先日、岐阜市産カスミサンショウウオの幼生が、水族館に搬入されました。 その数は約500匹! 岐阜市では、カスミサンショウウオを希少野生動植物種に指定しており、 許可なく、捕まえたり、飼育することは禁止されています。 それというのも、岐阜県で現在確認されているカスミサンショウウオ生息地は、たった2か所しかなく、 そのうちの一つ、岐阜市の生息地は個体数も少なく、繁殖する水場は駐車場の側溝で、 とにかくとっても危機的な状況です。 そこで、アクア・トトぎふでは、数年前から岐阜市・岐阜高等学校自然科学部生物班と一緒に 保護活動に取り組んでいます。 今年度も変態する直前まで飼育し、カエルツボカビ症の検査を行った後に 放流する予定です。 今年は今まで確認されていなかった若い個体も繁殖に参加しており、 保護活動の成果が出てきました。