おもしろ飼育コラム

広報なつめの【サケマス展レポート・Ⅰ】
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広報なつめの【サケマス展レポート・Ⅰ】

みなさんこんにちは。 先日ブログで紹介しました、新たな企画展 「親子で体感! サケ・マス展」   早速、サケマス展の会場の様子をレポートしちゃいましょう!   22日(火) まずはこちらから!!   『卵になってみよう』   お?1人のお子様が楽しんでいるようです。     卵カプセルの中から、かわいいお顔がこんにちは!   このコーナーでは自分が卵になったつもりで、 卵カプセルの中に入ってみます。   サケの卵はこんな風に、 川の上流の湧き水のある砂利の中に埋められています。 ふ化後、泳げるようになるまで、 このまま砂利の中で過ごします。   「卵になった気分はどうですかー?」   また、ここでは生まれた川の匂いも覚えます。 この「匂い」が、後の体験で重要なヒントに…。   実は、それぞれの川の水の匂いは、 その流域の土壌や植生によって異なるといわれています。 この匂いを産まれてから海へ下るまでの間に覚え込み、 再びこの川へ帰ってくるための手がかりとしています。  ※回遊のメカニズムについては諸説あり、今だはっきりとは分かっていません。   みなさん、企画展ブースに来たら まずは卵になってみてくださいね♪ ちなみに、今回の企画展オリジナルグッズとして、 サケの発眼卵をイメージして作った 「世界初!オリジナル発眼卵スーパーボール」 企画展コーナーのガチャガチャにて、1回200円で販売   卵になった記念におひとつ、いかがですか??   さて、次はどんなことが体験できるでしょう? お楽しみに~。 それでは、また!    ツイート     

ようやく・・・
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ようやく・・・

「親子で体感!サケマス展」がはじまって、はや2週間・・・。 事前告知のために もっと早くブログを書かなければならなかったのですが、 気づけばこんなに日が経っていました。 と、いうことで、慌ててペンをとった次第でございます。   さてさて、もう10月に突入し、 例年ならば、 「もうすっかり秋ですね」とか 「朝晩冷え込むようになりましたね」とか 会話になるはずなのですが、   ・・・・・・暑いですよね(汗) そんな秋らしくない今日この頃、秋らしい水槽をひとつ。       (山々は色づきぃ~はじめぇ~ 川の中ではぁ~山女がぁ~恋の色ぅ~♪)と口ずさみながら、 秋の渓流をイメージして、レイアウトしてみました。 見れば見るほど、おセンチな気分になってしまうでしょう???? これが、そう「親子で体感!サケマス展」の1st.水槽です。   そして、ドーン!!!!!!!   と、タイトルコール。   なにやら、楽しげな感じですね。   そして、ドドーン!!!!!!!!!   と、会場の様子。 なにやら、ホントに楽しげですね。   実は、今回の特別企画展では、サケの一生の様子、 つまりサケが川で生まれて、海で大きくなり、 再び川へ戻ってくるまでを 見て、触れて、感じて、考えて… 親子で一緒に遊びながら、学んじゃおう!! っという企画なのです。 では、次回からは、もう少し詳しく見ていくことにいたしましょう。     これから、どしどしアップしていきますので、楽しみにしてくださいね。 (しかし、開催期間は、2カ月・・・急がねば!!)   ツイート   

不思議な水ゾクッ館~展示生物紹介③~
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不思議な水ゾクッ館~展示生物紹介③~

