おもしろ飼育コラム

企画展 第2章はじまるよ~
  • 企画展・特別展示

企画展 第2章はじまるよ~

パンタナールに行ってきた河合です。   7月13日から始まった、パンタナールを紹介する企画展の第1章が終了しました。 第1章では「澄みわたる泉」と題し、南パンタナールの水源地になっている青く透き通ったプラタ川の環境と魚を紹介しました。   多くの方にブラジルにもこんな清流があることを知っていただけたのではないでしょうか。     12月14日からはこちら ※4月12日まで 第2章「残された森」がスタート!   第1章では水中のパンタナールを。 第2章では陸上のパンタナールを。   視点を変え、7月13日から4月12日までの間、2部構成で、パンタナール大湿原という生き物の楽園を紹介します。   12月8日の閉館後に第1章の展示を撤収し、1週間かけて第2章の展示を設営しました。 ではどんな感じで設営していくのでしょうか? 第2章の展示が出来ていく様子を紹介します。   [caption id="attachment_7596" align="alignnone" width="525"] 壁紙張り替え[/caption] [caption id="attachment_7589" align="alignnone" width="525"] 配管作業[/caption] [caption id="attachment_7592" align="alignnone" width="525"] 解説貼り付け[/caption] [caption id="attachment_7595" align="alignnone" width="525"] 水槽のレイアウトと生物の移動[/caption] [caption id="attachment_7594" align="alignnone" width="525"] 照明の調節[/caption] こんな感じで会場が出来上がっていきました。   第2章の見どころは、魚はもちろんインコやカエル、アルマジロ、トカゲなどいろんな生き物を展示。 どれも見ごたえある生き物ばかりでシンプルに楽しいです。   [video width="1720" height="880" mp4="/wp-content/uploads/2019/12/arara2.mp4"][/video]   現地に行ったスタッフのコメントや、フォトコーナー、トト・ラボに展示している思い出話などもあり、見所がいっぱいです。   [caption id="attachment_7599" align="alignnone" width="525"] スタッフのコメント[/caption] [caption id="attachment_7591" align="alignnone" width="525"] トト・ラボの展示コーナー[/caption]   とにかくこの会場に来て、パンタナール大湿原がどんなところか感じてほしいです!!   何度も足を運んで、パンタナールのことを楽しみながら知っていただけたら嬉しいです。 それでは お待ちしています。       Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
パンタナール展の気になる魚 その⑤
  • 企画展・特別展示

パンタナール展の気になる魚 その⑤

いよいよパンタナール展第1章も12月8日で終了! 最後になりますが展示されている魚種で、個人的に好きな魚をピックアップしてみます。   今回は、「プラタ川の小枝と流木」水槽と「石場」水槽にいる魚です。     口は大きく、体は細長い魚・・・パイクシクリッドの仲間です。 現地ではジョアニーニャと呼ばれているようです。 肉食傾向が強い魚で、当館では魚肉の切り身を中心に与えています。     こちらも10周年企画展での調査で、ペルーアマゾンに出向いた時、 アマゾン川流域の至る所で、たくさんのパイクシクリッドたちに出会うことができました。   パイクシクリッドの仲間は94種ほどが確認されているようです。大きなグループですね! 吻先(口の形)が尖っていたり、丸みを帯びたりと、種によっていますが、体色のも微妙に違っているのも特徴的です。 企画展の2種、ペルーアマゾンで捕まえた4種のパイクシクリッド(写真参照)との違いが分かりますか?   是非、見に来てください!   Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
冬の準備中です
  • 企画展・特別展示

冬の準備中です

みなさんこんにちは。   あっという間に冬が訪れてしまい、様々な準備でお忙しい方は多いのではないでしょうか。   夏より始まりました企画展はもうすぐ終了しますが、パンタナール展第2章が12月14日より始まります。     夏の第1章では、すべて魚だけでしたが、 第二弾では大きく変わります!     チラ見せしますと、 アクア・トトでは大変珍しく、 このような鮮やかな羽がある鳥が登場したり   鮮やかな足をした亀がいたり   まんまるになってしまう動物も登場します!   もちろん、パンタナールに生息する魚もたくさん登場しますよ!   あとは、トトラボコーナーも模様替えしますので、企画展ブースを通過した後にはぜひチェックしてくださいね。   では冬の企画展第2章もお楽しみに!     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
パンタナールに行った人の情報⑩
  • 企画展・特別展示

