おもしろ飼育コラム

アクア・トトのリユース計画
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アクア・トトのリユース計画

アクア・トトでは様々な材料をできるだけ再利用しています。今回はそのひとつとして、写真パネルの再利用のご紹介です。 倉庫の奥で眠っていた、カピバラの写真パネルを引っ張り出してきました。 この写真パネルを覚えていらっしゃる方は、かなりアクア・トトマニアな方ですね。 このパネルは2016年の企画展「カピバラ展」で活躍してくれた写真パネルです。 写真パネルって専門の業者が作ってくれるんじゃないの?と思われた方もいるでしょうが、アクア・トトでは職員の手作りなんです。 埃をかぶっていますが、破損もないのでリユースできそうです。   どんな変化をとげて、再びデビューできるのでしょうか。   ①パネルを土台から外します。 ②きれいに埃を洗い流します。   ③新たな写真パネルの準備をします。 写真パネルの外枠を印刷してもらい、切り抜いてコンパネに貼り付けます。 マジックで外枠をコンパネに写していきます。   ④次にジグソーという工具でコンパネをライン通りに切断していきます。 (シルエットでどんな写真パネルになるか想像してみて下さいね。) ジグソーという工具は、木材を曲線で切っていく道具なのですが、慣れないと残念な仕上がりになってしまいます。工作の大好きな私にかかれば、サクサクと切断出来ちゃいます。   ⑤ライン通りに切断出来たら、切り口のささくれを紙やすりで整えていきます。 やすりがけは地味な作業ですが、お客様のケガにもつながりますので、丁寧に掛けていきます。   ⑥できたものを土台にビス止めして、黒いペンキを塗ったら完成まであと少しです。 表側には印刷された写真パネルが貼り付けられて、企画展の晴れ舞台に登場します。 どんな写真が貼り付けられているかは、企画展を見てのお楽しみということで!     Tweet

ロリカリアのたまご
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ロリカリアのたまご

水族館の入り口にあるエントランス水槽。   現在は企画展「赤い清流」に合わせ、 アマゾンに生息する魚たちを展示しています。   その水槽の中から、今回紹介するのはこの魚! ロリカリア(の仲間)です! モジャモジャの口が特徴的な、ナマズの仲間です。   水族館にこの魚がやってきたのは5月。 このたびのアマゾン展にむけ、 バックヤードの予備水槽にてしっかりと調子を整えてきました。 あるとき、予備水槽を何気なく見てみると…     なんと!体の下に卵塊を抱えているではありませんか! どうやらあのモジャモジャの口でくわえている様子です。 これはまたとない機会!? すぐに卵を回収するのではなく、 ふ化する直前まで親に育ててもらうことにしました。 観察していると、 胸鰭を動かして卵に水を送るような行動も観察できました。 卵を発見してから約1週間…    卵塊はピンク色に! よく見てみると、一粒一粒に赤ちゃんの眼が見えています。 上手く育っているようです!   そろそろふ化するかな…? と思うところで親を捕まえ、卵塊を回収しました。   卵の感触は、弾力のあるイクラのようです。 アップで見てみましょう! みっちり。   回収した際の刺激からか、直後にふ化も始まりました。       お腹に卵黄をつけているものの、姿は親とそっくりです。 いっちょまえに口もモジャモジャしていますね!   驚いたのは、卵黄の吸収の速さ。 ポッコリしていたお腹も、生まれて次の日にはすっかり無くなり、 よりロリカリアらしい姿になりました。   ふ化してから10日目の稚魚はこんな感じです。   ロリカリアの稚魚たちは現在も裏側で過ごしています。 育てているうちにちょっとした事件もありましたので、 それは次回のブログにてご紹介したいと思います!   それではまた!       ツイート