  こんにちは!   今回、登場する展示生物は「アオジタトカゲ」です!       アオジタトカゲの仲間は インドネシア東部~オーストラリアにかけて分布している 雑食性のトカゲです。 名前の通り「青い舌」を持っています。   今回の企画展では 岐阜県のご当地妖怪「ツチノコ」にちなんで紹介しております! 「ツチノコって妖怪?」 と思う方々もたくさんいらっしゃると思いますし、 どちらかというと「未確認動物(UMA)」 としてのイメージが強いと思います。   そこで妖怪の本(大人になって読むとこれが意外に面白い)を読んでみると、 「猛毒を持つ槌蛇(つちへび)」といった形で 様々な紹介がされておりました。   私が小学生だった 1980年代半ば~1990年代前半にかけては、 夏休みになると朝や昼間のワイドショーに加え、 ゴールデンタイムでも怪奇番組特集がよく放映されており、 その中でも時々「未確認生物特集」という形で 「雪男の足跡」や「河童のミイラ」といったコーナーがあり、 もちろん「ツチノコ目撃談」も紹介されていました。   ツチノコについては様々な伝説があり、 ●未確認動物 説 ●ヤマカガシやマムシといった蛇が 獲物を飲み込んで腹が膨れている状況を見間違えた 説 などがあります。   また、いくつかの番組の中では 「アオジタトカゲ誤認説」を取り上げていました。 写真の通り、見た目がツチノコの特徴とそっくりなので、 ペットとして飼育されていた個体が逃げ出して、 偶然発見して誤認したという説です。   今はもう無くなってしまいましたが、 1980年代半ばに家の近くにある某有名デパートの 屋上にあった総合ペットショップで、 この「アオジタトカゲ」が売られているの見たことがあります。 上の文章でも少し書きましたが、 日本各地で目撃情報があるのは当然だったのかもしれません。 全てが当てはまるとは言えませんが…。   「アオジタトカゲ誤認説」に関連して、 いつも私が皆様にお願いをしている事があります。 それは 「一度飼育した生物は最後まで責任を持って飼育すること」 です。 何らかの事情で飼育している生き物を手放す場合は 「責任を持って次の飼い主を捜すこと」です。 これが生き物を飼育する上での必要最低限のマナーです。 これ以上、全国各地で 「アオジタトカゲ誤認説」が出ないことを祈っています!   企画展「不思議な水ゾクッ館~妖怪たちに出会える夏~」は 9月24日まで開催しておりますので、 みんなアクア・トトぎふに遊びに来て下さいね! ツイート        

不思議な水ゾクッ館~展示生物紹介②~
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不思議な水ゾクッ館~展示生物紹介②~

こんにちは! 少し期間が空いてしまいましたが、 不思議な水ゾクッ館の展示生物を紹介したいと思います!   みなさんは「妖怪 土蜘蛛」ってご存知ですか? 日本の怪談に登場する、巨大なクモの妖怪です。   そこで、 この「妖怪 土蜘蛛」をイメージして展示しているのがこちら↓ チリアン・コモンというタランチュラの仲間で、 別名を「ローズヘアータランチュラ」といいます。 主にチリからアルゼンチンにかけて分布しています。    タランチュラの仲間は毒を持っていますが、 このチリアン・コモンは、比較的毒が弱いとされています。   びっくりするかもしれませんが、実はこのタランチュラは 2006年11月のマンスリー水槽「ハロウィン」で登場した 同一個体なのです。 今現在は2013年9月前半… トトに来てから7年目に突入しております!   「クモなのにそんなに長生きするの?」 と思う方たくさんいらっしゃると思いますが、 タランチュラの仲間は比較的寿命が長く、 種類にもよりますがオスは5年くらい、 メスは数10年も生きる個体がいます。   圧倒的にメスが長生きします。 当館のタランチュラはメス(♀)です!   さらにアクア・トトに来てからは 大きさがほとんど変わっていないので、 推定ですが10年以上生きていると思います。 日本に生息しているジョロウグモの仲間の寿命は約1年なので、 それと比較すると寿命が長いのも不思議ですが、 もっと不思議なことが突然やって来る「絶食」です。   チリアン・コモン(ローズヘアータランチュラ)の 生息している場所は気温が高く、 とても乾燥している厳しい環境です。 そういった環境に生息しているので、 長期の絶食や乾燥に耐えられるように適応していると思われます。  絶食すると1~3ヶ月は食べません。   容器に水を入れてありますが、 飲んでいるかどうかも分かりません。 この絶食が年に数回突然やってきます。 しかもお腹はパンパンな上に、見た目も健康体ですし、 特に弱っている気配もありません。 いつ餌を食べ始めるか全く分かりませんので、 最初の内はとても戸惑いました。   今でも絶食が終わった後に 餌を食べ始める様子を見ると、安心します。    余談ではありますが、個人的には 水族館でのタランチュラ長期飼育記録レコードを目指しています!   夏休みも終わってしまいましたが、 皆さんアクア・トトぎふに遊びに来て下さいね!        ツイート

ホネ展まもなく終了です!
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ホネ展まもなく終了です!

みなさんこんにちは。 もう、7月になりましたね。   ということは…   そうです!現在好評開催中のホネ展が7/8(月)で終了してしまうんです。       大迫力!のピラルクー頭部や…。     特徴的なカエルのホネなど…。   まだ、ご覧になっていない方、お急ぎください! 普段見ることがない、“ホネになった”生き物たち。 約30点もの骨格標本を一挙に見られる機会はなかなかありませんよ。   オリジナルグッズも限定販売ですので、お見逃しなく♪ ●オリジナルポストカード 1枚 105円 (ショップフィッシュタンクにて販売中)   それでは、また!       ツイート

新人広報なつめ 「ホネ展」取材日記 Vol.3
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新人広報なつめ 「ホネ展」取材日記 Vol.3

