こんにちは。 カヤネズミの展示槽をリニューアルしました! リニューアルに向けて、去年の末から少しずつ準備をしてきました。 カヤネズミは、日本最小のネズミで、おもに河川敷や休耕田などの草地に生息しています。 ほとんどの時間を草の上で生活し、イネ科の植物を使って地上から高さ1mほどのところに巣を作ります。草の上を移動する時には長い尾を植物に巻きつけてバランスをとることもあります。 しかし、これまでの展示水槽は高さがなく、背の高い植物を入れられなかったこともあり、これらの行動を見ることができませんでした。 そこで、カヤネズミの本来の暮らしぶりがわかるような展示水槽を目指し、完成したのがこちら! 1m以上の高さのある展示水槽に、本物のイネ科植物のオギとチガヤを入れて、生息環境に似せたレイアウトにしました。 リニューアルの前夜、カヤネズミがどんな行動を見せてくれるかワクワクしながら、新しい棲み家となる展示水槽に20頭を収容しました。しばらく観察していると、尾を巻きつけて植物に登る姿を見ることができました。 さらに翌朝には、巣を作ろうとしている痕跡を発見! さらにその翌日には巣が半分くらいできあがっていました。 今後も巣が増えたり、四季に応じて植物の色あいが変化したりすると思います。 ぜひ、何度も観ていただき、変化を楽しんでもらえたら嬉しいです。 Tweet