1ヵ月後に出産するケースがほとんどでしたので、11月下旬に出産するのではないかと準備を進めていました。   11月21日の朝、掃除に入ったスタッフから赤ちゃんの鳴き声が聞こえると連絡が入りました。 しっかりとした鳴き声で元気そうではありましたが、この時は何頭産まれたのかは分かりませんでした。 翌日、親がごはんを食べている間に寝床にある麻袋の中を少し拝見させてもらったところ、3頭の赤ちゃんを確認することができました。 生後3日が経ち、サクラの体調も問題なさそうで、父獣のミヤマも巣材となる麻袋の切れ端を運び込む姿も確認でき、両親そろって子育てもしっかり行っているようで、一安心。     生後1週間ほどすると、親が仔を運ぶ姿をよく見かけるようになりましたが、ミヤマはまだまだ慣れない様子で、サクラがしっかりとフォローしています。     生後2週間ほど経つとミヤマも慣れてきたようで、仔を運ぶ姿も一人前です。   子育てにも慣れてきたようですので、雌雄判別と体重測定を行った結果、♂1頭、♀2頭でした。     その後も定期的に体重測定を行っていますが、体重もしっかりと増え、ちゃんと授乳し育っているようです。 さて、待望の展示開始ですが、離乳が始まる生後2か月頃を予定しています。 それまで、もうしばらくお待ちいただき、3頭が無事育つよう温かく見守っていただければと思います。

カワウソの遊具をつくる
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カワウソの遊具をつくる

みなさま、こんにちは!   年が明けてから、当館に遊びにきていただいた方の中にはお気づきの方もいるかと思いますが、「カワウソの巣穴」展示のレイアウトが少し変わっているんです。   昨年12月、少し殺風景だったこちらの展示に 砂を敷き、流木や石を置くなど自然物を取り入れ、思い切って雰囲気を変えてみることにしました。     初めてこの砂の上で展示したカワウソは「ヒダ」でした。砂を掘ったり、流木に体をこすり付けたりしてくれるかなと期待していたのですが、 ドア前のスペースにいることが多かったです。笑     次にこちらで展示したのは、「ミヤマ」「サクラ」。 砂の上でも問題なく過ごせているようで安心しましたが、ヒダ同様、ドア前のスペースにいることも多くありました。   カワウソたちが、もっと楽しく過ごせる場所にしたいなと思い、立体的に動ける遊具をつくってみることにしました。     何を作ろうかと考えていたところ、これを見つけました。 カピバラのヒノキ風呂イベントで使用したヒノキです。 ヒノキを積み上げたら、いい感じの階段ができそうだと思い、早速作ってみることにしました。     どうしたら積み上げて階段っぽくできるか考えてみました。 ヒノキの高さに合わせて、垂木を切り、その上にヒノキを置き、少しずつずらしてしっかり固定するのを繰り返し、段をつくっていくことにしました。   そうやって積み上げたのがこちら。 作製工程の写真を撮り忘れてしまったので、いきなり組み立て後の写真になりましたが、なかなか良い感じの階段ができました。     腐らないように、ちゃんと防腐剤も塗り、 完成です!     早速、「カワウソの巣穴」展示に置いてみることにしました。 この時、巣穴にいたのは「カシワ」と「アサヒ」です。 近くには居るものの、乗ってはくれません。ですが、よーく見ると、階段の上に砂が乗っています。もしかして登ったのかな?とは思いましたが、結局この日は実際に目で確かめることはできませんでした。     そして次の日、 ほかのスタッフが、乗っているところを確認! 自分で作ったものを、使っていることがわかるとうれしいですね!!     そして次の日、 自分の目でも確認することができました!   感激!! これからも、カワウソにとって良い環境にしていけるよう、試行錯誤していきます。次は、どんな遊具が増えるのかお楽しみに!       Tweet

真夏の冷た~いプレゼント!
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真夏の冷た~いプレゼント!