みなさんこんにちは。 現在開催中の特別展「骨の水族館」、みなさん興味深くご覧いただいております。   そして、よく耳にする会話が 「これってほんもの~?」     というわけで、今回は標本作製の舞台裏をレポートしてきました!   4月某日 午後 事務所別室に、なにやら人影が…。     「何してるんですか~??」   … こ、これは!!   こちらのお二人はウロコを一枚ずつはがしている様子。   はたまた、手前の2人は脊椎を一つずつばらしています。   そして、こちらのスタッフは頭の部分を解剖中…。   そうなんです、こちら知る人ぞ知る「ホネ部」の活動中でした。 当館スタッフと、 水族館ボランティアさん(※)の有志で活動している「ホネ部」では、 残念ながら水族館で死んでしまった生き物の骨を標本にし、 館内で使うハンズオンのツールや、展示に使用しています。  ※アクア・トト ぎふではボランティアさんの募集もしています。 気になった方はこちらをご覧ください。   ということで、今回の骨展で展示している標本はもちろんすべて本物で、 多くの標本は、こうやって当館スタッフによって作られたものなんです!     背骨なんかをよーく見てみると、一個ずつばらしてつなげた形跡が…。   うう、集中力のない私からしたらなんと気が遠くなる作業なんでしょう。。   というわけで、本物のホネ!をずらりと展示していますので ぜひお越しの際は、細かい部分までじっくり見てみると面白いですよ!   それでは、また!     ツイート

またまた骨展紹介
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またまた骨展紹介

こんにちは。   またまた骨展のご紹介です。もうご覧になりましたか?   いや、骨の展示っていいですよね~。 餌がいらない。掃除もいらない。脱走したりけんかしたり死んだりしない。 なんて手がかからないんだろう!!   特別展の担当になると、生き物の維持に非常に気を使うんですよ。 普段飼育してない生物を入れることも多いので、 状態が安定するまで気が抜けないんです。 朝出社して「・・・死んでないよね?」と様子を見に行く毎日。   でも骨ならそんな心配ナッシング。いいぞ骨。ブラボー骨。     さてさて、今回ご紹介するのはこちら。 ちょっと奥まったスペースになっているので、気づかない方も多いんですが、 「骨ってなに?」コーナー。 骨の成分や役割など、骨について学べるスペースです。   ここで写真右下にご注目。   骨の現物が壁に取り付けてあります。 これ本物です。触っていいです。触り放題です。 何の骨かというと、シカの大腿骨(太ももの骨)です。     なんで水族館でシカ?と思われるかも知れませんが。   この展示を企画するとき、せっかくの骨の展示だし、 何か触れるものを用意したいなあ、と思ったのです。 でも魚やヘビの骨は大変繊細で、 タッチング用に提供するとあっという間に壊れてしまうのが目に見えている。   ので、水族館にはいないんですが、 丈夫で手に入りやすいニホンジカの骨をここに使っているのです。  ニホンジカも、岐阜にすむ仲間の一員ですしね!   で、このシカ骨、展示位置の関係上人の骨を置いているように見えるので、 もしかしたら気持ち悪がられるかなあ、と思ったのですが、 「あれ、これ人の骨??」 と言いながら触りに行くお客様が多く、意外と人骨への抵抗ってないんだ? とびっくり。     人骨ではありませんが、シカの骨も、なかなか触る機会ってありませんから、 おいでの際はぜひ、これに触ってみてくださいね。   ツイート

新人広報なつめ 「ホネ展」取材日記 Vol.2
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新人広報なつめ 「ホネ展」取材日記 Vol.2

みなさんこんにちは。 春休み、アクア・トト ぎふにはたくさんのお子様が遊びに来てくださいました。   館内を巡回していると、ホネ展の一角に、子どもが群がるコーナーが…! 早速、取材をしてきました!   4月某日   ここが、子どもたちが群がっていたコーナーですね。 むむ?青い壁の裏側に、なにかあるようです! あれはなんでしょう??   ある男の子が遊んでいました。 上の骨の写真と、下の生き物の写真をみて、正しい組み合わせで押すと…     「ピンポーン!!」 ベルが鳴って、正解のランプがつきます!   そう、こちらは「骨クイズ」のコーナー。 生き物の姿と骨の姿の組み合わせを考えるクイズなんです。 もちろん、こちらのクイズもスタッフお手製!   ホネ展には、楽しみながら学べちゃう、そんなコーナーもあるんですね~。   こちらのコーナー、土日祝はお子様で賑わっていますので、 皆さん順番で楽しんでくださいね。   それでは、また!        ツイート

サンショウウオ日記~2013、春~
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サンショウウオ日記~2013、春~