口から赤ちゃん
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口から赤ちゃん

こんにちは! 5月も後半に差し掛かりましたが… 今回は先月展示した4月マンスリー水槽のおはなしです。 4月マンスリー水槽では 「春の小川の生き物たち」ということで、 春の風景にちなんだ魚たちを展示しました。   そのなかでのこの水槽!   小川のほとりに咲く、タンポポをイメージして選んだのは、   ラピドクロミス・カエルレウスという、 アフリカのマラウィ湖に生息するシクリッドのなかまです。   この魚は、メスが卵を口の中で育て、 稚魚になるまで保護するという面白い生態を持っています。 それについて解説板にも紹介していたのですが… なんと! 展示期間中に卵を持ってくれたんです!    よく見ると、あごの部分がこんもりしているのが分かります。   展示水槽には ↑ このようなステッカーを貼り、紹介させて頂きました! 4月が終わるころには、 4匹のメスが卵をくわえていました。 さてさて、4月の展示期間も終わり、 裏の予備水槽に移動してもらったカエルレウスたち。 先日、口の中の稚魚を取り出すことにしました。 ある程度母個体の口内で成長すると、稚魚は口から吐き出されます。 そのままにしておくと、 稚魚が同居している他の魚たちに食べられてしまうため、 そうなる前に口内から取り出して 稚魚だけの水槽にお引っ越しすることにしました。 母個体を傷つけることなく、 口の中の稚魚を出すにはどうしたらいいのか…!? 考えた結果、 「先を丸くした鉛筆」で母個体の口を開けることにしました。 その時の映像がこちら。     4匹の母個体から、全部で34匹の稚魚を取り出しました!   稚魚はこんな感じ。 ラピドクロミス・カエルレウスの特徴である 鮮やかな黄色ではなく、透き通った体をしていますね!  おなかに黄色く見えるのは卵黄です。 少し頼りない感じはしますが、 引っ越し先の予備水槽でにょろにょろ泳いでいますよ! これからは、母個体に代わって子育てに励みたいと思います!!  ※母個体も元気に予備水槽で泳いでいますので、ご安心くださいね。   ツイート

卵を産みに来る前に
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卵を産みに来る前に

当館敷地内にある岐阜市産カスミサンショウウオの 域外保全区域(ほったらかし飼育場)   詳しくは https://aquatotto.com/blog-diary/2012/04/post674.html  に生えるカツラもすっかり葉っぱを落として、 いよいよ冬らしくなってきました。     ごらんのような、荒れっぷりが逆にすがすがしいと巷で評判です。 産卵用の水場にもいい感じに泥やら色々な堆積物が溜まっていて、 環境的には実に良い感じです。   でも、卵や幼生をまったく観察できない状況では困りますので、 思い切って掃除を行いました。     こんな風にタモ網でどんどん堆積物をすくっていきます。   すると… もうオスが水場に入っていました!   いやー、この調子だと来年も順調に繁殖してくれることでしょう。 泥がなくなったことで、 戸惑いオロオロと水底を徘徊し続けるオスたちを見て見ぬふりして、 「よしず(鳥対策)」をかぶせて作業終了! たくさんのメスが産卵に来ることを、オスも私も期待しています。   ツイート       

クワ食わねぇかぁ
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クワ食わねぇかぁ

当館のアルダブラゾウガメには、牧草(イネ科・マメ科)や小松菜を与えています。 たまにリンゴやクズ葉(葛)などを与えることもあります。 この献立に最近新メニューがくわわりました。 何がくわわったかと言うとくわがくわわったんです。   クワ(桑)が。   クワは栄養面も優れているとのことですし、嗜好性も高そうです。 ずいぶん前から餌として利用するために植えていて、 最近ようやく葉を収穫できるまでに成長しました。 立派に育ちました!場所は水族館搬入口横のちょっとした花壇です。 クワはカルガモがいる水槽にも植えていますが、 展示水槽の植栽をブチブチちぎるわけにもいきません。   また、河川敷にもたくさん生えていますが、ひっこ抜いて持ってくるわけにもいきませんので、 駐車場に生えていた若木を植えかえました。   本当はもっと早く収穫できるはずだったんです。 しかし、雑草と間違えて根元から刈られてしまうという、忌まわしいハプニングなどもあって、 収穫まで大変時間がかかってしまいました。   では早速与えてみましょう! <夕方の風景> おっ、もう完全に寝モードですね。 こうなると獣舎につれてかえるのも一苦労です。 いよいよクワの真価が問われるときがやってきました。 見向きもされなかったらどうしよう…。 心配無用でした。嗜好性抜群。 まぁ、まだ収穫できる量はおやつ程度ですが、 餌料が多様になることは喜ばしいですね。新鮮だし。   ちなみに、クワを植えてる場所の反対側はカスミサンショウウオの屋外池です。 ドクダミ畑…。もう、刈っても刈っても生えてきます…。 だれか食べへんかな…。          ツイート

