当館も加盟している(社)日本動物園水族館協会では、 種の保存を目的とし、種保存委員会を設置しています。 そこで、各園館が飼育している生物の中から、対象となる希少種を選定し、 「種の保存」のため、さまざまな取り組みを行っています。 今回紹介するホクリクサンショウウオもこの対象種のうちの一つです。 ※ちなみに上記の対象種でサンショウウオ科では、ハクバサンショウウオもそうです。 対象種となるということは、すなわち、絶滅の危機に瀕しているということ。 環境省のレッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されています。 また、石川県羽咋市では、指定天然記念物に指定されており、保護されています。 保護池も作られており、2年前に訪れたことがあるので、その時の写真をご紹介します。 羽咋市といえば、ホクリクサンショウウオ!と思っていたのですが、UFOでもかなり有名なのだそうです。スゴ! こんな風に繁殖池が整備されています。 時期的に卵のうも観察できるかなーと思っていましたが、ガサガサするわけにもいきません。 上から探していたら、ありました!ありましたよ!1対だけ! 見事なコイル状の卵のうです。(ちなみに、例によって例のごとく、発見者は私ではありません・・・) すぐに夕暮れになったので、観察できたのは1対だけでした。 さて、展示しているホクリクサンショウウオは、いしかわ動物園様より譲っていただきました。 どうもありがとうございました! 当館では今後も継続して飼育に取り組む予定です。 いずれこの写真のようなクルクルした卵のうを、皆さんにお見せできればと思います。