突然ですが、昨年、以下のブログ記事にて紹介した ブチサンショウウオとヒダサンショウウオの件。   実はうまくいきませんでした。 ブチの卵は未受精、ヒダにいたっては産卵すらせず…です。 某芸人さんの口真似で調子にのって、 ちゃーっと走り書きしたような記事に対する罰に違いありません。   でも、約一年間の後悔と反省の結果、今年はちょっと成果がでました。   ブチは今年も産卵し、受精しております。今のところ1個の胚しか成長していません。 相変わらずの受精率の低さに頭を痛めておりますが、 今私がやるべきことは、 この1つの新しい命の健やかな成長のために、持てる力をフルに発揮することです。 具体的に何をしているかというと、 「ちゃんと育ちますよ~に」と祈ってます。全力で。   2対産卵が見られ、後から産んだほうはまだ受精しているか分かりません。 そちらにも期待しています。   ヒダの方は昨年同様、卵を持っているのは見えるのですが、ここから先に進みません…。 流水性小型サンショウウオの飼育下繁殖例はあまりないのですが、 ヒダだけは京都市動物園と日本サンショウウオセンターの2つの施設で繁殖例があります。 そんなこともあり、割と簡単に考えていましたが、何か足りないようです。色々試行錯誤中。   コガタブチサンショウウオはそろそろ産む頃。 現在、飼育場所の一部を暗幕で覆っています。 (この暗幕は「夜行性動物展」で使用したものを再利用してます。 しかも大量にあったので、今年は贅沢なことですが二重にしています。 こういうささやかな配慮ができるかどうかが、成否のカギとなるのです。 切るのが面倒だったという説もあります。)   この中には小さい繁殖槽があり、横の飼育槽(トロブネ)とパイプでつなげてあります。 簡単な図にするとこんなの。   繁殖槽には水をちょびちょび注水することにより、 連結パイプから飼育槽に水がしみだしてきます。 コガタブチの繁殖場所である地下伏流水をこれで再現しています。   こうしないと産まないわけではないですが、 安定的に繁殖に成功しているので効果はあると思います。 今、繁殖行動を記録するべくビデオ撮影に取り組んでいるので(昨年は失敗)、 うまく撮れればご紹介したいと思います。   というわけで、 今年もなんともたとえようのない緊張感とソワソワした気分で春を過ごしています。  お後がよろしいようで。    ツイート

ここが面白い「骨展」 ヘビの骨
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ここが面白い「骨展」 ヘビの骨

どうも、骨担当のエントです。    今月15日からはじまりました特別企画展「骨の水族館」はもうご覧になられましたか?  いやあ、骨をメインに展示するのは初めてだったので、 お客様がどう思われるのか、最初はどっきどきでした。    私はこんなに骨を愛しているけれど、一般には骨って怖いイメージがあるし、 もしかして気持ち悪がられたりする?? 子供が泣いちゃったらどうしよう?! なんて心配で、しばらく展示ブースの裏に潜んで、皆さんの反応をこっそり観察しておりました。    でも、 「うわあ、すごーい!」 「何これ骨?面白い!」 等という声がたくさん聞こえてきて、ほっと一安心です。 水槽の裏でひとり、にやにやする私。   さて、「骨展」は、前の「渓流展」とは違って生きているものがいないため、 リアルタイムの情報っていうのはないんですが、 見どころと言うか、ここ見たって!!!な点をいくつか紹介したいな、と思っています。   まずこれ。 ジオラマ展示。   骨になった生き物が生きていた時、どんなところにいたか、 その生息地を再現した水槽に展示してあります。   脊椎動物である魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類から1種類ずつピックアップして、 5つのジオラマが作られています。     中でも注目度が高いのが、このヘビ骨です。 これを見てお客様がよく言われること其の一。 「ヘビって骨あったんだ?!」   あります!!!ヘビ、骨あります! こう、ぐにゃぐにゃしてるので骨がなさそうなイメージがあるのでしょうね。 でも、立派な頭骨と脊椎、肋骨があります。あ、骨盤はありません。   見てください。この精密でシンプル、かつ美しい造形を。 一流の芸術家が作ったオブジェのようです。   さて、ここで問題です。 Q1:どこまでが胴体で、どこからがしっぽでしょう? Q2:胴体としっぽを見分けるポイントは何?   答えは展示解説の中にあります。気になる人は見に来てね!     ジオラマ展示の骨には、矢印をいくつかつけてあります。 これ、ここ見てほしい!というポイントで、下に解説がついています。読めば 「へー!」 と感心すること疑いなしなので、ぜひチェックしてみてください。    ツイート

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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