サンショウウオ日記~凹~
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サンショウウオ日記~凹~

先日、毎年恒例ハクバサンショウウオの繁殖池造成のお手伝いに行ってきました。  行った日が例年よりちょっと遅かったこともあり、今年は雪がすっかりとけていました。   【どんなことやってるかは過去記事で】 https://aquatotto.com/blog-diary/2010/06/post494.html https://aquatotto.com/blog-diary/2010/06/post495.html   今年も土を掘り進めつつ、道路上に産み落とされた卵嚢を回収します。 発生がすすんだ卵嚢もありますね。 回収した卵嚢は掘り進めた池に戻します。 ちなみに、産卵しているのはハクバサンショウウオだけではなくて、 ここでは、他にも クロサンショウウオやヤマアカアガエル、アズマヒキガエルが産卵しています。   これはアズマヒキガエルの卵紐。水たまりから溢れるほど産卵していました。 ん?ちょっと視線を横に向けると、 あー!死んでる! カエル合戦の際に溺死してしまったんでしょうか。 ここも道路の横のほんの小さな水たまりです。 死んでしまった個体の体は、 これから生まれるたくさんのオタマジャクシを育む大切な餌となることでしょう。 なんと言うかとても厳かな気分で水族館へ戻ってきたのでした。   さて。タイトルのとおりヘコんだことというのは、 このことではなくて、当館のハクバサンショウウオのことです。 なんと、 産卵しました!!! 7年越しです。ようやくです。私は本当にうれしかった。 ただ、なんとなく、初めて観察したときから未受精卵くさいなと思っていたんです。 結果はやはりダメ。 野外だったら道路上でも受精しているのに…orz   あっそれから、ちょっと前に書いたブチサンショウウオ! 2対目は未受精卵でした…orz 1匹だけ育っていた幼生、順調だったのですが、事故で死なせてしまいました…orz   思うようにはいかないものです。 凹んでます。      ツイート

貝の中に
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貝の中に

みなさんこんにちは。 春の訪れとともに、生きものたちの活動も活発になっていますね。 サンショウウオやカナヘビ、カエルの産卵のお話が続いていますが、 もちろん魚たちも産卵シーズンを迎えています。   春に産卵する魚の中で、今回は「カワヒガイ」をご紹介したいと思います。 このカワヒガイ、春になるとオスは婚姻色が出て色づく様子から 岐阜の方では「サクラバエ」などと呼ばれています。   繁殖期を迎えた雄の吻先を見て下さい。 白い模様のようなものが。 これは追星と呼ばれる、コイ科のオスに見られる二次性徴です。     一方で雌はというと。    シリビレの辺りから、白い糸のようなものが。 これは産卵管と呼ばれるものです。 そう、ヒガイの仲間は、ヌマガイやタガイ、イシガイなどの淡水にすむ二枚貝の中に 卵を産みつけるのです。    そこで水族館では、二枚貝の殻を用いてカワヒガイの繁殖を行っています。 殻を輪ゴムでとめて、すき間を作るためにシリコンチューブを挟みます。 出来たものがこちら。         どうせならと貝の入水管や出水管風にチューブを付けてみました。 アサリみたい・・・。 イシガイやヌマガイなどこんな風に管を伸ばすことはないです。   で、結果はといいますと。  貝を開けると、真珠のような丸い卵が。   この卵、同じ貝に卵を産むタナゴの受精卵などと比べると、かなり大きいのです。 正確に言いますと、大きくなるのです。   ヒガイは貝の入水管に産卵管を差し込み、卵を産みつけます。 タナゴでは貝の出水管に産卵管を差し込んで、卵を産みつけるため、 貝の鰓の中に卵は差し込まれるのですが、ヒガイの卵は鰓の外に落ちてしまいます。 そのため、産みつけられた卵は吸水をして大きくなり、 貝が開いても落とされないように変化するのです。       左がシロヒレタビラの受精卵、右が吸水して大きくなったヒガイの受精卵。 もう一枚。     どうですか、かなり大きいことが分かりますね。 イクラ位の大きさですかね。 ヒガイの受精卵は、1~2週間ほどで孵化をして泳ぎ出します。 タナゴの場合は、孵化後に分化が進み、体が出来てきますが、 ヒガイの場合は体が出来あがったあとで孵化します。       ヒガイも二枚貝がないと子孫を残すことが出来ません。 水族館では貝殻を使っていますが、自然の中ではそうはいきません。 現状では、淡水性二枚貝は減少の一途をたどっています。 春のヒガイたちを見たら、そんなことも思い出して頂ければと思います。      ツイート