パンタナールに行った人の情報⑩

パンタナールに行った河合です。 10回目の情報です。     どうしても伝えたいことがありまして、今回はこの魚レポリヌスの仲間(現地名ピアーバ)です。 調査したオーリョダグア川のいたる所で、数種のレポリヌスを見ることができました。     水槽で飼育してみると、すごく臆病ですぐに物陰に隠れ、人が見ているとなかなかエサも食べてくれず… 神経質な魚です。 展示が始まってからも水草や石の陰に隠れるため、隠れないようにレイアウトを工夫してもやはりどこかに隠れてしまいます。エサは、配合飼料を与えますがそれほど反応が良いわけでもなく、近くで観察していると警戒してなかなか食べてくれませんでした。   そんな時にふとこれを思い出しました。 それがこの映像です。 [video width="640" height="480" mp4="/wp-content/uploads/2019/11/genchi2.mp4"][/video] 巻貝をもぐもぐと口にくわえている。 そしてこの写真   いたるところに巻貝の貝殻が落ちていることを思い出しました。   ひらめいちゃいました!! 「巻貝だ!」と     ピアーバの展示水槽の隣にある「緑のじゅうたん」と題した水槽。ここにいる水草を食べてしまう巻貝に注目したんです。 いつもは水草のトリミングや掃除をするときに駆除していましたが、もしかしたらこれをレポリヌスに与えたら食べるのではないかと!   そこで駆除した巻貝を投入した映像がこちら [video width="640" height="480" mp4="/wp-content/uploads/2019/11/suisou.mp4"][/video] なっ なんと好反応!!! 今までこんなに積極的にエサを食べることなんてなかった魚が! レポリヌスは、巻貝が好きだったのだと確信しました。 巻貝に対する嗜好性が高かったんですね。     駆除した貝をこんなに積極的に食べてくれるなんて、うれしい限りです。 しかも貝を食べるようになってから、水槽の隅っこにはいるけれど、あまり隠れることなくいつも見える位置にいてくれます。好きなものを食べてメンタルが強くなったのでしょうか?(笑)この個体のメンタルのことはさっぱりわかりませんが...。   飼育するにあたって、生き物が自然の中でどのように暮らしているかを知ることは、とても大切だと改めて感じた瞬間でした。 本や文献だけでなくフィールドでも生き物をよく観察し、あらゆる角度から生き物を知ること、これが大事なんですね。     今回はこれにて   12月14日から第2章が始まります。 第1章は水中をテーマに魚を展示しましたが、第2章は陸上に目を向け、魚類だけでなく哺乳類、鳥類、爬虫類などいろんな生き物を展示する予定です。   第1章と第2章の両方をご覧になればパンタナール大湿原のことがよくわかります。 第1章をまだご覧になっていない方は是非ご来館ください!12月8日までですよ。   それでは     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
パンタナールに行った人の情報⑨
  • 企画展・特別展示

パンタナールに行った人の情報⑨

パンタナールに行った河合です。 9回目の情報です。前回に続き、展示している魚たちの現地の様子です。   まずは 現地名:ジョアニーニャ 訳すと「テントウムシ」という意味らしいです。 どこがテントウムシなのかさっぱりわかりませんが、至る所で見ましたよ。 Crenicichla lepidota   レピドータ(Crenicichla lepidota)とビッタータ(Crenicichla vittata)の2種が生息していました。どちらもジョアニーニャと呼びます。偶然ですが、大きくて色がきれいなレピドータの動画を撮り、帰国してからじっくり映像をチェックするとなんと子育て中でした。   貴重な映像をご覧ください! [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2019/11/Crenicichla_lepidota.mp4"][/video]   現地名:サイア ブランカ 直訳すると「白いスカート」   白いスカートは、なんとなく分からなくもないような気はします。 銀色のボディですが光が当たれば白くも見え、体形も丸く広がる感じがスカートなのかも? 日本ではシルバーダラーという名で、この仲間が販売されています。シルバーダラーとはアメリカの1ドル硬貨のことで、これは体形から容易に想像できます。わかりやすい名前ですね。この魚は現地で調査したメンバーの中で唯一僕が見つけた魚。思い出の魚です。     現地名:ムスン 直訳しても意味は分かりませんが、日本ではタウナギと呼ばれる魚です。   タウナギと聞けば、知っている人もいるのではないでしょうか? この魚は夜行性で、僕は現地の水族館でしか見ていません。   ナイトダイビングをした大島が、たくさんみたと言っていました。昼間は石の下などに隠れているのでしょう。調査区間は規則が厳しいので石をひっくり返すような行為は固く禁止されていて、夜じゃないとみられない貴重な魚です。     現地名:ペイシ カショーホ 直訳すると「犬の魚」 発音の問題ですがペイシェ・カショーロと表記されることもあります。 [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2019/11/Acestrorhynchus_falcatus.mp4"][/video] 犬のような牙を持つ魚という意味です。日本ではカショーロというと別の魚をイメージする人もいるでしょう。国内ではパイクカラシンという名前で流通しています。 これはスクリ川で見ました。プラタ川では確認できなかった種です。     現地名:カラムージョ ド バニャード 直訳すると「水たまりのカタツムリ」   同行した生物学者のホセに聞いたところ、ブラジル全域ではアンプラリアと呼ぶのが一般的みたいです。これはリンゴガイの仲間で、日本ではスクミリンゴガイとかラプラタリンゴガイと呼ばれ、田んぼや用水路にピンク色の卵を産む外来種です。 ブラジルにはネイルカイト(オオクロノスリ)というリンゴガイを食べる鳥がいます。   天敵がいない日本では、リンゴガイがどんどん増えるのですね。     おまけ 水辺で出合った昆虫たちです。 トンボやイトトンボの仲間   バッタの仲間   カメムシの仲間   ドロムシの仲間でしょうか?     次回もお楽しみに!     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
パンタナール展の気になる魚 その④
  • 企画展・特別展示

