みなさまこんにちは。 GW期間中はたいへん多くのお客様にご来館いただき、館内はもちろん企画展会場もとてもにぎわっていました。 連休中は忙しかったですが、企画展担当としては嬉しい気持ちで作業をしていました。 前回の飼育コラムでは企画展会場に入ってすぐの生き物を紹介しましたね。 今回は、出口に近いこちらのエリアの見どころをお話しします。 まずは大きな展示窓をのぞいてみましょう。中には江戸川区自然動物園さまからお借りしているアナホリフクロウがいます。 写真を撮ろうとしたタイミングで驚かしてしまったのか、いつもいる場所から下に降りてしまいました。 いつもはこんな感じです。 なにやら赤いにょきっとしたものの上にとまっていますね。これはアリ塚をイメージして作ったレイアウトなのですが、実際に南米で当館スタッフが見た光景から着想を得たものです。 アナホリフクロウは南北アメリカ大陸に広く分布している種ですが、野生の個体を実際に見たことが無いので、これはとても参考になりました。 擬態の企画展を計画しているときにどうしても展示したかった生き物のひとつがこのアナホリフクロウでした。わかりやすい擬態は葉っぱや石や危険ないきものなどに似ていることだと思いますが、アナホリフクロウの場合は「音」を使った擬態になります。 アナホリフクロウは危険を感じると、猛毒を持つガラガラヘビの威嚇音に似た鳴き声を出すことが知られています。今回はガラガラヘビとアナホリフクロウの出す音も聞くことができますので、見るだけでなく聞くそっくりもお楽しみください。 その他にも、においで擬態するこんな生き物たちも展示しています。 そっくりないきもの展では関連イベントとして、6月15日に様々な生き物の声を真似る「動物ものまね芸」でおなじみの五代目江戸家猫八さんに来ていただけることになりました。 こちらも企画展担当としてぜひ実現したかったものになります。 子供のころにテレビで見て面白いなぁ~と思った動物の鳴きまねをする落語家さん。いまでは五代目へとその技術が引き継がれています。 事前予約にはなりますが、子供たちに楽しんでもらいたいと思い、保護者と一緒に参加の中学生以下は参加費を無料にしています。 参加者には千社札のプレゼントと、あわせて手ぬぐい・サインの抽選会も開催します! みなさまのご参加をお待ちしています。 <詳しくはこちら>江戸家猫八講演会『本物そっくり?!なきまねライブ・みんなも一緒に鳴いてみよう』