繁殖賞いただきました。
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繁殖賞いただきました。

展示終了したコガタブチサンショウウオの幼生ですけれども、近況をご報告。 全個体無事、変態完了しております! そんでもって、日本動物園水族館協会から繁殖賞をいただきました。 (まぁ、これは昨年の繁殖成功に対してですが) 2年連続、マグレじゃなかったということで。 よかったよかった。   さて、幼生の育成2回目の今年。 昨年はなんとか失敗せず育て上げなければということで、 飼育槽のフタをちょっと開けるのも禁止にしていました。 今年は繁殖個体数もかなり増えたことで、適当に気を楽にして飼育に臨めました。   そこで、昨年できなかったことを今年はやるために、自分の中でファウルの線引きをしなおしました。 まさに、気分は陵南の魚住です。 解禁したことの一つが、毎日フタを開けての観察&写真撮影なのですが、 観察をつづける中で、非常に興味深かったことが、「共食い」でした。   今までことあるごとに、 「コガタブチサンショウウオの幼生はエサを食べなくても変態できるんだゼ」 と口すっぱく言ってきた私。 「食べないんじゃねぇのかよ!」と思ったアナタ!フフフ、早とちりはいけませんよ。 私はただ一言も「エサを食べない」とは申しておりません。 言葉のマジックに惑わされてはいけないのです!喝!   でも、今回観察できた「共食い」は、かなり異常な一例と思われますので、 カスミサンショウウオやクロサンショウウオのように自然下で普通にみられる行動ではないと思います。 ご説明いたしますと、まずこれが食べた方の幼生。あいかわらずキュートです。 次が、食べられた幼生。 発生がうまく進まなかった奇形で、体も他の正常な個体と比較してとても小さい個体でした。 それで、ある日観察のため飼育ケースのフタを開けて見ると…。 バクーッ!! いやん、くわえてるやん!!   結局、フタを開けた影響からか、最後まで飲み込まず吐き出してしまいました。 昨年、ミジンコのような小さい生物が胃内から見られたという発表を聞いたこともあり、 口に入る大きさのエサがあれば食べるんだろうなぁと思っていました。 でも、異常な例とはいえ、まさか共食いがみられるとはと驚いた次第です。 そもそも摂餌行動自体初めて目にしたので、非常にテンションがあがりました。   さて。   繁殖賞を目的に今まで取り組んできたわけではないですが、 今回の受賞を一つの励みにして、これからも飼育下繁殖と展示に取り組んでいきます。 そんでもって間違いなく、まだまだ興味深い行動が見れるはず! その時は、皆さんにもマメにお伝えいたしますので、応援おねがいいたします。    ツイート    