こんにちは!   長かった夏休みも終わってしまいましたね。 ですが、まだまだ暑い日は続きますので熱中症には注意してくださいね。   さて8月20日、21日の2日間で 夏休み特別イベント「コツメカワウソに氷のプレゼント!!」を行いました!   混雑を避けるために、去年、一昨年は開催をひかえていましたので、今回は3年ぶりの「氷のプレゼント」となりました。   コツメカワウソは手先がとても器用な生き物で、自然界では石をひっくり返したり、岩場の隙間に前あしを入れたりして、カニやエビなどの獲物となる生き物を捕っています。 そんなコツメカワウソの器用なところと、氷で遊ぶ姿を見ていただいてお客様にも涼しさを感じていただけたらなという思いで開催しました。     今回、氷をプレゼントされたのはカシワ・アサヒペア。 カシワは4歳のオス、アサヒは7歳のメスで2頭とも好奇心旺盛な性格をしています。   氷をプレゼントする前に、お客様にコツメカワウソの特徴などを説明していると、カシワとアサヒがスタッフの足元にやってきて、持っているものが何か気になる様子で上を見上げてウロウロ。笑   そして、いよいよ2頭に氷を手渡していきます。 カシワは冷たい氷に興味はあるようですがなかなか受け取ってくれません・・・。 一方のアサヒは渡される氷を全部抱え、しかももっとちょうだいといわんばかりに手を伸ばしていました。笑 氷を気に入ってくれたようです!   少しすると、カシワも氷を受け取ってくれるようになりました。氷が無くなると2頭ともプールに入っていったので、今度はプールに氷を投げいれてみました。すると2頭は楽しそうに氷を追いかけたり、泳ぎながら氷を運んだりしてあわただしく遊びはじめました。 カシワも氷に夢中になってくれて一安心・・・笑     お客様の目の前で楽しそうな姿を見せてくれていたので、お客様からは、可愛いというお声をいただき、動画や写真をたくさん撮っていただけたようです。     今回のイベントを通して、コツメカワウソが泳ぎの得意な生き物で、泳ぎながらも器用な手先で物をつかんだり、運んだりできるところを見ていただけたのではないかなと思います。   来年も開催出来たらと思っていますので楽しみにしていてくださいね!   では!     Tweet

今年のカワウソウィーク!!!
  • コツメカワウソ

今年のカワウソウィーク!!!

こんにちは。   毎年5月の最終水曜日は「世界カワウソの日」です。   これは世界に生息しているカワウソの仲間がおかれている現状に目を向ける日として、イギリスのInternational Otter Survival Fund(国際カワウソ保護基金)によって制定されたものです。そして、この日には世界各地でカワウソに関するイベントや保護活動などが行われます。     当館でも4年前から特別フィーディングウォッチなど、さまざまなイベントを実施するカワウソウィークを開催しています。今年は5月21日~6月5日に開催しましたので、その様子をお伝えします。 今年は昨年までの内容に加えて2つの新しい試みを実施しました。   まず1つ目が 「世界カワウソの日 特別インスタライブ!!」 です。   当館で飼育しているコツメカワウソの紹介や、給餌の様子をお見せしながらの解説、カワウソに関するクイズなどをインスタグラムで生配信しました。     本番までに、運営スタッフで何度も練習を行い、「ここはこうした方が見やすいかも」、「どんなクイズにしたら難しくなりすぎず現状を伝えられるかな」など、意見を出し合って改良を重ねて当日を迎えました。     そして、いざ本番。 私自身、初のインスタライブということで最初はとても緊張していました・・・   ですが、ご覧いただいている方からの温かいコメントで緊張もほぐれて、途中から楽しく行うことができました!   たくさんの方にご参加いただき、とても盛り上がりましたー! ありがとうございました!!     残念ながらご覧いただけなかった方!! 安心してください!!   当館の公式インスタグラムにアーカイブが残っていますので、そちらからご覧いただけますよ! 気になる方は是非!     そして、2つ目は 「特別ワークショップ コツメカワウソに手作りフィーダーをプレゼント!!」です。   こちらは5月29日と6月5日の日曜日に実施しました。   フィーダーとは、飼育している生き物たちのごはんを入れる容器のことです。 実はこのフィーダーから、ごはんを簡単に取り出せないように加工することで、コツメカワウソたちが工夫をしたり遊んだりしながら食べるようになり、食事時間を刺激のあるものにすることができるのです。 今回は、オリジナルのフィーダー作りを通して、コツメカワウソの行動や手先の器用さなど、普段見られない姿もご覧いただきたいと思い企画しました。   そして、フィーダー作りに先駆けてレクチャーも行いました。 現在、世界に生息しているカワウソの仲間は、生息環境の悪化やペット目的の売買のために乱獲が行われている現状があります。     参加者のみなさま、真剣に聞いてくださいました。     そして、お待ちかねのフィーダー作りスタートです!   飼育スタッフが考案した4種類の中から2つを選び、作成していただきました。             個性の光るフィーダーが完成!!!   いよいよ、コツメカワウソにプレゼントします。 大興奮のコツメカワウソたち。笑   ブレまくりで上手に撮れませんでした・・・笑 ご自分で作ったフィーダーで熱心に遊ぶカワウソの様子を、嬉しそうに観察したり、写真を撮ったりされていました!     一緒に参加されていた保護者の方からもカワウソについての質問などをいただき、興味をもっていただけたんだなと嬉しく思いました。   どちらも初めてのイベントでしたが、カワウソの現状など普段伝えきれないことを発信できたのではないかと思います。   来年以降も、より満足していただける内容をプラスして開催できたらと考えていますので、その時はぜひご参加くださいね!!   では!!     Tweet