パンタナール展の気になる魚 その④

現在のパンタナール展は12月8日で終了! 展示されている魚種で個人的に好きな魚を、今月もピックアップしてみます。   今回は、きれいなスクリ川水槽です。 この水槽に魚は1種類だけ。海水魚のカマスのような魚・・・パイクカラシンの仲間です。 現地ではペイシ カショーホ(犬の魚、犬のような牙を持つ魚)と呼ばれているようです。   こちらも10周年企画展の調査でペルーアマゾンに出向いた時、 アマゾン川流域の至る所で、たくさんのパイクカラシンたちに出会うことができました。   どれもまさに犬の牙ですね! パイクカラシンはピラニアに代表されるようなカラシンというグループに入ります。 アゴと歯がよく発達しているため、肉食性であれば犬歯が、草食性傾向が強ければ、噛み砕いてすり潰すような歯がよく発達しています。噛む力もとても強いです。   是非、ご覧ください!     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
パンタナールに行った人の情報⑧
  • 企画展・特別展示

パンタナールに行った人の情報⑧

パンタナールに行った河合です。 8回目の情報です。   今回は企画展会場内で展示している魚たち オーリョダグア川(プラタ川支流)で見た魚たちの様子です。     まずは 現地名:マトグロッソ 直訳すると「深い森」 流通名はサーペ(キャリスタス)と呼ばれる魚で、熱帯魚の定番種です。 水槽の中でもきれいな赤色にはなりましたが、現地ではもっと赤くて驚きました!     現地名:モスィーニャ 直訳すると「お嬢さん」 ゼゼラのような体形の魚で、ちょこまかと良く動いていて、かわいらしい魚でした。 水槽の中で見ても泳ぎがかわいいので、じっくり見てくださいね。 映像は流れに耐えている様子です。 [video width="640" height="480" mp4="/wp-content/uploads/2019/10/characidium.mp4"][/video]       現地名:カスクード 現地ではコクリオドンとも呼びます。 現地ではプレコの仲間のことをカスクードと呼んでいます。おそらく体が硬いナマズのことを、そのように呼ぶのではないかと思います。 細めの木や流木があれば見つけることができ、口の吸盤で木にくっついています。 展示している個体は小さいですが、木の枝をよく探すと見つかります。 この魚は、たまにペットショップでアカプレコという名で売られています。     現地名:ピラーニャ カタリーナ 現地ではピラーニャや、カタリーナとも呼びます。 ずばりピラニアです。 ピラニアがいる川なんて大丈夫ですか?と質問されますが、襲われることなんてありません。 夜になると、草や枝の陰から出てくるそうですが、昼間は隠れていてほとんど見つけられません。じっくり探さないと出会えなかったです。 水槽を見ていただければ、どんな感じで生息していたのかイメージできますよ。     現地名:カスクード アロンガード アロンガードは直訳すると「細長い」 つまり細長くて硬いナマズの仲間ということなのでしょう。 日本ではファロウェラと呼ばれ、マニア向けの魚です。 現在、展示している魚の中では、みなさんじっくり探して、「わ~っいたいた」と声が上がる、とても人気の種類のように感じます。どこにいるのかじっくり見ないとわからないので、よく探してくださいね。 例えていうなら、枝にそっくりなナナフシを探すような感じでしょうか。   今回はここまでにします。 引っ張るつもりもないのですが、また次回もお楽しみに!   Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
驚きの赤さ!
  • 企画展・特別展示

驚きの赤さ!

