そんなに老け顔かな〜? ジッサ、ババサ(オイカワの別名) 川で魚捕りしたことのある方なら、きっとこの魚も捕まえたことがあると思います。 そぉ、オイカワです。 繁殖期以外は地味な魚ですが、 川底の藻を喰む時には、メタリックのボディーがキラリと光ります。 さて、そのオイカワ。 オスは繁殖期になると、追星と呼ばれる白いつぶつぶが見られます。 この追星が「しみ」を連想させることから、 「ジッサ」や「ババサ」という地方名がついたという説があります。 そんなに老け顔ですか?いえいえ、そんなことありませんよね。 オイカワの別名は、その他にも 「オイダジジ(揖斐郡池田町)」、「ババカイ(多治見市他)」、 「ヘイシロイ(郡上市美並町)」、「シラハエ(高山市)」、 「チョロバエ(郡上市)」、「ニガバエ(関市)」などなど、 岐阜県魚類方言集(※)によると42にものぼります。 それだけオイカワは、地域に馴染みの深い魚、という証ではないでしょうか。 みな様もぜひ、追星のあるオイカワが「ジッサ」や「ババサ」に見えるのか、 観察をしてみて下さいね。 ※金古弘之:わたしのまわりの魚たち(岐阜県魚類方言集), 1984. Tweet