初めてコツメカワウソの体温測定に挑戦! ~No.2~
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初めてコツメカワウソの体温測定に挑戦! ~No.2~

皆さまこんにちは! 当館で働き始めて半年が経過し、動物の給餌や小屋の掃除などできることも増えてきました。 少しずつ自分が成長できていると実感できて、毎日がとても充実しています!     前回のコラムでは、コツメカワウソ「ヒダ」の体温測定の様子をお伝えしました。 あれから1カ月が経ち、ヒダの体温測定もかなりスムーズに行えるようになりました。   さて、今回は「ミヤマ」の体温測定の様子をお届けしていきます。 実は、同じコツメカワウソであっても、個体によって測定のコツが違ってくるのです。 そのため、まずは先輩のやり方を見学。 ミヤマはヒダと違い仰向けにならず、指を鼻先に当てるとそのままの姿勢で尻尾だけを上げてくれるので、その間に体温計を肛門に挿入するようです。 自ら尻尾を持ち上げた!しかもお尻をトレーナーの方へ向けている! これなら動かずにじっとしてくれているからやりやすそうだぞ! できそうな気がする!     その翌日、ミヤマの体温測定を実際にやってみると…   じっとしてくれない…。 お尻が上がらない…。 肛門が見えない…。 なぜだ…。   原因を先輩に聞きました。 原因1つ目は体温測定を狙うタイミング。 体温測定は給餌の際に併せて行うのですが、当然この時点でミヤマはとてもお腹が空いています。そのため、空腹を少し満たしてあげてから試みると落ちつくみたいです。   原因2つ目はやり方。 鼻先にタッチしている手をもう少し下げると頭の位置が地面に近づく、そうすれば尻尾が上がりやすくなるとのこと。   なるほど。私のやり方が悪かったのだと反省。 よし!リベンジだ!   先輩に言われた通り、空腹を少し満たしてあげてから体温測定を試みます。 その際、鼻先にタッチする指は地面に近づける様に意識してやってみると…。 できたーーー!!   肛門に体温計が入っていき、表示される数値が上がっていくときに心の中で叫んでいました! 本当は声に出したかったのですが、ミヤマが驚いてしまうといけないのでだいぶ喜びを抑えました。おそらく顔はニヤついていたと思います。笑   これでヒダとミヤマの体温測定ができるようになりました。 残りはカシワ、アサヒ、サクラの3頭です。 はたして、この3頭はどんな姿勢で体温測定を行っているのか。そして、無事全頭の体温測定ができるようになるのか! 次回のコラムで3頭との様子をお届けできるように頑張ります!     Tweet

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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