イロイロたまご
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イロイロたまご

  春が過ぎて、梅雨を迎える季節になりましたね。   春は多くの日本の淡水魚が産卵をする季節、 水族館でも多くの魚が産卵期を迎え、卵を産みました。   この3~5月は、そりゃ~もう~、卵や稚魚の世話に追われる日々でした。 ようやく一息ついたこの時期に当館でうまれた魚の卵の一部をご紹介。 今回はタナゴの仲間に絞りました。 タナゴは二枚貝の中に卵を産み付けるので、 卵を見る機会はなかなか少ないのではないでしょうか。   まずは、アブラボテ こんな魚です。     その卵は・・・。受精後5時間経った写真です。       次は、ニッポンバラタナゴ     その卵は・・・。受精後1日の写真です。       次は、スイゲンゼニタナゴ      その卵は・・・。受精後5時間経ったものです。       次は、イチモンジタナゴ     その卵は・・・。受精後5時間経ったものです。 他のタナゴの卵と比べると長細いのが特徴ですね。       最後は、韓国のタナゴ、チョウセンアブラボテ      その卵は・・・。受精後5時間経ったものです。 これまた他のタナゴの卵と比べると特徴的ですね。       タナゴも種類によって卵の形、イロイロなんです。     ツイート    

ほったらかしの実力
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ほったらかしの実力

当館が長らく関わっている岐阜市のカスミサンショウウオ保全活動。 個体数を増やすことを最初の目標として、死亡率の高い卵・幼生を飼育下におき、 変態直前まで育てた後放流する、という活動を継続してきました。 結果として、産卵数の増加と、今まで確認できていなかった若い世代の繁殖参加が 見られ、一定の成果がでてきました。   でも、繁殖場所は駐車場の側溝で、根本的な問題が解決されたわけではありません。 そこで、生息域外保全も並行して行っています。 当館でも屋内水槽内で一定数を飼育していますが、飼育できる個体数にも限界があります。 (飼育スペースや、管理に携われる時間などいろいろ) そこで、当館と岐阜大学では敷地の一部を利用し、 粗放的な飼育(ある意味、ほったらかし)に取り組んでいます。 (岐阜大学の施設はこちらを参照 http://www1.gifu-u.ac.jp/~zoology/contents/hcc/hcc3.html)   当館では、ゴミを集積しておく建物横の、少し植栽が植わってあるこじんまりとした場所で取り組んでいます。 こんな所~?と思われるかもしれませんが、数年前、京都大学の敷地内で カスミサンショウウオが繁殖している場所を見学させてもらったことがあり、 その時の経験から「ここでもイケる!」とひそかに考えていました。 それでも、少し心配ではありましたので、約3㎡をベニヤ板で囲って変態後の幼体をはなち、 約一年、飼育予備実験(放置)を行いました。   ごくたまに石などをどかして生存確認していましたが、やはりちょっと心配。   そして、いよいよベニヤ板をとっぱらって、成長具合を確認する時がやってきました。 あぁ、みんな元気にしてますやん! 「カスミー、生きとったんかーワレー!」  と叫ばずにはおられません。 しかも、バックヤードよりも成長が良いじゃないですか。 これでもう自信を持って、スペース拡張工事に取り組めます。 今年の1月、いよいよ着工です。季節は真冬。 雪がこんこんと降りしきる中、鼻水垂らしながらコツコツと塩ビ板で柵を手作りしました。   そして、3月初旬ごろにオスを水場で発見。 まさかの造成初年度にして繁殖成功か?いやがおうにも期待が高まります。 そして運命の3月26日早朝。2対の産卵を確認!やったぞぅ!!   (産卵日はくしくも私が当直の日。真夜中、「これは産むぞ」と判断し、 ビデオカメラをとりにダッシュで事務所に戻り、誰も使っていなかった機能「ナイトショット」をONにして、 さぁ産みたまえ!と録画を始めた途端にバッテリー切れ。私もブチギレ。 という顛末があったことを、こっそりとお伝えしておきます) ちゃんと受精もしています!あぁ、フ化が待ち遠しい。 数日前の様子。石をどけたら2匹がコンニチハ。来年もよろしく頼むよ。   (追記) 今年もアベサンショウウオ・ホクリクサンショウウオは順調に繁殖しております。 今年もGWに「プレミアムバックヤードツアー」を開催します。 私が担当の時は、もちろんこの場所もご案内します。 一緒にこの喜びを分かちあってくれる方、参加求む。   ツイート  

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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