みなさん、こんにちは。   7月より始まりました企画展も、終了まで残り1か月ちょっとになりました。     企画展では、実際にパンタナールで様々な種類の魚を発見した環境を再現し、展示していますので、水槽一つ一つにテーマを設けています。 そのテーマごとに違った種類の魚を展示しているのですが、実は1種類だけ2つの水槽に展示している魚がいます。     それがこちらの真っ赤な魚 「マトグロッソ」です!     なぜ2つの水槽に展示しているのかといいますと、水槽のテーマにあります。 水草が生い茂った場所で発見したこと。   小枝などがたまっているところでも発見したこと。 とても色が派手で綺麗なのですが、飼育展示して初めて、同じ種類の魚なのに違う点がでてきました。     それがこちらで、 水草で明るめの水槽のマトグロッソ。   小枝がたまっている、少し暗めな水槽のマトグロッソ。     体の色が全然違うのです。 水草水槽の方は、驚きの赤さです!   アップにして比べてみると こんなにも違います。     オスとメスの違いではないようです。また、同じ餌を与えているので餌の違いでもありません。 この2つの水槽の水質や照明の明るさなど飼育環境が違うので、その影響が大きいことが考えられますが、それでも同じ種類の魚で、ここまではっきり変わってしまうとは驚きです!   ちなみに、どのくらいの時間で色が変わるのかと試してみたところ、個体を入れ替えると半日もしないうちに、他の個体と見分けがつかなくなるので、更に驚きです!   残りの期間内に、もう少しこの種について調べてみますので、結果が得られたら報告したいと思います。 ぜひ、この2つの水槽にいるマトグロッソを、見比べてみてくださいね。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
パンタナールに行った人の情報⑦
  • 企画展・特別展示

パンタナールに行った人の情報⑦

パンタナールに行った河合です。 7回目の情報です。 前回の続きで、展示できなかった魚や生き物の紹介です。   パロドン(Parodon nasus) 現地名はドゥーロドゥーロ   何匹かの群れで泳いでいることが多く、流れが速いところもスイスイ泳ぎ、石についたコケをしょっちゅうモシャモシャしていました。 体側中央にある黒いラインが特徴的で、ムチムチしたこの体型も愛嬌たっぷりでした。展示したかった魚です。映像もあります。 [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2019/10/parodon_nasus.mp4"][/video]     レポレルス(Leporellus vittatus) 現地名はわかりませんが… レポリヌスに似ていますが口の形が少し違います。 体形は、どことなくウグイやズナガニゴイに似ていて、こんなストライプのウグイが日本にいたら、人気が出そうなのにな~って思いました。水深が浅い砂地や砂礫の場所で見かけました。     ホーリー(Hoplias malabaricus) 現地名はトライーラ このホーリーの仲間は、熱帯魚ファンなら知っている人気のある魚だと思います。 写真のこの位置からほぼ動くことなく、毎日同じ場所にいました。たまに人に驚きどこかに行ってしまいますが、しばらくすると同じ位置に戻ってきて、これまたかわいらしい魚でした。     ざっくりとですが カラシンの仲間(Steindachnerina brevipinna) 現地名はサグァイロ 歯がないカラシンの仲間です。コイ科の魚みたいだなという記憶はありますが、正直語るほどの記憶は…。     シクラソマ(Cichlasoma dimerus) 現地名はカラ この魚もすごく地味ですが、どこにでもいたわけでなく、水際の木の根が茂るような場所に隠れていて、じっと待っていると出てくる魚でした。       そのほかにも、小枝のような細長い魚ファロウェラの卵     テナガエビの仲間や     サワガニの仲間 日本の川と同じように石の下に隠れていました。       企画展では映像だけでの紹介でしたが オオカワウソや、キイロアナコンダにも出会いました。     次回は展示している生き物の写真紹介をします。 トンボもたくさんいたので、虫も少し紹介しようかな?     ~追伸~ 企画展のモニター映像も、2か所変更したので是非ご覧ください! 内容はこちら 1)なぜこんなに澄んだ水なのか 2)キイロアナコンダに遭遇 です。 是非会場でお楽しみください。   ではまた     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
パンタナール展の気になる魚 その③
  • 企画展・特別展示

パンタナール展の気になる魚 その③

パンタナール展、ご覧になられましたでしょうか? 展示されている魚種で個人的に好きな魚を、またまたピックアップしてみます。   今回はプラタ川の砂地で、調査したスタッフが目にした「かわいい小さな魚たち」の水槽。   この水槽は以前、ロリカリアを紹介した水槽です。 水底でじっとしているロリカリアと対照的に、すばしっこく泳ぐ少し丸っこい魚がいます---アスティアナックスの仲間です 現地ではランバリと呼ばれています。   こちらも開館10周年企画展での調査で、ペルーアマゾンに出向いた時、アマゾン川流域の至る所で、たくさんのアスティアナックスたちに出会うことができました。 このグループは160種ほどが確認されているようです。大きなグループですね! 体高のある丸っぽいカラシンですが、常設展示のミロソマやメチニスなどのパクーの仲間と比べて、このグループは体が少し小さめで、全長10~15㎝程です。今回、展示することができたパンタナール産のアスティアナックスも渋いですね・・・   是非、ご覧ください!   Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
11ページ(全33ページ)

本日の開館時間

9:30-17:00

最終入館 16:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

年間パスポート
のご案内